第674話 だいさんじえるふ村へいこう!(単発)
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【登場人物】
LL だいさんじのエルフ(零号機)
麦畑一二三 だいさんじのエルフ(?号機)
九鬼神子 エルフの森にやってきた略奪者(海賊)
津田杏 エルフの森にやってきた略奪者(関西)
御旗楯無 エルフの森にやってきた略奪者(DK)
【シチュエーション】
ここはだいさんじのエルフたちが平和に暮らすえるふ村。
しかしこの世は無情。こんな平和なエルフの村でさえ、村を焼こうとする者たちの魔の手が迫ろうとしているのだった。いま、エルフと人間の戦いがはじまる。
◇ ◇ ◇ ◇
L L「うーん、今日もいい天気!」
「えるふ村は本日も晴天なりね!」
「さあ、今日もごりごり薬草を育てなくっちゃ」
「立派なシャ○を作るわよ~~~~!」
一二三「ちょっとちょっとちょっと! LLさんストップ!」
「なに作ろうとしてるんですか! おかしいでしょ!」
「なに? 立派なシャ○って? そんなの育てるエルフあります?」
L L「え? 薬草ってすべからくシャ○なんじゃないの?」
「HPが回復して、元気になる草なんて……それくらいしか?」
一二三「やめろぉーッ! RPGが楽しめなくなるだろーッ!」
「ほら、きっとほうれん草や小松菜とか、そういうのですよ」
L L「えぇ~? ほうれん草は食べられるけれど」
「小松菜は生でボリボリはいけなくないかなぁ~?」
「一二三ちゃん、自分で料理しないエルフだからって」
「ちょっとガバガバな考察やめてくれるかしら?」
一二三(抑えろ! 抑えるのよ麦畑一二三!)
(LLさんはこれでも先輩! 配信者としては発言がフリーダムだけど!)
(デビュー当初は私も相当お世話になったじゃない!)
(そんな彼女が意を決して)
L L『一二三ちゃん! 私、もっとコラボができるエルフになりたい!』
『コラボができるLLになりたいの!』
『もうリスナーに、一人で喋り散らかすインターネット呼び○みくん』
『なんて、絶対に言わせないんだから!』
『絶対にだ!!!!』
一二三(なんて、悲しい顔で言うんだもの)
(ここはなんとしても、このおいでよえるふ村コラボを完遂して)
(LLさんのコラボスキルを上昇させなくちゃ)
(ファイトオー! 麦畑一二三! やるならばやってやれよ!)
L L「しかし退屈だなぁ」
「この村、LLとこんなオカマエルフしかいないんだもの」
「しかもこのオカマエルフ筋骨隆々で」
「エルフというよりゴリラに近いから」
一二三「まだだ、まだ怒るな! まだ怒る瞬間じゃない……ッ!」
L L「もっとLLお友達が欲しいなぁ」
「あら? そんなことを言っていたら?」
「エルフの村に久しぶりの訪問者が現れたわ!」
「もしもし~? もしも~し? どちらさまですか~?」
神 子「どうも海賊です」
「このえるふの村にお宝があると聞いて来ました」
「命が惜しかったら宝物を差し出せコルァッ!!!!」
「というか、なんだこの雑コラボは!」
「麦畑! 私のLLさんになにしてんの!」
一二三「なにもしてなぁい! むしろなにかしたかったぁ!」
「こんな行き当たりばったりコラボ!」
L L「なっ、なにぃっ! 海賊だってぇ!」
「基本、森に棲んでいるエルフを、海賊が襲うっていうのか!」
「いったいどんなところにあるんだ、このえるふ村は!」
「まさかとは思うが、海と山が近い地域――」
「三重県志摩市……⁉(ハッ)」
神 子「なに本気になって考察してるんだコルァッ!」
「そんなことよりも、はやくお宝を差し出せこの野郎!」
「船長を呼んでおいて、なんの考えなしなんてことはないでしょうね!」
一二三「…………」
L L「…………」
神 子「考えなしなんかい!!!!」
杏 「たのも~! たのも~! たのたのたのも~!」
「オラッ! 人がたのも~言うてるのに、なに無視をしとんじゃ!」
「さっさと出て来んかい! このクソエルフどもが!」
一二三「わあ、海賊より恐ろしいJKが来たぁ……」
L L「なんですか貴方は! ここは平和なエルフの村!」
「関西弁はギリ通じますけれど、推奨されませんよ!」
「高性能な翻訳アプリを通してください」
杏 「なんやそれ、面倒くさいなぁ」
「ほんじゃel-el! 『おーきに』をエルフ語に翻訳してや!」
L L「はい、かしこまりました(AIマネ)」
「エルフ語で『おーきに』は」
「『ようこそおこしやす、ぶぶ漬け食べてきはりますか』です」
杏 「なんや、エルフの村って割と近いところにあるんやな」
一二三「隣の府じゃないの、わぁ、知らなかった……!」
御 旗「たのもー! たのもー!」
L L「わあ、また来た!」
「今日はよく人間が遊びに来るなぁ~!」
「はいはい、どちらさまですか~!」
御 旗「この辺りに一騎当千の実力を持った」
「田舎に住んでる剣豪おっさんがいると聞いてまいった」
「いざ尋常に勝負!!!!」
L L「きゃあ大変! 武者修行中の冒険者だわ!」
「けど、ここは平和なエルフの村よ!」
「そんな野蛮な剣豪なんていない――」
「いるのはゴリラエルフだけ(ちらり)」
一二三「うほっ! うほほっ! うほいほいッ!」
御 旗「ほうこれは立派なゴリラだ!」
「もっと言えば、拙者と単行本の表紙を飾るような……!」
「あるいは本編でもめちゃくちゃ絡むようなゴリラエルフだ……!」
「リアルで接点ないのに、なんでキャスティングされたんだアレ!」
一二三「知らないわよ! こんな配信で聞かないで!」
L L「ずばり、大人の事情です(AIマネ)」
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
ストーリーもいいところなのに、いきなりどうでもいい話がはじまるのも(ry
いやだってねぇ、某エルフさん面白いんだもの。仕方ないじゃないですか。
いつかネタにしてやろうと思っていたのに、なかなか機会がないので、ここはちょっと強引にやらせていただきました。
そして、このあとエルフの村は燃えます。(一二三さんのせいで)
エルフ村崩し!!!!(木ノ葉崩しみたいな言い方で)
さてさて、次回は無事にずんさんたちのお話に戻れるといいのですが――ちょっといろいろやっていてどうなるか分かりません。いつもいつも、こんな行き当たりばったりのネタで申し訳ないですが、それでもよければ応援・評価・フォローポチーッとよろしくお願いいたします。m(__)m




