予想外
「「「「えぇ…?!」」」」
「B階級じゃないと冒険として街から出られないの…???」
「そんなぁ…せっかくの楽しみなのに…」
「ちなみに琉兎さん…私たちの階級
何かわかりますか…?」
「E…ってそういや昇格試験やってないじゃん!?」
「あ!そっか!」
「階級…昇格試験…メモメモ」
「ミュラなにしてんの?」
「いやだってこの世界のことなんにも
知らないから…」
「あそっか、全知全能じゃない神って不便だね…」「まあねぇ…」
「…じゃあしばらくはヘルタに留まることに
なってしまうのか…」
「てかもたもたしてないで、早く昇格試験
行こうよ琉兎!多分余裕だよ!」
というわけで、
〜ヘルタ城裏 森ー
「待って暗!!!無理!!」
「え、琉兎って暗いの無理なの…?」
「え、意外です。」
「ねぇ何その目!」
「で?この試験の条件は?」
「3時間を以内にオーク3体らしい」
「余裕で草生えそう」
さすが日本人、草とか使いこなしてやがる…
でも12歳だろ?12年前に草なんて言葉
あったか?
「ミュラさん、わからないことあったら
なんでも聞いてね。」
「わ、わかった!」
「じゃあ、15分目標で」
「おっけい」「わかりました!」
「それじゃあ!いくぞ!」
14分後
「こいつが最後!バフお願い!」
「わかりました!」
「私は正面から行く!」
パシャ
「はぁぁぁぁ…!」
ドカァァン
「やった!倒した!」
「いやぁ楽勝だったね。」
「ですね!」
「どうぞ。こちらが、Dランクの証です」
「これでやっとDかぁ…」
「体感あんまり時間経ってないのに、
討伐の時間早すぎで不正疑われて誤解解くのに
めっちゃ時間経ってる…」
「とりあえず家に帰ろう」
強いって大変だな…けど、最近
ヘルタで力比べの大会があるとかなんとな
それも出てみたいな。
#17




