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5.可愛い子助けました

私は近くに木の棒(結構重い…)を持ちMyHoneyの手を掴んでいる浪士の足を殴った


「っ‼︎⁉︎いってーーー‼︎⁉︎」


ふはははは‼︎どうよ!泣く子ももっと喚く弁慶の泣き所の痛さは‼︎


掴んでいた手を離した隙にMyHoneyを自分の後ろに隠した


「よくまぁ、家の店前で下品なことしてくれるね…。売り上げ下がるじゃねーか」


「この(あま)…‼︎」


浪士が刀を抜き私に斬りかかってくる。それを何とか阻止した私は溝に一発打ち込んだ


「ぐはっ……‼︎⁉︎」


いつの間にか野次馬が集まっており拍手喝采がおこった


一人は脚を抑え、もう一人は腹を抑えながら蹲っている


「おい…」


「くっ……」


「おーい」


「…っ…」


「…返事がない。ただの屍のようだ」



それにしても前世で武道してて良かったよ〜こんな時だけ爺ちゃんに感謝だな…


なんて呑気なことを考えながら地面に転がっている浪士を突っついて遊んでいた


「何を騒いでる‼︎」


その時だった。野次馬の中に見覚えのある服を着た青年が二人現れた


1人は優男風のイケメンさん、もう1人はクール系のイケメンさんだ



「おー、お兄さんら役人さん?だったらこいつら連れてってよ」


棒で突っつきながら青いダンダラ模様の羽織を纏う青年達を呼んだ


…青いダンダラ模様の羽織…?


…うん。どっかで見たことある

いや、でも違う…よね?


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