表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

140/178

140、珍味

「なんなのよ、この見た目そのままみたいな山〇はんの鮎なみのゴミカスヘドロ味は!? いったいどんな原材料使ったらここまでの超クソテイストが出せるわけ!? オェッ!」


 私はむせこみながらも考えつく限りの悪態を吐いた。


「あ、ラベルに原材料が記載されていますよ、お嬢様。何々、『サルミアッキ少々、キビヤック一かけら、シュールストレミング一さじ、ホンオフェ一つまみ……』」


「なんで世界三大珍味なんか使ってんのよ!? 飲めるかこんな激マズ飲料!」


「ああ、お嬢様! 要らないからって壁に向かって投げつけるのだけはお止めください!」


 私が振り上げた右腕をすんでのところで横からアロエが掴んだため、事なきを得た。


「でも実際のところどうです? 少しは口の中に入ったんでしょう? 味以外で何か変わったところはないですか?」


「そ、そうね……」


 しかめっ面をしながらも、私は飲む前に比べて心なしか身体が楽になったのを否定できなかった。あれほど辛かった眠気と倦怠感が嘘のように薄れ、モ●エナをがぶ飲みした時みたいに頭の芯が冴え渡っている。滋養強壮作用だかカフェイン作用だかなんだか知らんけど、明らかに全身に活力がみなぎりつつあった。


「言われてみれば、なんか心なしかギンギンになってきた気がするわ! もうそろそろマックスまでピンコ勃ちよ! ファイヤー!」


『ドコガピンコ勃チ!?』 


「お願いですから発言にご注意ください、お嬢様! でも、やはりちゃんと効いておられるようで安心しました。さあ、残りもググッと飲んじゃってください!」


 急にアロエが今すぐ死ねと同列なことを私に強要してきたので、更に嘔気がこみあげてきた。


「えええええええーっ!? もうぜーっ対に嫌よ! あんたちょっと一口でも飲んでみなさいよ! こんなもん一気するくらいなら腐った死体の●●●でも念入りにしゃぶる方がまだマシよ!」


 私は放送禁止用語を発して駄々っ子のようにごねた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ