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【二部完結】VTuberなんだけど百合営業することになった。  作者: kattern@GCN文庫さまより5/20新刊発売
番外編 アヒル・ラプソディ ~ママ、どうして……~
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第679話 かりんVSごりら 世紀の大怪獣対決 その3

【宣伝】

「バイト先のネットカフェが、なぜかクラスの美少女たちの溜まり場になった件。」発売中です! 会社帰り・学校帰りにぜひぜひよろしくお願いいたします!m(__)m


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【登場人物】

川崎ばにら  DStars3期生 ゲーム配信が得意

種子島かりん DStars4期生 FPSつよつよ陰キャV

青葉ずんだ  DStars特待生 グループ最恐VTuber

八丈島うみ  DStars3期生 センシティブ委員長

東山ごりら  DStars4期生 幸薄そうな清楚少女だった(過去形)


【シチュエーション】

同棲騒動も一段落し、ごりらとかりんちゃんのコラボへ。

抜け道のような展開ですが、はたしてどう転ぶのか。


◇ ◇ ◇ ◇



―――――――

コメント

―――――――


:ところで四期生はコラボええんか?


:デビュー数ヶ月は、運営の許可がない限りコラボ禁止じゃ?


:そもそも配信内容も決められてるって聞いたけど……?


:↑流石にそれはデマ


:↑そこまでしたらちょっとかわいそうでしょ


:けど、実際新人だからね、変なこと喋ってヤべべってなるとまずいし


:そのために三期生がチューターとしてついてるわけだし


:ほんと、考えれば考えるほど、大丈夫なのかこの配信?


:オラ、不安になってきた……!


―――――――



う み「あ、はい! 大丈夫でございますよ!」


   「今回のはですね、コラボではございませんから!」


ばにら「そうそう! これは三期生と四期生のコラボじゃないバニなんです!」


   「あくまで、うみばに対決に助っ人として四期生を呼んだ……」


   「そういう建前でやってる配信ですバニ!」


う み「ちょっ、ばにら、建前とかやめろやwww」


ごりら「ということで、僕とかりんちゃんの枠はありません」


   「うみとばにら先輩の枠で楽しんでくださいね」


かりん「流石はばにらちゃん、悪知恵だけは働く」


   「委員長もそれにフッ軽でのるし……」



   「これがVTuber! これがDStars!」



―――――――

コメント

―――――――


:せやで(後方腕組み)


:せやでじゃないわw


:よう思いついたなこんな裏道


:そっか、二人とも配信してないから、コラボじゃねえのか


:あとでBちゃんに怒られても知らないぞ?


:公平にデビューさせるための仕組みでもあったと思うんだけど


:まあ、ごりらにうみが肩入れした時点でお察しよ


:かりんちゃんの配信に、先輩が大挙して押し寄せたのもな


:逆に、レーヌちゃんが不憫でもある


:隊長とダンス踊っただけだったもんなw


:↑アレはアレで妙な中毒性が


:↑さっそく切り抜き作られてたよねw


:↑隊長のへにょへにょの歌に反してあの体幹は反則


:↑そして全へにょへにょなレーヌちゃんw


:↑くらげかな?w


:↑お前たち、これ以上レーヌたんを嗤うことは許さん!!!!


:↑お、過激なレーヌファンが他のチャンネルまで


:↑ファンの忠誠度は高いよな


:↑熱心なファン作りという意味では、レーヌが大正解だったかも


:いいからそろそろはじめようぜ!


:せや、マリ○パーティ開始や!


―――――――



う み「みなさん、Bちゃんのことを気にしてますね」


   「大丈夫ですよ、彼女はいうて事務員ですから」


   「タレントの我々には逆らうことはできませんから」


   「もしも文句を言ってきたとしても」


   「この八丈島うみが、ガツーンと言ってやりますよw」



ばにら「あ、とか言ってたら、Bちゃんからディスコが」



う み「嘘でしょ⁉」



Bちゃ『ばにらさん! うみさん! なにやってるんですか!』


   『四期生とのコラボは、まだ運営が許可を出していませんよ!』


   『なのに、なにを勝手にこんなことを……!』


う み「えっと、あの、そのこれは、えっと……!」


   「ば、ばにら! 悪いけれどたのんだ!」


ばにら「ばに~らに振るバニか⁉ ガツンというのはどうしたバニ⁉」


???「あ、もしもし、Bちゃ~ん?」


   「そんな硬いこと言わないでな~?」



   「今日はたまたま、四人プレイのマリ○パーチィーを」


   「プレイするのに人数が足りなかったから」


   「四期生を助っ人に呼んだだけだでなぁ~?」



Bちゃ「ちょっ! なんでそこにいるんですか……!」


   「ずんださん!」



ずんだ「どうもどうも~! 青葉ずんだだよ~!」


   「今回のマリオパーチィの司会を務めさせていただくでなぁ~!」


   「というわけで、Bちゃんバイバ~イ!」


Bちゃ「あ、ちょっと! まだ話は途中で……(切断音)」


ずんだ「さあ! 邪魔者もいなくなったことだし!」


   「さっそく配信開始だでな!」


   「お昼配信だから大丈夫だと思うけれど!」


   「夜のらむちゃんのデビュー配信までには」


   「きっちりと終わらすでなぁ~!!!!」



ばにら(ふぅ、Bちゃん対策に、念のためずんさんを)


   (配信に呼んでおいて助かったバニよ……!)


う み(危なかった。ずんだ先輩がいなかったら詰められてた)


   (私のこういう会社に逆らえないところ、どうにかしないとな)


   (まあけど、今回のはぶっちゃけ危ない橋だよね)



   (Bちゃんや社長は大丈夫だとして)


   (会社の上層部に目をつけられないといいんだけれど……)



☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆



しれっとコラボ配信をはじめるも、これが危ない橋だとは認識しているばにらとうみさん。それはね、トップVTuberともなるとその辺りの危機管理能力は、ずばぬけたものがありますよ。運営に逆らってもなにもいいことはない。


けれどもあえて今回は危ない橋を渡ることを選択した。

すべては、後輩たちにちゃんとしたファンをつけてやるために。

しかし……ちょっと性急にことを進めすぎじゃないですかね?


さまざまな不安と思惑を交えつつ、ついに脱法四期生コラボ配信がスタート。パーティゲームはぼこぼこの殴り合い、煽り合いこそが見せ場ですが、はたして彼女たちにそんな盛り上がりを見せることができるのか。もう既に、萎縮しちゃってる感じがしていますが――気になる方はぜひぜひ応援・評価・フォローよろしくお願いいたします。m(__)m

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