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【二部完結】VTuberなんだけど百合営業することになった。  作者: kattern@GCN文庫さまより5/20新刊発売
番外編 アヒル・ラプソディ ~ママ、どうして……~
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第680話 かりんVSごりら 世紀の大怪獣対決 その4

【宣伝】

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【登場人物】

川崎ばにら  DStars3期生 ゲーム配信が得意

種子島かりん DStars4期生 FPSつよつよ陰キャV

青葉ずんだ  DStars特待生 グループ最恐VTuber

八丈島うみ  DStars3期生 センシティブ委員長

東山ごりら  DStars4期生 幸薄そうな清楚少女だった(過去形)


【シチュエーション】

脱法四期生コラボ開始! キャラクターセレクトは……


ばにら: チョロ○ー

うみ : テレ○

かりん: ヨッ○ー

ごりら: ドンキーコン○


となっております。

これでごりらがピー○選んだらそれは解釈違いでしょ?


◇ ◇ ◇ ◇



ばにら「そういえば、二人はパーティゲームはよくやるバニ?」


   「えい! おっと、8が出たバニな! アイテムマスバニよ!」


   「ラッキラッキラッキ~~~~♪」


う み「調子いいじゃないですかばにらちゃん!」


   「これは委員長も負けてられませんね……」



   「と、それはそれとして、どうなんですかお二人とも?」


   「パーティゲームとかってやられる感じですか~?(ナイスフォロー)」



ごりら「僕はそんなにやらないですね」


   「というか、ゲーム自体があんまりかなぁ? 得意じゃないかも?」


う み「おっと⁉ それはVTuberとしては致命的では⁉」


   「だったらなんで配信者やろうと思ったんですか⁉」


ごりら「いや、配信言うてもいろいろあるやないですか」


   「歌うたったり、雑談したり、ご飯を一緒に食べたり」


   「一緒の時間をリスナーと過ごすことに」


   「僕は価値があると思っているんですよねぇ(得意げ)」



う み「利いたふうな口をきくな~~~~ッ!!!!(クワッ!)」



   「そんなゆるいお喋りだけで食べていけるほど」


   「VTuberの世界は甘くないんですよ!」


   「ひとつ抜きん出る武器がないとね!」


   「すぐに飽きられてポイでございますよ!」



   「はい来た! マックス10!」


   「こういうの! こういう持ってる人間じゃないと!」

 

   「VTuberってのはできないんですねぇ~!」



ごりら「振っておいてなんなのその煽り⁉」


   「ちょっとこの先輩感じ悪いんですけど~⁉」



う み「って、ぎゃあいきなりクッ○マス!」


   「委員長の所持金がもうゼロよ⁉ これじゃスターが買えないわ⁉」


   「あんまりだよぉ~! こんなのってないよぉ~!」



―――――――

コメント

―――――――


:煽りからの見事なオチw


:やっぱり委員長は不憫でなくっちゃねw


:えらそうにご高説を垂れたのにこれであるw


:そう人気者になるためには、PONでなくてはならんのだw


:↑それ、PONの総大将に向かって言えます?


:VTuberの人気って、また毛色が違うよね


:アイドルとかの売り方とまったく違う感じはある


:ガワのかわいさはもちろんだけれど、中身が重要ではある


:↑それはどの業界でもそうだろ


:地味に稼働時間がしんどそうではあるよな


:24時間会えるアイドルとは言ったものだが、本当に会える奴があるかw


:VTuberの働き方は、ほんとなんとかせにゃならんよな


:それはそれとして、かりんちゃんはゲームとかどうなの?


:↑いまさらだろその質問


―――――――



かりん「え? かりんですか?」


   「まあ、ゲーム配信者やってたんで、そこそこはしますけど」


   「パーティゲームの類いはあんまりやらないかなぁ……?」


ばにら「あ、そうなんだ」


   「FPSとか格ゲーしかやらない感じバニか?」


かりん「そんな感じ。あとはサンドボックス系もやるかなぁ」


   「一人でやってるときはマジで無言だからか」


   「あんまり見てても面白くないかも……(謙遜)」


う み「はい、ダメですよかりんさん! そんなマインドじゃ!」


   「配信者なんだから! ゲームプレイをしながらトークで魅せる!」


   「両方やらないといけないからVTuberは難しい……んですよ!」



   「ゲームつよつよだからってね、舐めてたらいけませんからね」



   「ごりらも、かりんちゃんも」


   「武器を持ってこの界隈に入ったつもりかもしれないけど」


   「上には上がいるってことを、ちゃんと理解すること」


   「わかった?」



二 人「は~~~~い! わかりました、お局さま!」


う み「だから、誰がお局やっちゅーねん!」


   「しばき倒すぞこのジャリどもが!」


かりん「いや、うみパイセンが言い出したんですやん!」


ごりら「かりんちゃん、更年期障害だよこれ」


   「あんまり真に受けちゃいけない奴だよ」


かりん「なるほど」


   「委員長、いい市販薬をかりん知ってるんだけれど」


   「よかったら紹介しようか? 皇○って言うんだけど」



う み「テレビショッピングはじめんなや!」


   「まだ更年期じゃないわい! まったくもう、これだから若い子は……!」



   「まぁ、言うて委員長も、ピチピチのギャルですけれどね?」



三 人「うわ、キッツ……(ガチトーン)」



☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆



トークに自信がある様子のごりら。

ゲームで実績があるかりんちゃん。


しかし、あくまでそれは素人芸。プロの集団に混じった時、通用するかと言われると――まあ、新しい業界なのでそれほど差はないはず。案外なんとかなるかもです。

とはいえうみはマウントをとる。なぜならお局ちゃんだから。


そんな甘い考えじゃ、この業界じゃやっていけないわよ~!

と、言うのが彼女のお仕事なのでした。

もちろん、それはそれとして気にかけているのでそこはご安心を。


後輩の気遣い方が不器用な奴らしかいねえ! ずんさんもそうだが、うみさんもたいがいな接し方をしてくるのだった! そんな中、いまいち自分の殻を破れていないもう一人の先輩――その消極性が、吉と出るのか凶と出るのか! ばにらの今後が気になる方は、ぜひぜひ応援・評価・フォローよろしくお願いいたします。m(__)m

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