『お気持ち』 について考える。
『それってあなたの感想ですよね』
某ユーチューバーの煽り(?)を思い出した。 『お気持ち』 というスラングについて調べていたときである。
知らんかったが 『お気持ち』 とは、感情的であることを揶揄することばのようだ。
『感情的なもの』 ではなく 『感情を理論にまで発展させたもの』 に対してよく用いられる印象。
たとえば、マイノリティーを社会的に擁護する意見などに対してだ。
マイノリティーの擁護の正当化は、論理的整合性があったとしても多くの人には理解できない。
理解できないものへの最も安易な対処法は排除である。
論理によって社会性を得ようとしたマイノリティーを、知って理解する前に 『少数派の感情にすぎない』 と旧態依然とした数の論理で頭から否定し、排除しにかかる。
それが 『お気持ち』 という揶揄であるように、私には見える。
真の知が理解と選択であるとするならば 『お気持ち』 と揶揄するほうもまた、結構な 『お気持ち』 なのかもしれない。
念のためにいいますが、上記はデータに基づかない考察なので、もちろん私の感想です!(笑)
ちなみに 『それってあなたの感想ですよね』 には 『あなたって多数派の意見に依るばかりで自分で考えて判断できない可哀想な人なんですね』 と返したらどうかと思っています。
最近は子どもから 『あなたの感想ですよね』 って言われることが多くて、ちょっとウザい。
きのこたけのこ論争は他愛ないことについてお互いの感想をぶつけるからこそ楽しいので……
「定型文使ってドヤってるんじゃない息子よ。ちょっとはひねらんかい」 と言いたくなります。




