表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【二部完結】VTuberなんだけど百合営業することになった。  作者: kattern@GCN文庫さまより5/20新刊発売
番外編 プリンセスばにら ~L4D2リスナー参加企画~
99/754

第96話 プリンセスばにら その4

【登場人物】


川崎ばにら  DStars3期生 ゲーム配信が得意

青葉ずんだ  DStars特待生 グループ最恐VTuber


KMT    FPSつよつよリスナー ヘラってる

たたたたた  FPSつよつよリスナー 言動が完全におっさん


【シチュエーション】

 川崎ばにらリスナー参加型L4D2企画。


◇ ◇ ◇ ◇


ばにら「来てる来てる! ジョッキーこっち来てるよ!」


たたた「はーい! ばにらさん、そのまま囮お願いしまーす」


ばにら「配信者を囮にすな! こるぁっ!」


たたた「…………(ばにらを追うゾンビを狙撃)」


   「はい、ヘッショ。一丁あがり」


ばにら「…………ヒェ!」



―――――――

コメ欄

―――――――


:ふぁ⁉


:たたたたたのAIM、神すぎない?


:しばらくやってないとかうそやん


:ジョッキーヘッショナイスゥ


:ラーメン屋兼スナイパーとか面白すぎるでしょ


:チャンネル主よりキャラが濃いんじゃ


―――――――



ずんだ「おらよおらよおらよ! ひぎゃあーっ!」


   「ごめんみんなぁ! アラーム鳴らしちゃった!」


KMT「オッケーオッケー! とりあえず火炎瓶撒くから高所に退避!」


   「ばにらちゃん、ここ入る前にガソリン落ちてたよね?」


ばにら「よく覚えてるバニな、KMT!」


KMT「五秒で取ってくっから、三人でゾンビ撃っといて――」



―――――――

コメ欄

―――――――


:こっちもすごい。動きに無駄がない。


:指示が的確なんだよな


:こんな状況把握の上手いプレイヤー、プロでもそういないぞ?


:ぽめしゃと同じでリーダータイプだな


:いや、それ以上かも……


:分かりやすくエペでたとえて?


:限りなくマスターに近いダイヤ


:チームさえよければマスター狙えるレベル


:うわっ! 宣言通り5分で戻って来たよ!


:KMT! KMT!


:もうこればにらの配信じゃなくなってるな


:ばにら、FPS好きだけど、あんまり上手くないもんな……


―――――――



KMT「はーい! ガソリンおかわり入りまーす!」


たたた「おー、ゾンビがよう燃えとるwwwww」


ばにら「ファーッ! たたたたたさんも、KMTさんも上手すぎバニ!」


   「なにやってたらそんなうまくなるバニか?」



たたた「八時間の睡眠とバランスの取れた食事?」



ばにら「ラーメン屋店員がそれ言うバニ!!!!」



KMT「別に、こんなのたいしたことないよ」


   「24時間ぶっ通しでエペやってたら慣れるよ」



ばにら「こっちはこっちで廃ゲーマーな回答してきたバニ!!!!」



   「怖い! このリスナーさんたち怖いバニ!」


たたた「はーい、そんじゃまそこのセーフルームまでダッシュしましょっか」


KMT「ばにらちゃん、ずんださん」


   「ウチとたたたたたがキャリーすっから」


   「遅れずについて来てくださいね」


ばにら「……姫プ。姫プバニよこれ。言い逃れのしようがない姫プ」


   「けど、同性のツヨツヨFPSゲーマーに姫プされても」


   「ちっとも楽しくない……(白目)」


ずんだ「ほら、ぼさっとしないのばにらちゃん!」


   「たたたたたさんと、KMTちゃんが弾幕張ってるうちに」


   「セーフルームに走り込むよ――!」


ばにら「……バニ!」



―――――――

コメ欄

―――――――


:おー、セーフルーム滑り込んだ


:乙乙!


:分かってたけどキル数KMTが一番だな


:ウィッチと特殊ゾンビの討伐は「たたたたた」か


:ウィッチ(即死ゾンビ)の出現パターンも読んでたもんな


:ずんさんも決して悪くないんだけれど


:やだ、このリスナー強すぎ……?


―――――――



ばにら「ぴゃー。やっと休憩できるバニ」


   「このあと、どのくらいステージあるバニ?」


たたた「ここが最初のセーフルームなんで」


   「あと、二・三個じゃないですかね」


KMT「ばにらちゃん、もう体力残ってないじゃん」


   「私の分のファーストエイドあげるから、回復しときなよ」


ばにら「……まじですか」


   「KMTさん、さては天使なのでは?」


KMT「もー、やめてよばにらちゃーん! 照れるじゃーん!」


ばにら「ちょっ! おまっ! こらっ!」


   「フレンドリーファイアないからって、銃で撃つな!」



   「たたたたたも! なにどさくさに紛れて撃っとんじゃ!」



たたた「あ、バレちゃいました?」


ばにら「バレるわ!!!!」


ずんだ(リスナーと随分仲が良いなぁ……)


   (正直、人見知りの花楓だから)


   (リスナー参加企画なんてできないと思ったけれど)



   (なんだかんだでこの娘も成長してるのね)



   (でしゃばる必要なかったかしら)


ばにら「あっ! ずんさん怪我は大丈夫バニか?」


   「ばにらを庇って前に出てくれてたけど……!」


ずんだ「…………」


   「大丈夫! このくらい平気へっちゃらだでな!」


   「それよりKMTちゃんの言う通り、ばにらちゃんが回復しな!」



たたた「おやおや、見せつけてくれるじゃないですか」


   「ずんばにてぇてぇっすなぁw」


KMT「ずんだちゃんダメだよ! ばにらちゃんは皆のものなんだから!」


   「百合営業相手だからって、独り占めしたらいけないんだからね!」



―――――――

コメ欄

―――――――


:ずんばに弄りまで完璧なんよ


:こんなん永世名誉カメコやん


:KMTはメンバーだしガチっぽいよな


:めんどくさい女ムーブが完璧すぎて草


:まじで二人ともヘッドハンティングしちゃいなよ


―――――――



☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆



VTuber同士でも配信の相性のよさってありますよね。

こういう風に実家のような安心感で見てられる相手って貴重なので――本当にDStarsに入ってくれないかなぁ。。。(入るんですけどね)


やはりPEB○T○しか勝た――この三人の絡みがいいなと思った方は、第三部で積極的に触れていくつもりなので、ぜひぜひ評価・応援・フォローなどよろしくお願いいたします!m(__)m

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ