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【二部完結】VTuberなんだけど百合営業することになった。  作者: kattern@GCN文庫さまより5/20新刊発売
番外編 アヒル・ラプソディ ~ママ、どうして……~
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第651話 じゃあ、敵(朝敵)だね? その6

【宣伝】

「バイト先のネットカフェが、なぜかクラスの美少女たちの溜まり場になった件。」発売中です! 会社帰り・学校帰りにぜひぜひよろしくお願いいたします!m(__)m


○GCN文庫さま 商品ページ

https://gcnovels.jp/book/1872


○メロンブックスさま 通常版(SS付き)

https://www.melonbooks.co.jp/detail/detail.php?product_id=2905033


○ゲーマーズさま 限定版アクリルプレート

https://www.gamers.co.jp/pd/10794723/

【登場人物】

川崎ばにら  DStars3期生 ゲーム配信が得意

種子島かりん DStars4期生 FPSつよつよ陰キャV

トキワいま  DStars零期生 事務所発足の切っ掛けになったV

Bちゃん   DStars裏方兼事務職員 広報配信を担当

網走ゆき   DStars零期生 よく炎上する

新潟おこめ  DStars零期生 歌ってみた系サイコVTuber


宮古島たると DStars零期生 事務所の絶対的清楚歌姫

青葉ずんだ  DStars特待生 グループ最恐VTuber


【シチュエーション】

愛と勇気と正義と百合のおこめちゃんロボ出動。

頼りにならないゆきちに変わってDStarsを成敗する。


◇ ◇ ◇ ◇


おこめ「まあ、普通に喋れるんですけど」


全 員「喋るんかい!!!!」


おこめ「みなさんがわちゃわちゃしている間にですね」


   「とっくに当初のお披露目配信の時間が」


   「オーバーしちゃっててですねぇ」



   「一応、ルール的に何分って決まっておりますので」


   「そろそろこの配信締めてもらっていいですかね」



全 員「ばかな! おこめちゃんがまともなことを言っているだと!」


おこめ「しばくぞ!!!!」



かりん「あ、たしかに」


   「初配信の時間は30分を厳守するようにって」


   「Bちゃんから言われてたっけ…………!」



   「どうしよう、ろくに挨拶もできずに終わっちゃった(涙目)」



ばにら「大丈夫! 大丈夫バニよ、かりんちゃん!」


   「かりんちゃんのキャラは、ちゃんとネットのみんなに伝わったバニ!」


   「なあみんな! そうバニよな!(唐突)」



―――――――

コメント

―――――――


:まあ、どういう子なのかは分かった


:これはたしかに、先輩たちが心配するのも納得


:吸血鬼って嘘やん、大天使やん


:とりあえず登録ぽちりました


:とはいえ、陰キャはなんとかしような?


:ばにらちゃんにそこはよく教えてもろて


:そや! ばにらちゃんを見習うんや!


:こんなド陰キャでも、VTuberはできるから大丈夫!


:むしろ陰キャの方が適性がある!


:外で遊ばずに配信する! 配信者の鑑やね!


:友達がいないからコラボ配信少なめなのはキツいけど!


:↑コラッ! 本当のこと言わなくていいでしょ!


:↑ばに~らだって、本当は寂しいんですよ!


:↑ずんさんしか頼れないからいいんだろ!


:↑共依存の典型例!


:↑りんごとかあひるとかを頼りだしたら百合営業終わっちゃう


:だから、ここはかりんちゃんのチャンネルだっての!


:ばにらの話はおいておこうや、ナ?


:というか、かりんちゃんがいい子なのは、昨日の配信で(ry


:実質、今日が二回目みたいなもん


:ノーカンノーカン! 大丈夫、ちゃんとついていくから!


―――――――



ばにら「………………」


   「ほら、ね!(汗)」


かりん「……やっぱり、ばにらちゃんに初配信手伝ってもらったの」


   「失敗だったかもしれないなぁ……(どんより)」


い ま「あ~あ、やっちゃったね、ばにらちゃん!」


あひる「なにやってんだよ! ばにら!」


   「先輩のお前がしっかりしなくちゃダメじゃんか!」


りんご「まあまあ、あひるちゃん」


   「初配信なんだから、顔を覚えてもらえればそれでいいじゃないか」



   「それよりばにらにうむはいったいどこに……(キョロキョロキョロ)」



ゆ き「はい! ということでね!」


   「今日の配信はおしまいおしまい!」


   「みんな、けえったけえっただよ!」


おこめ「そして、このあとはおこめちゃんの歌見た動画がプレミアム公開」


   「みんな、チャンネルチェックしてね? きゅるるん☆」


ばにら「なにしれっと宣伝してるバニか!」



全 員「やいのやいのw」



ばにら(はあ、なんだかわちゃわちゃとして、なにもできなかったバニ)


   (かりんちゃんの紹介どころか、ドッキリもしかけられなかったバニよ)


   (ばに~ら、先輩としてはまだまだだなぁ~)


かりん(ばにらちゃん、あきらかにいろいろセッティングしてくれてたよね)


   (ドッキリはちょっとやめて欲しいけれど……)



   (かりんのためにこんなに頑張ってくれて!)


   (そういうところが好き!)


   (マジで推せる! これからもついてくもんね!)



   (とはいえ、かりんももっとプロレスできるようにならなくちゃ……!)



い ま(残念、どさくさに紛れて、ばにらちゃんと距離を縮めたかったのに)


   (くう……ッ! ずんだちゃんも、かりんちゃんも、たるきちもずるい!)


   (私が最初にばにらちゃんに目をつけていたのにぃ……ッ!)


ずんだ(ふぅ、なんとか無事に収録が終わったわね)


   (なんかいまちゃんがろくでもないこと考えてたみたいだけど)


   (かりんちゃん繊細だから、傷つかなくって逆にOKでしょ)



   (さ、たるとちゃんといくたんのフォローしなくちゃ)


   (二人ともなんだかんだで繊細だものね……!)



☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆



どんどんとずんたるの絆を深めていってるずんさん。

そういうムーブがばにらちゃんを不安にさせてるっていうのが、なんで分からないんですかね。まあ、不安になるどころか面白がって弄っておりますけれど。


とはいえ、たるばにの流れがマジで現実味を帯びてきましたね。

だって、ふたりとも、百合営業相手がやんちゃなんだもの……!


つぎつぎに入れ替わる百合営業相手! 基本はずんばにですが、その周囲で繰り広げられる百合模様も楽しんでもらいたい――これぞハーレム百合! ハーレム作家としてこっそり着実にキャリアを積んできた、筆者のノリを面白いと感じていただけたなら、ぜひぜひ応援・評価・フォローなどなどよろしくお願いいたします。m(__)m

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