人類滅亡のカウントダウン~カレーは地球を救う~※ボツ稿
こういう感じでいこうとしていました。
宇宙では地球の存亡をかけたバトルが繰り広げられていた。
巨大ロボと巨大怪人が隕石を互いに押し合い、言い争いをしている。
「地球がもたん時が来ているのだ。それが何故分からん、ヒロシ」
「お前ほどの男がカレーに絶望するなんて」
「ハヤシライスは世界の主食になるはずだった」
「・・・エゴだよ。それは・・・ハヤシライス仮面・・・いや、林しゃん・・・しゃん、シャン、シャアっ!」
「地球の温暖化の責はカレーにあるのだ。だから私ことハヤシライス仮面が巨大隕石を落とし、暑い夏を寒冷化させてやろうというのだ」
「そんな事をしたら人類は・・・地球は滅びてしまうっ!かつて、共に戦った林しゃんは、そんなヤツではなかったぞ」
「ふん、なんとでもいえ。一瞬、私はカレーに期待していた。だが、それは気の迷い、間違いだったのだ。私は私の正義を全うするまでだ」
「やらせないっ!」
「地球に住む全人類が、ハヤシライスを主食にしなかったばかりに、増長したカレーが、カレーを呼び、食べる、食べる、その連鎖で地球はヒートアイランドになってしまった!」
「温暖化をカレーのせいにするな!」
「カレーは、地球に住む人々の足枷になっているのだ!私ハヤシライス仮面が地球を浄化しようというのだ。それが分からんのかっ、ヒロシっ!」
「なんでもかんでもカレーのせいにするのはやめろ!林・・・シャアっ!」
「もうじき、大気圏へと突入する。ヒロシお前の頑張りを無駄になるのだ」
「ν巨神ロボ華麗COOKの力は伊達じゃないっ!」
「なんだとっ!」
隕石の周りに光が集まり、大きく破裂した。
ヒロシと華麗COOKによって、地球は救われたかのようにみえた。
だが・・・。
半分に割れた隕石が地球へと落下しはじめる。
バンっ!
地球滅亡まであとわずか。
太郎と一郎の狩衣兄弟は空を見上げる。
燃える隕石が空を真っ赤に染めあげた。
「兄者」
「弟よ」
「どうすればいいんだ」
「・・・とりあえず」
「カレーを食おう」
「そうしよう」
二人は部屋へ戻り三皿目のカレーを食らった。
人々はなす術なく、地球最後の日を待つばかり・・・かに思えた。
なろう系ざまぁ令嬢清楚リアンは、身支度を整え外へ出た。
その姿はフリルのドレスに弩弓を片手に軽々と持っている。
軽々と山を越え谷を越え空を飛び越え、富士山の頂へと辿り着いた。
そしてみんなに訴えかける。
(みんなざまぁ系改め魔法少女のリアンだぉ。お願い、今からすぐにカレーを食べてみそ。カレーエネルギーでアタシが隕石を砕いてみせるお)
テレパスで訴えかけた後、深呼吸すると、
「どうかオラに力を分けてくれっ!」
「ギザ、カワユス、リアンたん。了」
「かしこまりでござる」
「あとで天使の微笑みキボンヌ」
「なんだか分からないけど、やってる」
「そうだ。やってみる価値はあるっ!」
「あるかも~」
世界中のみんながカレーを食らいはじめる。
リアンの真なる矢にカレーの力が集まってくる。
ぎゅゅゅゅっと、弓の絃を引っ張る。
「・・・カレーには夢も希望もあるっ!届けっ、世界中のみんなの願いっ!」
やがて矢が黄金色に光輝き、リアンは矢を空へと放った。
「ジャストフィット、フィィィィィィィィット!」
実況中継をしていた横沢の叫びとともに、矢は隕石に命中する。
隕石は四散しバラバラとなって地球落下には至らなかった。
こうして、華麗なるカレーShockによる危機回避によって世界は救われたのだった。
まあ、企画投稿の方が無難ですよね。




