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8. 男性護衛官が来た

ブックマーク登録ありがとうございます。今回ちょっと短いです


追記:検索したところ同ジャンルに同じタイトルがありましたので、タイトルを変更しました。

   旧タイトル「男女比のおかしな世界」


前回のあらすじ

心配した先生は男性護衛官を呼んだ

さっきまで先生と二人きりの地獄なのか天国なのかわからないような空間で耐えきった僕はもう疲弊していて、さっさと家に帰りたい気分だった。でも先生に呼び止められて、校門で待っているところだ。先生はというと何やら電話しているみたいだった。


どうやらここは現実世界かと思ったら、似て非なる別世界だった。僕もラノベで異世界転生の類を読んだことあるけど、普通女の子を救って、死んでしまって神様に異世界に行ってみたいな感じだと思ってたのに、ぬるっと別世界に来てしまった。それもそのままの自分で。本当に異世界に来ることがあるんだなと驚きを超えて、もう冷静になっている。


先生も言っていたけど、女性の人口の割合が男性に比べて大きく、それによって男女の貞操観念が全く異なった世界に来てしまった。きっとそのせいもあって先生から猛烈なアプローチを受けたのだろう。困惑したけど先生みたいな女性がたくさんいると思うと、ちょっと一人でここから家に帰るのはこわい。女性の男性への依存が異常であるから、変な人に絡まれたら監禁とかされてしまうんじゃないか。そんなことも考えてしまった。


先生の電話が終わって、

「何の電話していたんですか?」


「男性護衛官を呼びました。これから単独行動されるとゆうきくんに何があるか分かりませんので…」

このあと男性護衛の人が来てくれるらしい。先生は僕のことを心配して連絡してくれたみたいだった。


待つこと30分、1台の車が学校に到着した。中かはらスーツを着た女性が出てきて、丁寧に挨拶をされた。


「黒川祐樹様、本日護衛をさせていただく鈴木香奈(かな)です。よろしくお願いします」

「黒川祐樹です。鈴木さん、こちらこそよろしくお願いします」

僕も頭を下げて、挨拶をする。鈴木さんはもまた美人で、この世界もしかしたら女性は美人さんしかいないのかなって思ってしまった。


鈴木さんはずっと黙って僕のことを見ている。どうしたんだろう、そう思っていると先生が僕の目の前に立った。


「あの護衛官さん、あんまりゆうきくんのことをそんなに見ないでくれます?」


鈴木さんは先生のことを少し睨んだ後、僕のほうを見て


「一旦祐樹様は一度車に入っていただいてもよろしいですか?少しそこの(ひと)とお話しますので、中で待っていてください」

僕は車で待つ。何やら先生と鈴木さんは僕に背を向けるようにして話している。

良かったらまた読んでください。


次回は明日、投稿します

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