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【二部完結】VTuberなんだけど百合営業することになった。  作者: kattern@GCN文庫さまより5/20新刊発売
番外編 アヒル・ラプソディ ~ママ、どうして……~
720/754

第699話 横ッスカRadio その6

【宣伝】

「バイト先のネットカフェが、なぜかクラスの美少女たちの溜まり場になった件。」発売中です! 会社帰り・学校帰りにぜひぜひよろしくお願いいたします!m(__)m


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【登場人物】

横須賀らむね DStars4期生 アメリカンネイビーガール

川崎ばにら  DStars3期生 ゲーム配信が得意

種子島かりん DStars4期生 FPSつよつよ陰キャV

青葉ずんだ  DStars特待生 グループ最恐VTuber


【シチュエーション】

ついにDStars運営動く。Bちゃんの機転でらむねの初配信は中断された。

かに思えたのだが――配信サイトはなにもY○uTubeだけではない。

歴戦の個人配信者に隙など微塵もないのだった……!


◇ ◇ ◇ ◇



らむね「いやぁ~危ない危ない!」


   「Bちゃんってば、容赦なくチャンネルを止めにかかりましたネ~!」


   「DStarsも大手事務所だけあって、交渉がお上手デ~ス!」



   「けど、こちらの運営にはどれだけ顔が利きますかねぇ~?」


   「あらためままして……オッハヨーゴジャイマース!!!!」   



―――――――

コメント

―――――――


:ここまで予想して、Mild○mに垢作ってたのか


:Twi○chにもアカウントあるのいま確認した


:用意周到すぎるだろ


:これ想定して動いていたのかよ……!


:賢い通り越してもう狡猾だろこんなのさぁ……!


:これが横須賀らむねクオリティ! それでこそMAKI!


:配信慣れしてるってレベルじゃねえぞ!


:ぶっちゃけ、大丈夫なのこれ?


:↑やばいかもしんない


:↑せっかく大手事務所に入ったんだから、大人しくしようよ


:↑このままじゃ、運営に目をつけられちゃうよ?


:↑なにがそこまでらむねちゃんをさせるのか……?


―――――――



らむね「ん~~~~? どうやらみなさん不服のご様子ですネ~?」


   「まあ、たしかにたしかにSAYINGわかります!」


   「こんなことしてたら、運営さんに嫌われちゃいますね」



   「BADB○Y! BADGI○L! ダメダメデ~ス!」



   「けどね、私は配信者の未来を見ています」


   「これから個人配信者は! VTuberは!」


   「もっとも~っと大きな存在になっていく!」



   「個人が全世界に対して、自分の意見を主張できる」


   「社会に対して問題を提起できる」


   「VTuberはそんな可能性を秘めた職業なんです……!」



   「だからなにかに縛られるなんてナンセンス!」


   「私は、私の、望むままの、VTuberを貫く!」


   「そうみなさんにプロミスしま~~~~す!」

 


―――――――

コメント

―――――――


:いやいや、そんな、絶対に大変だって……!


:いかにもアメリカンな考え方だな! 気に入った!


:↑ウチに来てゲーム○ーイしていいぞ!


:フロンティア精神!


:そこまでVTuberに夢を見れるのも才能だよな……!


:どうなんだろう、そんな時代が本当に来るのかな?


:↑来るさ! きっと!


:らむねちゃんを信じて着いて行くぜ!


:彼女ならもしかしたらできるかもしれない……!


―――――――



◇ ◇ ◇ ◇




ばにら「いやいやいやいや、待って待って待って待って!」


   「みんな、なにをそんな本気になってるの!」



   「やってるのはルール違反もルール違反!」


   「運営さんに反旗を翻してるんだよこれ!」


   「こんなの褒めちゃダメだよ!」



   「らむねちゃん! 私たちは企業所属のVTuberなんだから!」


   「ちゃんと会社のルールを守らないと……!」



ずんだ「いや、さんざん私たちも破った後じゃない」


   「四期生のデビュー配信の抜け穴を突きまくって」


   「それで偉そうに『ルールを守れ』なんて、言えると思ってるの?」


ばにら「それは……!」


   「ていうか、まさかそれを狙ってオーラスに⁉」


ずんだ「この様子だとあながち否定できないわね……」



   「用意周到な初配信準備」


   「挑発的なキャラクター」


   「驚くほどのロケットスタート」


   「そして、圧倒的なコンテンツ」



   「こいつ、間違いなく取りに来ている」


   「四期生トップだけじゃない、DStarsトップの座まで狙ってるわ」



かりん「え、そんな……?」


   「なにかの間違いだよ! らむちはそんな子じゃないって!」


   「短い付き合いだけど、悪い子じゃないって……かりん知ってるもん!」



ずんだ「けど、現実として、彼女はDStars運営に喧嘩を仕掛けたわ」


   「身内だからって笑って済ませられない、大きな喧嘩をね……!」



◇ ◇ ◇ ◇



らむね「さあ、ということで、配信するサイトも変わったことだし」


   「ちょっとまた箸休め的な録画番組を挟みましょうかネ~!」



   「ということで、今度のコンテンツはこちら」



うさぎ『出雲うさぎの、大学英語講座ぁ~~~~~~♪』



☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆



横須賀らむね、完全に運営に対して喧嘩を売り始める。

いや、まあ、ロケットスタートを決めようとしただけなのですが。

キャラ的にこういうロックな子は、やっぱりいろいろ難しいですよね。

きっと理想に燃えているからこそ、そうしちゃうんでしょうけれど……。


けど、理想に燃えるだけではなにも成せない。

いろんな人を味方につけることができる、カリスマがあるから成立する芸。

彼女のひたむきさや、本気が伝わってくるからこそ、きっと周りも協力してくれる。


強いからこそ言えるのではない、言うからこそ強いのだ。

そういう強さってやっぱり憧れるものがありますよね。

僕も彼女のように強くなりたいものです。


さあ、ついに運営に面と向かって挑戦状を叩きつけた横須賀らむね! 彼女はこのままVTuberのトップに躍り出てしまうのか! その頂で待っているのは、この配信を見て大慌てしている陰キャうさぎだぞ! 予想外の所から繰り出された刺客に、ちょっと驚いてしまった読者の方は――ぜひぜひ、応援・評価・フォローよろしくお願いいたします。m(__)m

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