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【二部完結】VTuberなんだけど百合営業することになった。  作者: kattern@GCN文庫さまより5/20新刊発売
番外編 アヒル・ラプソディ ~ママ、どうして……~
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第668話 四阿遍史郎のささやかな誠意 その4

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【登場人物】

川崎ばにら  DStars3期生 ゲーム配信が得意

高峯 愛   女探偵 できる女の匂いがするが……?

青葉ずんだ  DStars特待生 グループ最恐VTuber



【シチュエーション】

再び、ばにらの前に姿を現した高峯愛。

どうやらまた四阿に頼まれ事をされているみたいだが……?


◇ ◇ ◇ ◇



高 峯「と、とにかく! いったん落ち着きましょう!」


   「それと美月さん! この件は私からばにらさんに報告しても」


   「差し支えありませんね! 間違ってたら訂正していいですから!」


ずんだ「……まあ、たしかに、私だと主観的な説明になっちゃうわね」


   「事実を客観的に花楓に説明するには、アンタに任せた方がいいかも」


ばにら(よかった、これでパピィ呼びから解放されるバニ)



ずんだ「じゃあ、話していただこうじゃないと」


   「私と、パピィとマミィの間に」


   「いったいなにがあったのかを」



二人「ブフォッwwwwwww」



高 峯「き、気を取り直してですね……w」



   「えっと、そもそも四阿さんがこちらに戻られたのは」


   「先代四阿遍史郎が頓死したことによるものです」



   「一座からすぐ戻るよう要請された遍史郎さん――」


   「当時はアメリカで俳優として活躍していた彼は」


   「急いで日本へと帰国しました」



   「ただし、正式な婚姻関係になかった、美月さん親子を米国に置いて」



ばにら「ひどい! 邪魔になったからって、米国において行ったバニか!」


   「なんてあくどい! 人のやることじゃないバニよ!」


ずんだ「違うのよ花楓。そこには、パピィなりの事情があったの……!」


ばにら「じ、事情……?」



高 峯「当時、勘史郎さんはハリウッドに籍を置きながら」


   「世界の闇社会で暗躍する秘密結社」



   「サドルーと敵対関係にあったんです⁉」



ばにら「なんですか! その絶妙にマヌケな感じの秘密結社!」


   「パロディなのは分かりますけど、自転車の部品になってますよ!」



   「まさかとは思いますけど」


   「駅に止めた自転車のサドルを盗むような秘密結社じゃ」


   「ありませんよね⁉」



ずんだ「花楓⁉ まさか、こんな少ない情報から、組織にたどり着くなんて⁉」


   「貴方ってもしかして天才なの……⁉」


ばにら「本当バニなのかよ⁉」


   「いや、名は体を表すとはよく言うけれども!」


   「そんなマヌケな組織と敵対はちょっと考えたくなかったバニ!」


高 峯「サドルーは、当時のハリウッドで猛威を振るっていました」


   「それこそ街にちょっと自転車で出ようものなら」


   「たちまちサドルがなくなるというほどに」



   「サドルーに大切なサドルを奪われることを危惧するあまり」


   「サドルに棘を生やしたり、座ると電流が流れるようにしたり」


   「それはもう血の滲むような防犯対策が行われたんです」



ばにら「そのサドル、もう座れないバニですよね?」


   「盗まれないためにそんなことしたら、本末転倒って奴ですよね?」


   「盗む方も盗む方なら、盗まれる方も盗まれる方バニ……!」



高 峯「なにより、許せなかったのはサドルーの総帥です」


   「その男はよりにもよって、名乗ってはいけない名前を使った」


ばにら「名乗ってはいけない⁉」


ずんだ「ここまでの話の流れが、スト2のパロディだって」


   「分かっているなら……こたえはひとつしかないでな!」


高 峯「そうです、総帥の名前は……」



   「SE○A!!!!」



ばにら「そりゃずんさんのお父さんじゃなくても怒るよ!!!!」


   「あと、開発元のCAPC○Nさんも怒るよ!!!!」


   「いくらお世話になっているハードメーカーだからって!!!!」



高 峯「そんな彼らに立ち向かうべく」


   「数多の若者たちがハリウッドに集まり対抗した」


   「若き戦士たちを称して街の人はこう呼びました」



   「100○ガショック!!!!」



   「と……!」



ばにら「やっぱりNE○GE○じゃねえか!!!!」


   「SE○AネタなのかNE○GE○なのか!!!!」


   「どっちかにしてくれバニ!!!!」



☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆



いったいなんの話を彼女たちはしているのだろうか?(困惑)


ずんだパピィの過去にして、どうして彼が妻子を切り捨てなければならなかったのか。悲しい過去を背負っている大切な話のはずなのに、やはり単語がいちいち邪魔してくる。ずんさんの家系は、なにかそういうのに取り憑かれているのだろうか。


そして、SE○AとNE○GE○の話がここにも……!

ハードとソフトの両面で切っても切れない関係の二社でしたが……!

まさかこんな形でネタにされるとは誰が思っただろうか……!


そして、SE○Aファンのずんさんパピィが怒るのも当然というもの!


ずんさんを捨てたストーリーは完全に龍○の拳のそれ! ということは、覇王翔○拳を使わざるをえないのだろうか! これ、使えるようになるとMr.天狗を倒せそうでちょっとよさそうですね! って、そんなことではない! ずんさんマミィが行方不明なのは、まさかサドルーが関係しているのか! サドルーに洗脳されてしまって、なんかエッチな親衛隊とかになっちゃっているのか! あの衣装、今でもドキドキしちまうぞ――という、ピュアな少年心をまだお持ちの現役世代の方は、ぜひぜひ応援・評価・フォローなどなどよろしくお願いいたします。m(__)m

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