第651話 じゃあ、敵(朝敵)だね? その6
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【登場人物】
川崎ばにら DStars3期生 ゲーム配信が得意
種子島かりん DStars4期生 FPSつよつよ陰キャV
トキワいま DStars零期生 事務所発足の切っ掛けになったV
Bちゃん DStars裏方兼事務職員 広報配信を担当
網走ゆき DStars零期生 よく炎上する
新潟おこめ DStars零期生 歌ってみた系サイコVTuber
宮古島たると DStars零期生 事務所の絶対的清楚歌姫
青葉ずんだ DStars特待生 グループ最恐VTuber
【シチュエーション】
愛と勇気と正義と百合のおこめちゃんロボ出動。
頼りにならないゆきちに変わってDStarsを成敗する。
◇ ◇ ◇ ◇
おこめ「まあ、普通に喋れるんですけど」
全 員「喋るんかい!!!!」
おこめ「みなさんがわちゃわちゃしている間にですね」
「とっくに当初のお披露目配信の時間が」
「オーバーしちゃっててですねぇ」
「一応、ルール的に何分って決まっておりますので」
「そろそろこの配信締めてもらっていいですかね」
全 員「ばかな! おこめちゃんがまともなことを言っているだと!」
おこめ「しばくぞ!!!!」
かりん「あ、たしかに」
「初配信の時間は30分を厳守するようにって」
「Bちゃんから言われてたっけ…………!」
「どうしよう、ろくに挨拶もできずに終わっちゃった(涙目)」
ばにら「大丈夫! 大丈夫バニよ、かりんちゃん!」
「かりんちゃんのキャラは、ちゃんとネットのみんなに伝わったバニ!」
「なあみんな! そうバニよな!(唐突)」
―――――――
コメント
―――――――
:まあ、どういう子なのかは分かった
:これはたしかに、先輩たちが心配するのも納得
:吸血鬼って嘘やん、大天使やん
:とりあえず登録ぽちりました
:とはいえ、陰キャはなんとかしような?
:ばにらちゃんにそこはよく教えてもろて
:そや! ばにらちゃんを見習うんや!
:こんなド陰キャでも、VTuberはできるから大丈夫!
:むしろ陰キャの方が適性がある!
:外で遊ばずに配信する! 配信者の鑑やね!
:友達がいないからコラボ配信少なめなのはキツいけど!
:↑コラッ! 本当のこと言わなくていいでしょ!
:↑ばに~らだって、本当は寂しいんですよ!
:↑ずんさんしか頼れないからいいんだろ!
:↑共依存の典型例!
:↑りんごとかあひるとかを頼りだしたら百合営業終わっちゃう
:だから、ここはかりんちゃんのチャンネルだっての!
:ばにらの話はおいておこうや、ナ?
:というか、かりんちゃんがいい子なのは、昨日の配信で(ry
:実質、今日が二回目みたいなもん
:ノーカンノーカン! 大丈夫、ちゃんとついていくから!
―――――――
ばにら「………………」
「ほら、ね!(汗)」
かりん「……やっぱり、ばにらちゃんに初配信手伝ってもらったの」
「失敗だったかもしれないなぁ……(どんより)」
い ま「あ~あ、やっちゃったね、ばにらちゃん!」
あひる「なにやってんだよ! ばにら!」
「先輩のお前がしっかりしなくちゃダメじゃんか!」
りんご「まあまあ、あひるちゃん」
「初配信なんだから、顔を覚えてもらえればそれでいいじゃないか」
「それよりばにらにうむはいったいどこに……(キョロキョロキョロ)」
ゆ き「はい! ということでね!」
「今日の配信はおしまいおしまい!」
「みんな、けえったけえっただよ!」
おこめ「そして、このあとはおこめちゃんの歌見た動画がプレミアム公開」
「みんな、チャンネルチェックしてね? きゅるるん☆」
ばにら「なにしれっと宣伝してるバニか!」
全 員「やいのやいのw」
ばにら(はあ、なんだかわちゃわちゃとして、なにもできなかったバニ)
(かりんちゃんの紹介どころか、ドッキリもしかけられなかったバニよ)
(ばに~ら、先輩としてはまだまだだなぁ~)
かりん(ばにらちゃん、あきらかにいろいろセッティングしてくれてたよね)
(ドッキリはちょっとやめて欲しいけれど……)
(かりんのためにこんなに頑張ってくれて!)
(そういうところが好き!)
(マジで推せる! これからもついてくもんね!)
(とはいえ、かりんももっとプロレスできるようにならなくちゃ……!)
い ま(残念、どさくさに紛れて、ばにらちゃんと距離を縮めたかったのに)
(くう……ッ! ずんだちゃんも、かりんちゃんも、たるきちもずるい!)
(私が最初にばにらちゃんに目をつけていたのにぃ……ッ!)
ずんだ(ふぅ、なんとか無事に収録が終わったわね)
(なんかいまちゃんがろくでもないこと考えてたみたいだけど)
(かりんちゃん繊細だから、傷つかなくって逆にOKでしょ)
(さ、たるとちゃんといくたんのフォローしなくちゃ)
(二人ともなんだかんだで繊細だものね……!)
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
どんどんとずんたるの絆を深めていってるずんさん。
そういうムーブがばにらちゃんを不安にさせてるっていうのが、なんで分からないんですかね。まあ、不安になるどころか面白がって弄っておりますけれど。
とはいえ、たるばにの流れがマジで現実味を帯びてきましたね。
だって、ふたりとも、百合営業相手がやんちゃなんだもの……!
つぎつぎに入れ替わる百合営業相手! 基本はずんばにですが、その周囲で繰り広げられる百合模様も楽しんでもらいたい――これぞハーレム百合! ハーレム作家としてこっそり着実にキャリアを積んできた、筆者のノリを面白いと感じていただけたなら、ぜひぜひ応援・評価・フォローなどなどよろしくお願いいたします。m(__)m




