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【二部完結】VTuberなんだけど百合営業することになった。  作者: kattern@GCN文庫さまより5/20新刊発売
番外編 アヒル・ラプソディ ~ママ、どうして……~
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第672話 ずんばに同棲生活0日目 その2

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【登場人物】

川崎ばにら  DStars3期生 ゲーム配信が得意

青葉ずんだ  DStars特待生 グループ最恐VTuber

Bちゃん   DStars裏方兼事務職員 広報配信を担当

社長     DStarsの社長 ときどき無茶ぶりするが敏腕

麦畑一二三  だいさんじ所属VTuber おかまのエルフ


【シチュエーション】

ずんだとばにらついに引き戻せないところまできてしまう!

同棲の約束をしてしまった二人、はたして本当にうまくいくのか……!


◇ ◇ ◇ ◇



Bちゃ「いやあ、まだかまだかと一日千秋の思いで」


   「この日が来るのを待っていましたが……」



   「ついに二人が同棲する日が来ましたか! いやぁ、めでたいめでたい!」



社 長「二人とも、よく聞きなさい」


   「若いから勢いでこういうことを決めちゃった部分もあると思う」


   「今になって、軽率なことを言ってしまったと思ってるかもしれない」



   「けれどね?」


   「大人っていうのは、そういう勢い任せの嘘を」


   「本当にできるから大人なのよ」



   「貴方たちが本当にちゃんとした百合カップルになれるかどうかは」


   「これからの積み重ねだと思って精進すること。いいわね?」



一二三「いいわねぇ、百合カップル」


   「私も美少女に生まれて、同じくらいの美少女と同棲したかった……!」



   「けれども私はその前にエルフなの。美少女には、ほいほいとなれないのよ」



ばにら「いやいやいやいや! なにをみなさんお祝いモード入ってるんですか!」


   「たしかに同棲するとは言いましたけど! そこに二言はないですけど!」


   「そんな大勢でやいのやいの言うことですか!」



   「み……ずんさんからも言ってあげてくださいよ!」



ずんだ「みんなありがとう! 私……幸せになります!(グスン)」



ばにら「なに感極まってるんですか!!!!」


   「え、ちょっと、私が男役なんですか!!!!」


   「てっきり逆だと思っていたんですけれど!!!!」



   「ずんさんがウェディングドレスで」


   「ばに~らがタキシードなんです!!??」



Bちゃ「まあまあ、途中のお色直しで入れ替えればいいじゃないですかw」


一二三「ダブルウェディングドレスっていう手もあるわよ?」


   「うん、私もいれてよ~!」


   「そして、白い三連星と行きましょう!」


   「ばにら! ずんだ! ジェットストリームアタックをかける!」



ばにら「誰にかけるバニですか!!!!」


   「ていうか、しれっと混ざっているけれど」


   「なんで一二三さんがここに!!!!」



   「さっきまで同じラーメン屋にいませんでした?」



一二三「ほう、それに気がつくとは、なかなかやるではないかバニの字」


ばにら「誰がバニの字バニか」


一二三「私をそんじょそこいらの野良エルフと一緒にしてもらっては困る」


   「厳しい修行の果てに、麦畑一二三は影分身の術を習得したのよ」


   「最大三人まで分身することができるわ」



   「だからこその麦畑一!!!! 二!!!! 三!!!!」



ばにら「絶対嘘バニよ」


   「あんたみたいな濃い顔のオカマ、どうやっても分身できねえバニ」


一二三「もう、少しくらいは乗ってくれたっていいじゃないのよ」


   「まあ、ネタばらしをすると、ラーメン屋から心配になってつけてきたのよ」


   「大事な大事な知り合いの娘たちだからねぇ……?」


ばにら「一二三さん……!」



   「昨日今日知り合ったばかりのオカマに、後を尾行されるのって」


   「それはそれで恐怖バニなんですけれども!!!!」



一二三「なんだぁ? オカマが親切だと気持ち悪いとでもいいてえのか?」


   「てめえ、オカマをなんだと思ってやがるんだ……!」



   「屋上へ行こうぜ、キレちまったよ、久しぶりに(びきびきびき)」



ばにら「ガチギレしてますやん!!!!」


社 長「どう! どうどう! ステイだよ一二三くん!」


   「ばにらちゃんもオカマを悪く思って言ったわけじゃないから」


   「ただ、一二三くんのキャラが濃すぎて……! ハッ!!!!」


Bちゃ「フォローになっていませんよ社長!」


   「麦畑さん! ここはだいさんじのビルじゃないですから!」


   「DStarsの事務所のビルですから! ちなみに賃貸ですから!」


   「屋上で暴れるなら、だいさんじさんのビルでどうぞ!!!!」



ばにら「そういう問題じゃないバニでしょ」



一二三「やだもう、ほんのちょっとしたお茶目じゃないの」


   「本気にしちゃったのみんな?」


   「もう、冗談きついんだから……」



   「私が本当にキレたらそれはもうね」


   「辺り一面焼け野原になるってもんですよ」


   「なにを隠そう、エルフの森を焼いたのはこの私です……!」



ばにら「いや、絶対に嘘やんけ! 涼しい顔して嘘吐くなや!」



☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆



ずんさんが乙女モードに入ってしまい、使い物にならなくなってしまいましたね。

仕方なく、ずんさんの代わりに頑張ったのは、なんとオカマのエルフさん。


やはり麦畑一二三はただものではない。

だいさんじのひな壇Vは伊達ではないぞ。


ということで、雑に流してくれていい回でございました。

いいことは言っているハズなんですけどね。(笑)


すでに満身創痍のところをさらに弄られる百合ップルな二人。そして、意外と乙女な反応をみせるずんさん。ばに~らはこれからよき夫(役)としてやっていけるのか。というか、こういうのってどちらかを性別に置き換えるのもなんか変ですよね。もちろんそういうのもアリだとは思いますが……ということで、ちょっと百合感みたいな話が、これから続くかもしれません。寛大な心で受け止めてくれるという人は――ぜひぜひその心で応援・評価・フォローポチーッとよろしくお願いいたします。m(__)m

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