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好きな子にプレゼントを渡してみた

今俺はとても幸せな時を過ごしていると言っても過言ではないだろう。

好きな子と二人きりでティータイム……正に勝ち組だ。

……まあ、そんな調子に乗っていると足元を掬われるのでこれ以上は考えないようにしよう。



「セシリアが淹れた紅茶美味いよ」



普段紅茶を飲まない俺でも分かる。

セシリアが淹れる紅茶は美味しいということがだ。

ケーキとも相性がいいし、飲んでいると心が落ち着く。



「まだまだソフィアさんが淹れる紅茶には敵わないですけど……そう言ってもらえると嬉しいですね」



ケーキを食べながら俺に向かってはにかむセシリア。その仕種がとてもかわいいと思ってしまう俺はいろいろやばいんだろうな。


「ふぅ……こんなにのんびり誰かと一緒に過ごす休日は久しぶりな気がします」



「ははは……俺も最近バタバタしてたからなぁ。すごい癒されるよ」



セシリアとゆっくり会話をしながらのティータイムはこの半月で溜め込んだ疲れやストレスを解消してくれそうだ。

……ところで今日俺って何しに来たんだっけ?



紅茶を一口飲んで考える。ティータイムも良いけど大切なことを忘れている気がしてならない。



テーブルの上にあるケーキと串焼き。

これだけじゃなく、セシリアに渡すものがあったような……?

ポケットに手を突っ込みごそごそと探る。

あ……思い出した。



今日はセシリアにネックレスをプレゼントしてセリアさんの言う誠意を見せに来たんだった。



危ない危ない、このまま呑気にティータイムを楽しんで帰るところだった。

最近誰かと昼を過ごすとしたらトラブル続きだったからな。

久しぶりに心地良い昼を過ごして、つい目的を忘れるところだった。



今なら雰囲気的に渡しても問題ないはずだ。

ここでネックレスを渡して前回やらかしたことの落し前をつけよう。

セリアさんの言うしっかりした態度でな。



しかし、ふと違和感を感じる。

セシリアはともかく、ハピネス以外の使用人と会っていないのはおかしい。

……またのぞき見、盗み聞きされてたりしないよな?




初めて女性にプレゼントを渡すという俺にとってとても重要なイベントだ。

出来れば二人きりで誰にも見られずに渡したい。



ならばまずこの部屋の会話を盗み聞きされてたりしていないかを探らねばならない。

人の位置がわかる……なんて便利な魔法はない。

気配を探るなんて何かの達人めいたことも出来ない。やることは……魔法で五感を強化する。



嗅覚、聴覚を強化して近くに人がいないかを調べる。女性の部屋で嗅覚強化とか……やべ良いにおいする。そんな変態みたいなことを考えつつ探るが……どうやら近くには誰もいないようだ。



しかし、外から聞いたことがある声が聞こえるような……?



「ヨウキさん、どうかしましたか?」



「いや……ちょっと風にあたろうかなと思って」



椅子から立ち上がり、部屋の窓を開ける。

視覚も強化して門の所を見るとそこにはユウガとミカナがいた。

……なんであいつらが屋敷に来てるんだよ。

聴覚を強化しているので会話が聞こえる。

何を話しているんだ?



「ミカナ、屋敷に着いたよ。早くセシリアに会いに行こう」



「ちょっとユウガ! あんたここに来た目的ちゃんと分かっているんでしょうね!?」



「当たり前じゃないか! 僕は……僕達は仲間であるセシリアを見捨ててしまった。セシリアは生きていてくれたけどそれは変わらないことだ。だからセシリアに……叱って貰いに来たんだよね!!」



「違うわよ、この馬鹿!」



ミカナは胸を張って力説するユウガの頭をひっぱたく。

勇者に対して無礼……とかあの二人にはないんだろうな。

それにしても……ユウガの奴は何を言ってるんだ。



「痛いじゃないかミカナ……でも、それは僕のために叱ってくれているんだよね。ありがとう、さすがミカナだね」



頭を叩いた仲間にイケメンスマイルでお礼を言う勇者なんてあいつぐらいだろうな。



「あーもう誰よ、 ユウガに変なこと吹き込んだのは!? 見つけたらただじゃおかないわよ!」


叩かれた頭を摩るユウガに対してミカナは頭を抱えている。

……やべえ、俺のせいだわ。

ユウガは思い込みが激しい所があるから……まさかあの部分だけを取るとはな。あれじゃあマゾに見えてもおかしくないぞ。



「さあ、行こうミカナ。セシリアに……」



「謝罪しにね。叱ってくれるかどうかは僧侶しだいよ。許すかどうかもね……」



脳天気なユウガと神妙な表情のミカナは屋敷に入っていった。

この部屋に来るってことだよな……面倒なことになるな、必ず。



少しの間でいいからセシリアと二人きりになりたい。そして、ネックレスを渡したい。

この部屋にはすぐあの二人が来るので、俺の願いは叶わない。

ならどうするか、簡単な話だ。



「セシリア、頼みがあるんだけど」



俺は窓を閉めて、セシリアの方に振り向く。



「なんですか? 紅茶のお代わりならありますよ?」



確かにそれも是非お願いしたい所だ。

美味し過ぎて全部飲んでしまったからな。

でも、今は呑気にティータイムを楽しんでいる場合ではない。



「いや、違うんだ。悪いんだけど……ちょっと付き合ってくれ!」



俺はセシリアの手を握り、椅子から立たせて部屋を飛び出した。

セシリアが困惑しているのは見なくてもわかるな。

多少強引な行為だというのは分かるが、そこはあとで説明しよう。

これだけ大きい屋敷なのだから、二人きりになれる場所くらいあるだろう。



長い廊下を走りセシリアの部屋から離れていくとまた、聞いたことのある声が聞こえ立ち止まる。



「はぁはぁ……ヨウキさん、いきなり走り出して何処に行こうとしているんですか……? それに屋敷内を走り回るとソフィアさんに怒られますよ」



「いろいろごめんセシリア。でも今は少しここで待っていてくれ」



「え? ちょっと待ってくださいヨウキさん」



セシリアの制止を聞かずに俺は声が聞こえた場所まで走る。

廊下の曲がり角に身を隠し、こっそりのぞき見るとそこにはレイヴンとデュークがいた。

どうやら部屋の中に入ろうかどうか迷っているみたいだが……あの部屋は確かメイドの休憩室だったような。



「いつまでここで突っ立っているんすか? 早く行って渡して来るっすよ」



デュークがイライラしながらレイヴンに催促をしている。

……ああ、ハピネスに買ったプレゼントを渡しに来たのか。

デュークはその付き添いみたいだな。



「……いやしかし、大丈夫だろうか。急にプレゼントなんか渡して変に思われたりしないかな」



「さっきからそればかり言っているっすよ!? 男のくせにうじうじしすぎっす」



「……だが、もし気に入って貰えなかったら俺はどうすればいいんだ? だめだ、帰りたくなってきた」



プレゼントの髪飾りを見つめて悩んでいるみたいだ。せっかく一緒に買いに行ったんだから俺としては成功して欲しい。

渡さずに帰るとか絶対に許さない。



「はぁ!? 渡す時に着いて来て欲しいとか自分で言ってきたくせに帰るなんて俺が許すわけないっすよ。今日休みを合わせる為に昨日までお互いに仕事頑張ったじゃないっすか。あの苦労を台なしにする気なんすか!?」



昨日レイヴンの机に溜まっていた書類は今日休みをとるために頑張っていたものだったのか。

……余計な仕事を増やさせたのがすごく申し訳なく感じるな。



「……確かにそうだな。……よし、行くぞ」



覚悟を決めたのか、部屋の扉に手をかけるレイヴンだが……そこで止まる。

よく見ると手が震えているみたいだ。



「あーもう! このままじゃハピネスの昼休みが終わっちゃうっすよー



「……すまん」



デュークがレイヴンの体を揺さぶり嘆いている。

このままどうなるのか成り行きを見たいが、俺にもやらなければならないことがあるからな。

俺は二人に気づかれないようにセシリアの所に戻る。



「あ、ヨウキさん。いきなり待っていてくれなんてどういう……って今度は何処に行くんですかー!?」



「ごめん、こっちじゃなかったんだ」



セシリアに有無を言わさず手を握りしめ、二人きりになれる場所を求め走る。

中庭ならと思い出てみるとそこにも先客がいた。



「シークくん、聞いてください。一昨日に守り神様の所に行ったんです。そしたらですね、守り神様がとても凛々しい姿になっていたんです。いや、もちろん前の姿も凛々しかったんですよ!? ですが、一昨日の守り神様はそれ以上に……シークくん聞いてますか!?」



「……ぐぅぐぅ」



ガイのことを熱弁しているティールちゃんと聞き疲れたのか鼻ちょうちんを作って寝ているシークである。……鼻ちょうちん作っている奴なんて久しぶりに見たな。



「シークくん、起きてください」



いつもの知的なティールちゃんに戻ったようで、シークを揺さぶり眠りの世界から強制帰還させる。



「う〜、ティールちゃんもう僕眠いよ……」



「何を言っているんですか。まだ昼なんですよ? 寝るには早い時間帯です。……ですからもっと守り神様について話をしましょう!」




またスイッチを入れたみたいだ。

どうやらティールちゃんは俺の厨二スイッチより恐ろしいスイッチをお持ちのようだ。



「僕もういいよ〜。ティールちゃんそろそろお仕事に戻らないといけないだろうし〜」



「大丈夫ですよ、私まだ昼休みありますから。……では話しますね。一昨日の守り神様が……」



話の冒頭部分でもうシークは頭をかくかくと動かして寝ようとしている。

ここもダメだな。

二人きりになるどころか、今出ていったら俺やセシリアもガイの話を聞かされることになる。



「ヨウキさん、シークとティールちゃんが……」



「ここじゃない。次だ次!」


「えっ……? せめて挨拶ぐらいは……って今度は何処に行くんですか」



畜生、何処に行けば……客間とかなら人がいないかもしれないな。いや、絶対にいないだろう。

脳内で勝手に思い込み客間に向かう。



客間に着いたのだが、また先客がいるみたいだ。

部屋の中から話し声が聞こえる。

セリアさんとソフィアさんの声みたいだな。

何を話しているんだ?

扉を少し開けてのぞき見る。



「ヨウキさん、ダメですよ盗み聞きなんてしたら……あれ、お母様とソフィアさん?」



「しーっ。あの二人がどんな会話をしているか気になるんだよ。少しだけだからさ」



急いでいる身だが、気になるものは仕方ない。

セシリアも気になるみたいだが、盗み聞きはしないらしい。

さすがセシリア、俺とは違うな。

さて、何の話をしているんだ?



「ソフィア、そういえば娘さんは元気かしら? しばらく顔を見てないから心配になっちゃた」



いきなり驚愕の新事実を知ってしまった。

クレイマンとソフィアさんに子供がいたなんて……。



「はい、間違っても夫のようにはならないように私が教育をしていますので大丈夫です」



「あら、そうなの? ソフィアの旦那さんて面白いじゃない。別に旦那さんに似てもいいんじゃないかしら?」


「余計な所まで夫に似てしまったら困りますので」



無表情で平然と自分の夫に毒を吐くな、ソフィアさんは。

まあ、確かにクレイマンみたいに怠惰な性格になって欲しくないのはわかるけどさ。



「……ところで、先程から何をしているのですかヨウキ様」



ドアの隙間からソフィアさんと目が合う。

やばい、ばれてた。

元Aランク冒険者だってこと忘れてたな。



「逃げよう、ソフィアさんにばれてた」



「だから、覗きはだめだと……逃げても無駄な気がするのですが……って、また走るんですか」



一体何処なら二人きりになれるんだ?

そう思いつつ屋敷内を走り回る。

その度に誰かと遭遇しそうになっては場所探しを繰り返し、気がつけば書斎のような部屋でセシリアと座り込んでいた。



「はぁはぁ……くそ、見つからん」



「ふぅふぅ……ヨウキさん、屋敷内を走り回って何を探しているんですか?」



「何をって……」



セシリアと二人きりになれる部屋なんだが……今二人きりじゃね?

もう大分走り回って疲れたし、セシリアにも付き合わせて悪いことをしてしまった。

埃に塗れている書斎だけど、ここでいいかな。



「セシリア、これ……」



俺はポケットからネックレスが入った箱を取り出し、セシリアに渡す。



「これは……開けてみていいですか?」



「ああ……」



俺が返事をするとセシリアは箱からネックレスを取り出す。



「これは、確か勇者様やミカナさんと会った時に寄ったアクセサリーショップの……」



「覚えてたんだ。あの時買うって言ったのに勇者のおかげで騒動が起きて買えなかったからさ。だから、それセシリアにプレゼント。これが俺なりの前回やったことに対してのけじめ……じゃなくてしっかりした態度というか……」



「……ふふっ」



上手く言いたいことがまとめられず、あたふたしてしまう。

そんな俺を見てセシリアが小さく笑った。



「ヨウキさん、ありがとうございます。ネックレス、大切にしますね」



セシリアはどうやら喜んでくれているみたいだ。

俺は小さくガッツポーズをとる。

……主人公なら告白までいくんだろうなあ。

そんな考えが頭を過ぎった瞬間、書斎の扉が開けられる。

そこにはユウガやミカナ、デュークといったメンバーが何故か全員いた。

……やっぱりこうなるよな。








書斎で発見されて一悶着あったがだいたい落ち着いた。

今は中庭で俺が持ってきた串焼きを食べるという謎の光景が広がっている。



「セシリア、僕は気づいたんだ。自分の罪に。だから僕のことをしかっ」



言いかけたところで、ミカナに頭を叩かれるユウガ。あいつ何も分かってないんじゃないのか。



「ふぅ……まったく馬鹿なんだから! ……さてと」



ユウガを黙らせてミカナはセシリアと向かい合う。

どうやら決着をつけるみたいだな。



「率直に言うわ。……ごめんなさい」



ミカナがセシリアに頭を下げる。

セシリアは最初どうして謝罪されたのかわからなかったみたいだが、何のことか察したようでミカナに言葉をかける。



「ミカナさん、あの時のことなら大丈夫ですよ。私は生きていますから」



「でもアタシは仲間のあんたを……」



「あの時はああする以外方法はなかったですし……何より私は生きていますから。もう、謂れのない罪を背負わなくていいんですよ」



「あ、ありがとう……えっと、セシリア」



ミカナの奴セシリアのこと僧侶って呼んでいたはずなんだが。

まあ、セシリアも気にしていないみたいだし、これでミカナの件は解決だな、良かった。

ホッとしていると服の裾をぐいぐいと引っ張られる。


誰かと思い振り向くと、髪飾りを手に持ったいつもの無表情ではない多少困惑した表情が混じったハピネスがいた。

どうやらレイヴンは無事にプレゼントを渡せたみたいだが……どうしたんだ。



「……これ」



「髪飾りじゃないか。どうしたんだよ、これ」



知っているくせに知らないふり。

悪いことだが、ハピネスがどう答えるか知りたい。



「……貰った」



「誰からだよ」



「……」



俯いて赤面するハピネス。そんなに難しい質問をしたつもりはないんだがな。



「まあ、答えられないならいいさ。せっかく貰ったんだからつけるんだろ?」



「……まあ、うん」



どうしようか迷っているのか?

いや、ただ単に恥ずかしいだけか。

しかし、つけないとなるとレイヴンがかわいそうになるが、無理につけさせる訳にもいかないしな。

どうするか。



「わあ〜ハピネス姉、髪飾り持ってる〜」



串焼き二本を頬張りご機嫌なシークがやってきた。



「僕それ似合うと思うよ〜。つけてみてよ〜」



さすが駄々っ子シークだ。こうなったシークはもう手がつけれない。

ハピネスもそれを感じとったのか、一度周りを見渡して何かを確認してから髪飾りをつけた。

……たぶん、レイヴンが周りにいないかの確認だろうな。



「……どう?」



「似合うよ〜。ずっとつけていたらいいと僕思うな〜」



「だってよハピネス。俺もそれ似合うと思うぞ。良いもの貰ったじゃないか。良かったな」



何も知らないシークに乗っかり、褒める。

まあ、実際似合っているから嘘はついていない。



「……お礼、まだ……しないと!」



ハピネスはどうやら何かお礼をするみたいだな。

良かったな、レイヴン。

さっき、何故か落ち込んでいてデュークに慰められているのを見かけたが……まあ、楽しみがなくなるだろうからこのことは内緒にしておこう。



「ヨウキさん」



「あれ、セシリア。もう話は済んだのか?」



「ヨウキさんですよね? ミカナと勇者様に何か言ったの」



どうやらばれたみたいだな。

まあ、隠していたわけじゃないから別にいいけどさ。



「……俺のせいで関係がぎくしゃくしちまったみたいだったからさ。相談に乗ったり説教したり、いらんこと言ったり」



「そうだったんですか。ミカナのことは助かりました。勇者様は少しおかしなことになっていますが……ミカナが嘆いていましたよ……」



思い込みが激しいユウガが悪いんだ。

だいたい俺はあの時普通に説教をしていただけで、あんなことになるなんて思わなかったし。

特別害もないんだし問題ないだろ。



「ま、良いだろ」



「良くないですよ……勇者様があれでは」



「どうしてもってなったら任せてくれ、良い案を考えるよ」



「それなら構いませんが……それにしても、賑やかですね」



セシリアが周りを見渡して呟く。

賑やかって言えるのか、この状況は?

ただ串焼きを食べて雑談をしているだけだぞ。



「ヨウキさんと会ってから楽しいことや、面白いことばかりですよ。これからもよろしくお願いしますね、ヨウキさん」



「え……あ、うん。よろしく」



今のセシリアの言葉が長年連れそっている夫婦の台詞に聞こえた。



「なーんてな。……本当になれれば良いんだけどさ」



阿呆なことを考えて一人呟く。

昼に来たはずだったのにずいぶんと走り回ったせいか、もう夕方だ。

そろそろ帰らないといけないのかと思うと寂しいがまた会えると考えれば大丈夫だ。



盗み聞きした罰でソフィアさんに軽くお仕置きされた後、セリアさんに合格貰ったし……一応だけど。

それでも合格だからいいのだ。また、この屋敷に訪れてセシリアに会いに来よう。

そんなことを考えながら俺は串焼き最後の一口を食べた。

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