表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

112/164

112、閃光の王国

「さーってと、いよいよここからは折り返しだが、次なる王国は『閃光の王国』、そしてそこを治める姫様は『光の姫』。噂じゃすげえ強敵っぽいぞ。なんでも全てを瞬時に切り裂く光線魔法の使い手らしく、スピードも素晴らしく速いらしい。こいつは厄介だな、お姫様」


「そう悲観的にならなくてもいいわ、悪魔さん。いくら凄い実力者でも、作戦を実行する能力に欠ける者には注意を払う必要はないそうよ」


「そうか、人間ってのも色々だな。さて、どうする?」


「フフ、私にいい考えがあるわ。この『閃光の王国』は一旦私に任せてもらえないかしら?」

お姫様は不敵に微笑みを浮かべました。


・ ・ ・


「な……なぜこのような破廉恥極まりないお下劣な物がくんずほぐれつしているのでございましょおおおおお゛お゛お゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛っほっおっ!」


 興奮のあまりつい地が出たのか、ルーランのメスガキ野郎が良いオホ声で叫ぶ。これはいわゆるゴリオホ声というやつか?


「さて、よくわかりませんが、これがCEOの言っていた『敵』とやらでしょうか?」


 アロエが首を傾げながら答える。確かにこんな不気味な生物が自然にコロニー内に自生しているとは思えない。


「だ……だとしたら最低最悪な趣味だわあのオヤジギャグ好き腐れCEOは……」


 未だに流涎したままの私は嫌悪感を隠さずにつぶやく。もうちょっとセンシティブじゃない系のモンスターはいなかったのか?


『子宮孔はパスタ一本やっと通る程度だから子宮姦はファンタジーっていうのは本当なのハドラー?』『子宮脱でぐぐるのは絶対ダメだぞ皆!重ねて言うけど本当にやっちゃダメよ!』『そういえば至急ファックスしてくださいと子宮ファックしてくださいってよく似てるよね?』『ていうかテイレシアスってTSの元祖だったのね……今度からテイレシアスちゃんって呼ぶわ!』


 相変わらずコメントたちも皆興奮状態だった。てかお前ら私自身のレース結果にまったく興味ないだろ!うがああああああああああああああああ!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ