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滅びへの詩 -追想録-  作者: 風並将吾
8/12

希望に縋り付く者

私が知らない所で戦争は終わりました

結局私は何も知らないまま

誰かに囚われたまま

すべてが終わってしまったのです


何度も殴られました

何度も蹴られました

何度も怒鳴られました

何度も辱められました


理不尽な怒りだけが私を責めてきました

せめて私はみんなの顔が見たくて

私は逃げ出しました

かつて脱走した鳥籠のお城へ戻る為に


そして私はすべてを知りました

お城のみんなは全員殺されて

中は紅く染められてしまって


私の家族は殺されてしまいました


なんで私だけがこんな想いを

どうして私だけがこんな目に

悲しい想いをしなければならないのは

どうしてなのですか!?


もう私は疲れてしまいました

生きることに絶望してしまいました

家族も殺され

変える場所も失い

生きている意味なんて何もない


せめて後を追いたくて

自分の手で首を絞めようとして

その手を握り締められました


邪魔をするのは誰ですか!?


「君を助けに来たよ」



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