99、⑭空想科学(SF)「ぼくやまえもん」
ぼくやまえもん。
ぼくは23世紀の未来からやって来た超イケメンボイスなんちゃってロボット風のやまえもんだ。
おっと、生クリームどら焼きに目がないことは内緒だぜ。
「やまえもん~」
泣きついてきたのは、どうしようもないクズ野郎のパリピ太郎だ。
「どうしたんだい。パ太郎くん(これは略さないとコイツが腹をたてるからだ)」
「進撃のジャイアニズムがパリィ~する為のショバ代払えって」
「しょうがないな~パ太郎くんは~。はい撲殺ぐーろーぶ」
「犯罪だよ~」
「ちっちゃい事、気にするなよ~。パリィ~でいろいろヤバいことやってるんだろ~」
「やまえもんの旦那~それは言わない約束ですぜ」
バ太郎はそっと袖の下を渡した。
「うっひょーっ!クリドラ(生クリームどら焼き)」
「へっへっ、今後とも何かとよろしくお願いします」
「ん、ああ、よきにはからえ」
パ太郎はぺこぺこ頭をさげながら撲殺ぐろーぶを持っていった。
きっとあいつは部下の誰かにやらせるに違いない・・・ヤツはそういうヤツだ。
きったねぇ、色と欲にまみれた下衆野郎だ。
ぼくやまえもん。
多分、未来からやってきたイケメンボイスロボットのつもりだ。
なんかゴメンナサイ(笑)。




