14.みたらし団子詰め合わせはつまらなくない
「あ、でもお店が終わってからでいいかな?今はお昼時でお客さんも沢山だし…」
「あ、そっか…」
「だから、場所を教えt「行ってきてもいいよ椿」兄さん…?」
私の言葉を遮ってきたのは兄さんだった
「でも、兄さん。お店が…」
「店のことは大丈夫だよ、それよりはい、コレ。つまらないものだけど手土産で持って行きな」
渡されたのはみたらし団子詰め合わせ←
コレ全然つまらなくないよ、お店の看板商品だよ←
中にはみたらし団子20本入りで半分には餡子がのっている。それがみたらし団子詰め合わせだ
コレは限定商品で1日に10個しか売らない
そんな限定商品を兄さんはすごくいい笑顔で私に手渡した
「母さんにも許可取ってあるから行ってきなよ、ね?」
「…そこまで言うなら…わかった、ありがとう兄さん。姫路さん、家の許可がおりたから今から行けるよ」
「本当‼︎?やった‼︎それじゃあ早く行こう!斎藤さん!平助君‼︎」
姫路ちゃんは素早くお金を払うと私の腕を掴んで歩き出した
後ろからは斎藤さんと平助君?さん?がついて来る
「あ、ちょっと待って!」
「?どうしたの兄さん」
「そこのお兄さん等に用があるんだ。椿達は外で待っててくれる?」
「別にいいけど…行こっか、姫路さん!」
取り敢えず兄さんの言う通りに私は姫路さんを連れて表に出た




