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【二部完結】VTuberなんだけど百合営業することになった。  作者: kattern@GCN文庫さまより5/20新刊発売
番外編 アヒル・ラプソディ ~ママ、どうして……~
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第684話 かりんVSごりら 世紀の大怪獣対決 その7

【宣伝】

「バイト先のネットカフェが、なぜかクラスの美少女たちの溜まり場になった件。」発売中です! 会社帰り・学校帰りにぜひぜひよろしくお願いいたします!m(__)m


○GCN文庫さま 商品ページ

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○ゲーマーズさま 限定版アクリルプレート

https://www.gamers.co.jp/pd/10794723/

【登場人物】

川崎ばにら  DStars3期生 ゲーム配信が得意

種子島かりん DStars4期生 FPSつよつよ陰キャV

青葉ずんだ  DStars特待生 グループ最恐VTuber

八丈島うみ  DStars3期生 センシティブ委員長

東山ごりら  DStars4期生 幸薄そうな清楚少女だった(過去形)


【シチュエーション】

ずんさん空気になる。まあ、そういうこともあるよね。


◇ ◇ ◇ ◇



ずんだ「ごみんね、ごみんねみんな……!」


   「本当はずんだが一番先輩だから、仕切らなくちゃいけないのに」


   「なのに、なんか放っておいてもわちゃわちゃやってて」


   「ぜんぜんずんだがなにかすることが見つからなくて……」



   「それでいつの間にか、空気になってしまってたでな(意気消沈)」



ばにら「ぜんぜん! ぜんぜん大丈夫バニですよ、ずんさん!」


   「ずんさんはそこにいてくれるだけで、頼りになるバニですから!」


   「そう、なにもしなくってもいてくれるだけでいい!」


   「そんなすごいオーラを持ったVTuberバニですから!(あせあせ)」


う み「そ、そうですよ、ずんだてんぱ~い! 不安にならないでくださ~い!」


   「うみたちはずんだ先輩がいてくれるだけで助かってますから~!」



ずんだ「……具体的には(圧圧圧)」



ばにら「…………ッ!」


   「く、空気! そう空気が美味しいバニよ!」


   「やっぱりずんだ先輩が一度吸い込んだ酸素は」


   「VTuberに効く酵素を含んでいるみたいバニなぁ!」


う み「バカ、なに言ってるんだばにら!」


   「ずんだ先輩を空気清浄機みたいに!」


   「そんなこと言ったらゆきちみたいに」


   「ここぞとばかりに商品化されちまうぞ!」



―――――――

商品 ゆきちの水が必要な加湿器

―――――――


ゆきさん、喉ガラガラ配信をやってしまい「どうしてそうなってしまったんだい?」とリスナーさんから詰められる。そこで「いやぁ~、加湿器使ってるんだけれどね、なんでか全然効かなくて」と答える。まさかと思ったリスナーが「もしかして、加湿器に水入れてないとかないですよね?」と尋ねたことで、ゆきさんが水を入れていないことが発覚した。そこから怒濤の展開があり、某大手家電メーカーとコラボして発売されたのが「ゆきちの水が必要な加湿器」ってワケ。


加湿するんだから水を入れるに決まってるだろ……!

ゆきち、俺恥ずかしいよ……!


―――――――



ずんだ「そんな……ッ!」


   「ずんだが空気を吸い込むだけで、ばにらちゃんが喜んでくれるなんて!」


ごりら「信じた! こいつ信じよったで、ばに~ら先輩の話を!」


   「どう考えても苦し紛れの発言だったじゃんかよ!」


   「どんだけ百合営業相手パートナーを信頼してるんや!」



   「いや、百合営業でもここでも信じないよ!」


   「ずんだ先輩! ばにら先輩に変な壺とかかわされないでよ!」



ばにら「しないバニよ! まったくもう失礼な!」


かりん「けど、ばにらちゃんが勧めたら」


   「ずんさんならあっさりと買っちゃいそうな危うさがあるよねぇ~」


   「恋は盲目的なぁ~?(無自覚)」


ばにら(こいつら、好き勝手言ってくれちゃって)


   (誰のためにこんなコラボ配信してると思っているバニか……!)


ずんだ「よし、わがっだ! ばにらちゃんを喜ばせるために……!」



   「ずんだは空気清浄機になるでな!!!!」



全 員「ならなくていいから! 冗談だから!」



―――――――

コメント

―――――――


:どうしてそうなるwww


:ほんと、ばにらのためならなんだってやるな、ずんさんwww


:ここまで来るとちょっと心配になってくるわw


:りんごの時よりも重症


:まあけど、幸せそうだからいいか……?


【スパチャ 2千円: それがずんさんの選択なのだとしたら。そして、それをばにらちゃんが望んでいるのだとしたら。僕は元パートナーとして、そして先輩として、その決断を支持するだけ……! ずんばにてぇてぇ! いいよいいよ! もっと過激にいってみようか! ほら、後輩たちの前だからって遠慮なんてしなくていいから……! てえてえを! NTRを! BSSをもっと僕にちょうだい!】


:出たわね、寝取られ猫w


:もうほんと、最近ちょっと見てられないよね、りんごさん


:脳破壊がここまで深刻だったとは、いったい誰が思っただろうか


:ぶっちゃけ、ずんさんよりばにら取られたことの方がショックっぽいの草


:狙っていたんだろうなぁ……!


:これが本当の泥棒ネッコってか!!!!


:泥棒されたのはネッコの方だけれどもな


―――――――



ずんだ「も、もっと過激に……?」


   「加湿器以上に、いったいどうすればいいだでな」


   「まさか、人工呼吸になれということ……?(ごくり!)」



全 員「いいから! 真剣に考えなくていいから!」


   「どうせ悪戯猫の与太だから! 真に受けないでずんさん!」



☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆



猫さん、本当に拗らせ方がヤバくなってきましたね。

まあ、それにも増して犬さんのこじらせも、ヤバいんですけれども。

どうしてこんな百合ばっかりになっちまったんだ……!


後輩への募る想いがずんだをりんごを暴走させる! 先輩たちの重たい愛に、振り回されっぱなしのばにらの明日はいったいどっちだ! 遠巻きに見ているうみ、ごりら、かりんも、下手なことすると巻き添えを食らうぞ――と、不穏なことをちょっと言ってみましたが、基本百合はばにらだけしか発生しないのでご安心ください。え? しのぎとあひるはガチじゃないのか……?


ぜひぜひ、応援・評価・フォローよろしくお願いいたします。(あせあせ)m(__)m

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