第710話 トマト料理を食べに行こう その3
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【登場人物】
鏡 だいさんじ所属VTuber 社長系VTuber
御旗楯無 だいさんじ所属VTuber DKVTuber
大洗湊斗 だいさんじ所属VTuber 天然ホストVTuber
躑躅館咲 だいさんじ所属VTuber トマトが苦手
清水K介 だいさんじ所属VTuber アラフォー独身おじたん
津田杏 だいさんじ一期生 関西最強女VTuber
志摩ぱるけ 伊勢志摩大好き系VTuber
大草原原シャロン だいさんじマネージャー お嬢様系一般人
【シチュエーション】
清水K介は現役農家! 彼の畑ならなにをやっても構わない!
そんな悪ふざけの延長線上に行われるドッキリ企画!
はたしてR.I.Pメンバーのメンタルは保つのだろうか!
既に躑躅館くんのライフはトマト食べる前からゼロよ!!!!
◇ ◇ ◇ ◇
清 水「それじゃ僕は先生のお相手をしなくちゃいけないので……」
鏡 「あ、言っちゃうんですねそれ……」
御 旗「これはK介さんのツイッターが荒れるぞ……」
大 洗「K介さん! 一旦! 一旦ステイでお願いします!」
「K介さんのためでもありますから!」
躑躅館「ネットでめっちゃ人気のみるく先生を」
「家に連れ込んだとか、絶対こんなの炎上案件でしょ」
「なにやってるんすかK介さん!」
三 人「わざわざ詳しく説明すんなよ!」
「こっちが一生懸命誤魔化してんのにさぁ!」
「そういうところだぞ躑躅館ァッ!」
K 介「あ、ばれちゃいました?」
「なんかね、急に土いじりがしたくなったそうで」
「お前のところで畑作業させろやって」
「押しかけられちゃったんですよ」
「押しかけ女房ならぬ、押しかけVTuberってね!」
三 人「だから! 話をややっこしくすんなって!」
「みるくママのファンに○されてーのか! K介ぇッ!」
英 数「K介くぅん、ちょっといつまでぶらぶらしてるの」
「みるくさんのお相手、僕だけだと大変なんだから」
「って、あら? ウチの若い衆がわらわらと?」
四 人「なんや英数さんも一緒か」
「ほなええか」
【※ 英数さんは、だいさんじ内屈指の良識人で人望が厚いぞ! 彼がいれば間違っても妙なアクシデントなんて起こらないから……R.I.Pのメンバーも安心だぞ! それはそれとしてK介羨ましいぞ、そこを代われ】
K 介「あ、そうだ」
「畑なんだけれど、最近カラスが多くってさ」
「作物荒らすから大変なんだよね……」
鏡 「まあまあまあ、それは農家あるあるですよね」
大 洗「え? 社長って、実家が農家だったりするの?」
「けどたしか大きな会社の跡取りだって……?」
御 旗「大洗さん、アンタが一旦ステイだよ」
「キャラの設定と中身の設定をごっちゃにしないで」
躑躅館「害獣対策はしんどいっすよね」
「狐やオコジョなんかも地味に迷惑でさあ」
「猪くらいだったら食べられるからまだいいんだけど」
大 洗「躑躅館のところが農家ってのは、なんか解釈通りだわ」
御 旗「僕も僕も。すっごく自然に感じたw」
鏡 「分かりますか躑躅館さん」
「農業って辛いですよね……!」
K 介「そうなんだよ辛いんだよ……!」
「ってことでまあ、畑に最近かかしを立てたのよ」
「ちょっとビビるかもしれないけれど」
「害はないから安心してくれ……な?」
四 人(雑なフリだなぁ……)
◇ ◇ ◇ ◇
鏡 「さて……誰がこれ出てくると思います?」
御 旗「畑でしょ? そんなの一人しかいないじゃん?」
「稲は育ててないけど、麦は育ててるんだよってw」
大 洗「あ~! 一二三さんね! あり得る!」
躑躅館「ちょっと勘弁してよぉ~!」
「トマトに一二三さんって、僕の苦手なのばっかりじゃん!」
「こんなのいじめだよ! 絶対に事務所に抗議してやる!」
鏡 「…………あれ?」
「なんかちょっと、見ない感じのかかしが出てきましたよ?」
大 洗「かかしの下で泣いてる女の子がいるぜ!」
御 旗「え⁉ ロリ⁉ 田舎ロリですか⁉」
躑躅館「なにテンション上がってんだクソガキ!」
「って、おいおいおい、これはまさか……!」
ぱるけ「え~ん! え~ん!」
「杏しゃん! どうしてこんなことになっちゃったんだよ~!」
「ひどいよぉ~! 生け贄だなんてぇ~! 野蛮人のすることだよぉ~!」
大草原「泣き止んでくださいまし、ぱるけさま」
「杏さんはその身を呈して、この地の飢餓をお救いになられた」
「自らこのK介さまの畑の守り神になられたのですよ」
杏 「ぐで~ん」
四 人(なるほど、そう来やがったかぁ……ッ!!!!)
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
K介畑の守護神は、だいさんじの守護神。
この手の話題となったら必ず顔を出す女。
津田杏さんなのでした。
ついでに、大草原原さんとぱるけちゃんも集結。
この三人はなんていうか扱っててほんと安定感がありますね。
そして、嫌な予感しかないR.I.Pメンバーなのでした。
守護神にも守りたいものと守りたくないものがある。守りたくないものに回った時、人に神の猛威が降りかかる。だいさんじの荒魂こと津田杏。彼女の庇護ははたしてR.I.P.の連中に届くのか。届かない気がするなぁ、どこかの誰かさんのせいで――なんて思った方は、ぜひぜひ応援コメントなどよろしくお願いいたします。m(__)m




