第683話 かりんVSごりら 世紀の大怪獣対決 その6
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【登場人物】
川崎ばにら DStars3期生 ゲーム配信が得意
種子島かりん DStars4期生 FPSつよつよ陰キャV
青葉ずんだ DStars特待生 グループ最恐VTuber
八丈島うみ DStars3期生 センシティブ委員長
東山ごりら DStars4期生 幸薄そうな清楚少女だった(過去形)
【シチュエーション】
マリ○のミニゲームでシューティングゲームを引いたかりんちゃん。
もちろん、持ち前のつよつよゲームセンスで圧勝するのだった。
◇ ◇ ◇ ◇
かりん「いぇ~い! かりんの勝ちぃ~!」
「ばにらちゃんも、うみちゃんもザッコォ~ッ!」
「そんなゲームよわよわで、先輩面とかみっともなくないですか~!」
う み「こ、こいつ! 打って変わって急に煽ってきやがって!」
「二面性のあるタイプか! くそっ、なんにしても腹立つわね!」
ばにら「負けは負けバニよ、うみ(我慢してのフォロー)」
「お見事だったバニよかりんちゃん、流石はばに~らが認めた後輩」
「その健闘をばに~らは素直に賞賛するバニ」
う み「なにを大物ぶってんだよ、まったくもぉ~!」
―――――――
コメント
―――――――
:本当は悔しいくせに、無理しちゃってまあ
:ばに~らってばさ、そういう変なところで意地を張る癖があるよね?
:ゲーム相手だと感情剥き出しだからわかりやすいんよ
:まあ、後輩相手に我慢できるのは成長の証よな
:かりんちゃんはばにらの担当の後輩でもあるし
:素直に喜べてえらい!
:しっかし、エグいくらいにつよつよなエイムだったな?
:こんなミニゲームで本気を出さなくてもとビビった
:↑わかる
:先日のばにらのコラボの時もそうだったけど、場違い感が半端ない
:正直、アイドル路線のDStarsではどうなんだろう……?
:けど、だいさんじって感じでもないだろ?
:↑あっちもFPS強いゲーマーさんはいるけど、なんか違うよな
:本当はデジすぽあたりに所属してた方が幸せだったのでは?
:いやいや本人が希望してきたわけだから
:かりんちゃんの選択を尊重してあげなよ
:それにFPSだけかもしれないしね……!
:そうだ! まだゲームは始まったばかりだぜ!
―――――――
ばにら(う~ん。かりんちゃんの実力をみんなに見てもらえたけど)
(なんか方向性が変な感じだなぁ)
(けど、言っていることも分からなくもないというか)
(かりんちゃん、どうしてアイドル路線のウチを選んだんだろう?)
(もっとそのFPSの技術を活かせるような事務所は)
(他にもいっぱいあると思うのに……?)
ごりら「すごいなかりんは」
「ごりら、まったくなにもできなかったよ」
「かりんにキャリーされっぱなしだった……!」
ばにら「…………あ!(いま気づいた)」
う み「…………あ!(いま気づいた)」
かりん「えぇ⁉ ちょっと、凹みすぎじゃん、ごりら⁉」
「そんなに気にしないでよ! ていうか、勝ったんだからOKじゃん!」
「かりんができないゲームを、ごりらはやってくれればいいから」
「それでOKってことにしよう! ね?」
ごりら「かりんちゃんマジ天使…………!」
「こいつ吸血鬼なんかじゃない、天使だわ間違いなく…………!」
かりん「吸血鬼ですぅッ! かりんは悪い子なんですぅッ!」
「ちょっとやめて、そういう風評被害迷惑なんですけどぉ~ッ!」
ばにら(よかった、かりんちゃんがいい子ですぐにフォローしてくれて)
う み(ふむ。生意気なだけかと思ったら、意外に気が利きますね)
(陰キャで引きこもりって言ってましたけれど)
(これはもしかすると、気を遣いすぎて疲れるタイプって奴ですかね)
(ばにらと同じでちょっと取り扱いには注意した方がいいかも……)
(しかし、ばにらといいずんだてんぱいといい)
(DStarsは陰キャで構ってちゃんな人材の宝庫ですね……)
二 人「…………あ!」
―――――――
コメント
―――――――
:そういや、総合司会のずんださんはなにしてんの?
:さっきからずんだの霊圧が消えている件について
:いるだけで騒がしいのに
:こんなに静かなずんださんはなかなか珍しいですよ
:これはあれだな、後輩の間に挟まれない奴だな
:ずんさんまで、コミュ障発動しちゃったか
:ばにら! はやくフォローしてあげなさい!
:ずんさんはね、本来コラボとかしないタイプなのよ!
:後輩の世話も大事だけれど、先輩の世話も忘れちゃいかん!
:気がつけばどっちが先輩か後輩かわかんない件についてw
―――――――
ずんだ「…………」
「ごりらちゃんはまだいいよ」
「ずんだは、まともに司会もできず」
「みんなの会話の中にも入っていけず」
「本当になんでここにいるんだろう……(迫真)」
全 員「ず、ずんさん!!!!」
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
そういえば、ずっといたけど台詞がなかった。
すみません作者の把握ミスでございます。
いったい、なんのために呼んだのか……!
(※今回の章は、相当に行き当たりばったりになってます)
自らの才能を開花させて、ちゃんと自分で見せ場を作ることができたかりんちゃん。これができれば、VTuberとしては安心なのですが……安心できないVTuberが二人。ごりたそとずんだてんぱい。二人のダメダメっぷりが明らかになったわけですが――往々にしてそういう奴らが合わさった時の、化学反応という奴がヤバい。もしやずんばにに続いて、ずんごりのターンがあるのか――と、ちょっと最近の元ネタ状況的に思ってしまった方は、ぜひぜひ応援・評価・フォローよろしくお願いいたします。m(__)m




