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【二部完結】VTuberなんだけど百合営業することになった。  作者: kattern@GCN文庫さまより5/20新刊発売
番外編 アヒル・ラプソディ ~ママ、どうして……~
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第662話 らいおんラーメンふたたび その5

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【登場人物】

川崎ばにら  DStars3期生 ゲーム配信が得意

種子島かりん DStars4期生 FPSつよつよ陰キャV

たたたたた  ばにらのリスナー らいおんらーめんの店員

青葉ずんだ  DStars特待生 グループ最恐VTuber

石清水しのぎ DStars3期生 おっぱい侍太郎


【シチュエーション】

らいおんラーメンにしのぎちゃん合流。

どうやらレーヌちゃんと揉めた模様だが、大丈夫太郎?


◇ ◇ ◇ ◇


レーヌ『しのぎちゃ先輩! いくらなんでも強引なのらよ!』


   『レーヌは運動とか得意じゃない、よわよわ体質なの!』


   『なのに無理矢理ダンスさせて!』


   『これでレーヌが倒れちゃったら、どうするつもりなのら!』


しのぎ『それは隊長もちょっと考えなしだったというか』


   『反省しなきゃって思ってる太郎だけれども……』


レーヌ『謝って! しのぎちゃ先輩、謝って!』


   『でないともう、しのぎちゃ先輩にはついてけねーのら!』


   『レーヌはこれから一人でやっていくのらよ!』


しのぎ『そんな! 隊長は、レーヌちゃんのことを……!』


レーヌ『…………むむむむむ(頬を膨らませて睨む)』


しのぎ『わ、分かっ太郎だよ』


   『レーヌちゃん、無理に躍らせてごめん太郎』



レーヌ『ごめんなさいでしょ! おかーたんにならわなかったのら!』


しのぎ『ご、ごめんなさい……』



◇ ◇ ◇ ◇



しのぎ「ということが、あった太郎なんだよ……!」


ばにら「あ~、なんかレーヌちゃんって、押しが強いっていうか」


   「ワガママな感じがちょっとあったもんなぁ~?」


ずんだ「先輩がこれだけ親身になっていろいろやってくれてるのに」


   「そういうのを察することができないだなんて」


   「現代っ子って本当に怖いわねぇ……(さめざめ)」


たたた「え、レーヌさんって、そんなに若いんですか?」


   「普通に同年代くらいじゃないかと勝手に思ってました……」


しのぎ「とにかく! 隊長はそれで傷つい太郎なんだよ!」


   「レーヌちゃんの言うこともわかるけれどもさぁ!」


   「隊長も、これで精一杯頑張ってやって太郎なんだからァ!」



   「そういうところもちゃんと察してよね!」



ばにら「んー、まぁ、しのぎにしてはよくやったと思うけど」


ずんだ「しのしの。流石にあの初配信は、ちょっとセンスないでな」


しのぎ「ひどひ! そんなぁ~! 一生懸命考えっちゃに……!」



かりん「…………あの、しのぎ先輩!」


   「レーヌはなんの理由もなく、そんなこと言う子じゃないと思います」


   「きっとあの娘なりに、譲れない部分があったんじゃないかと!」



四 人「かりんちゃん?」



かりん「まだ、かりんはレーヌとそんなに付き合いは長くないけれど」


   「けど、あの娘がなんの理由もなく、そういうことを言うようには」


   「かりんにはちょっと思えないです」



   「きっと、どうしても嫌な理由があったんですよ!」


   「だからそんな風に、レーヌを嫌わないであげてください!」



しのぎ「ち、違うよ、かりんちゃん!」


   「隊長は別に、レーヌちゃんのこと嫌いじゃないよ!」


   「むしろかわいい後輩だと思ってるよ……」



   「けど、あんな風に拒絶されちゃったら」


   「隊長も自信がなくなっちゃうっていうか」



ばにら(あっ……! そうか、しのぎはえるふといつも一緒だから!)


   (先輩とそこそこ仲はいいけれど、一番の親友はえるふだから!)


   (そういう距離感が分からないのか……!)


ずんだ(分かるなぁ、そういうの)


   (後輩との距離感って難しいわよね)


   (好きだからこそ、気になるからこそ、距離を取っちゃう)



たたた「KMT。心配しなくても、しのしのさんはそんな人じゃないよ」


   「ちゃんとレーヌさんのことを考えてくれてるから」


かりん「本当、ですか?」


しのぎ「うん、本当太郎! この大胸筋に誓ってもいいよ!」


   「レーヌちゃんは、たしかに生意気なところはあるけれど」


   「それでも隊長の大切な後輩やけんね!」


   「絶対に、教育を途中で投げ出したりしない!」



   「かりんちゃん、いい話を聞かせてくれたよ」


   「また今度、ゆっくりレーヌちゃんと話してみる太郎!」



かりん「よかった……!」


   「しのぎ先輩、かりんが言うことじゃないかもだけれど」


   「レーヌのこと、これからよろしくお願いしますね?」



しのぎ「ま~~~~~かセロリ!!!!(ぽよんぽよん♪)」



たたた(しかし、胸がうるさい人だなぁ)


ばにら(しかし、いちいち胸が揺れるのが気になるなぁ)


ずんだ(しかし、どうしたらこんなに立派なお胸に……?)



☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆



揺れる隊長の……! あと想いとかいろいろ!

レーヌちゃんと丁々発止なやりとりを繰り広げているしのぎ!

しかし、彼女もけっして後輩が憎いわけではない!

真剣に悩んでいるからこそ、こんなことになってしまうのだ!


そうしのぎはなにも悪くない!

いつだって真剣! それが彼女のいいところ!


だからこの先あひるを巡(ry


この流れでまたなにも知らないあひるをらいおんラーメンにぶち込んだらどうなりますかね? リアルパートの愉悦はやめておこうと思っておりますが、あひ虐の誘惑に抗えない筆者がいる――! いろんな後輩から雑に弄られるのは、いつも言うけど信頼の裏返し! はてさて、そんな彼女にヘビーな想いをよせる二人が出会ってしまったのはなんの悪戯か――悪戯じゃないと思ってしまった方は、ぜひぜひ応援・評価・フォローなどなどよろしくお願いいたします。m(__)m

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