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【二部完結】VTuberなんだけど百合営業することになった。  作者: kattern@GCN文庫さまより5/20新刊発売
番外編 アヒル・ラプソディ ~ママ、どうして……~
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第716話 トマト料理を食べに行こう その9

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【登場人物】

鏡      だいさんじ所属VTuber 社長系VTuber

御旗楯無   だいさんじ所属VTuber DKVTuber

大洗湊斗   だいさんじ所属VTuber 天然ホストVTuber

躑躅館咲   だいさんじ所属VTuber トマトが苦手

御城たてる  だいさんじのお疲れサラリーマン 良心の男性V

麦畑一二三  だいさんじ所属VTuber おかまのエルフ

桃山五両   だいさんじ所属VTuber おきつね遊び人


【シチュエーション】

御旗と御楯、たしかに縦に並ぶと見分けがつかない。

どうしてこんなややっこしいネーミングにしちまったのか。

盾持とかではダメだったのか……!(モロバレ感)

筆者のネーミングセンスのなさに絶望である。


なお、新作はちゃんとそれっぽい名前を考えたので安心してくだせえ。


◇ ◇ ◇ ◇



桃 山「はい! それじゃみなさん料理はできあがりましたね!」


   「それではそろそろ試食タイムとまいりたいッス!」


   「R.I.P.のみなさん、準備ができた方からどうぞ~!」



 鏡 「それでは、先陣を切って私から」


   「私が今回用意させていただきましたのは……こちら!」



   「トマトラーメン! 西紅柿炒鶏蛋シーホンシーチャオジーダン風です!」



御 楯「おぉっ! これはっ! 中華料理店でなぜか提供されているアレ!」


   「トマトと卵をさっと炒めた美味しい奴……!」


一二三「これが中華料理っていうのが信じられないわよね」


   「けど、美味しいから許しちゃう」


桃 山「ただのトマトラーメンではなく工夫も凝らしてきた」


   「スープ少なめにしてトマトと卵の炒め物をメインにしたのは」


   「あんかけそばっぽくていいッスねぇ!」



   「流石は社長! どんな時でも手を抜かない男!」



 鏡 「それではさっそくご試食してください……」



   「TSUTSUJI☆YAKATASAN!!!!」



躑躅館「ちょっと待ってよ。トマトと卵の炒め物じゃんこれ」


   「トマトの原型が残ってる。スープにしてくれたらまだ食えたのに」


   「社長、もしかして僕のこと嫌いだったりします……?」


 鏡 「そんなことはありませんよ」


   「ただ……同い年の割りには頼りがないというか」


   「私にリーダーを任せて、自分は楽ばっかりしているというか」


   「もっと若い子たちの見本になって欲しいというか」


躑躅館「どんどん文句が出てくるじゃん!!!!」


   「ひどいよ! 僕はこれでも、社長のこと好きなのにさ!」


   「この面子の中で、一番大人だと思って頼ってるんだからね!」


 鏡 「だからそういうところだと言っているじゃないですか、躑躅館さん」


   「ほら、冷めないうちに食べてください」


   「貴方のために私はこれを作ったんですから……」


躑躅館「うぅっ、トマトぉ……ッ!(半べそ)」



   「……あれ? これ、意外とイケちゃうかも?」



 鏡 「よしッ!」


御 城「いやいや、これはたしかにウマいですよ社長」


   「火を通したことで、トマトに甘みが出て美味しくなってる」


   「さらに卵と絡ませることで味がマイルドになってますね」


   「塩加減や火加減も最高! これ、俺も普通に好きですわ!」


一二三「こういうさっと一手間でできる料理って大事よね」


   「それでいて、麺のゆで具合やトマトと卵の混ぜ具合に」


   「絶妙な気配りがされているところが鏡くんっぽいわ」


桃 山「美味しい! これ、美味しいッスよ、社長!」



躑躅館「はぁ、トマトの形がおもいっきり残ってるから」


   「もっとトマト臭いかなと思っていたけれど……」


   「意外とイケちゃうもんですねこれ」



   「社長、なんだかんだで、僕のこと考えてくれてるんじゃないですか」


   「もう、びっくりさせないでくださいよ、本当にもう!」


   「流石はだいさんじが誇る名物社長! 一生ついていきますよ!」



 鏡 「躑躅館さん、そういう所ですよ……!」


御 楯「くっくっく、どうやら社長の料理は躑躅館に通じなかったようだな」


大 洗「だが、奴はR.I.Pの中でも最甘!」


   「メンバーに対して温情をかけること神のごとしと言われている」


   「甘ちゃんVTuberだ……!」



 鏡 「あの、私が四天王最弱みたいに言うの、やめてもらえます?」



御 楯「安心するのはまだはやいぜ躑躅館!」


   「お前に、本当のトマト地獄って奴を味合わせてやる!」


大 洗「俺と御旗さんの料理が……躑躅館、お前の舌を○すぜ!」


躑躅館「舌を○すってなに! 普通に食べられる料理を作ってよ!」


   「も~、本当に勘弁してよこいつらってばさ~!」




☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆



躑躅館くんに対して容赦のない二人。

本当に……容赦がない! もう少し仲間を労ってあげて!

どうしてここまで、躑躅館くんを容赦なく弄ることができるんだ!

お前ら本当に仲間なのか……ッ!


仲間の苦悶の表情でご飯が食べられる! それがR.I.P.のメンバー!

これくらい容赦がないほうが番組というのは面白くなるものなのだ……ッ!


さて、御楯くんはともかくとして、大洗さんの料理はすでに決まっている! トマトにモッツァレラチーズを挟んだ奴! うんま~~~~~いと、某ガオンのスタンド使いは言ったが、はたして躑躅館くんも同じようにうなれるのか! 躑躅館くんのリアクションが気になる方は――ぜひぜひ応援コメント・評価・フォローなどよろしくお願いいたします。m(__)m

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