第649話 じゃあ、敵(朝敵)だね? その4
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【登場人物】
川崎ばにら DStars3期生 ゲーム配信が得意
種子島かりん DStars4期生 FPSつよつよ陰キャV
トキワいま DStars零期生 事務所発足の切っ掛けになったV
Bちゃん DStars裏方兼事務職員 広報配信を担当
宮古島たると DStars零期生 事務所の絶対的清楚歌姫
青葉ずんだ DStars特待生 グループ最恐VTuber
【シチュエーション】
いまちゃん、DStarsマイクラ鯖に実装された機能を発動。
「じゃあ、敵(朝敵)」だねで追い詰められるずんだたちなのだった。
◇ ◇ ◇ ◇
ずんだ「くっ! まさかこんなことになっちまうとは!」
「たるとちゃん! ずんだの後ろに隠れるでな!」
TARUTO: DEMO! BANIRACHANNI、GOKAISARETYAUYO! ZUNSAN!
ずんだ「いいでな! ずんばにの絆は、そんなことでは壊れない!」
「ばにらちゃんも、この非常事態なら分かってくれるでな!」
ばにら「そんな! ばにらより、たるとちゃんを守るんだね!」
「やっぱりずんさんは、ばに~らよりたるとちゃんと……!」
ずんだ「ごぼぎゅぁあああああああああッ!!!!」
TARUTO: ZUNSA~~~~N!
ばにら「ば~にばにばにばにばに!w」
「ばに~らというものがありながら!」
「たるとちゃんに色目を使った罰バニよ!」
「さ、いま先輩! やっちゃってください!」
かりん「立場変わってない⁉」
い ま「うーん、このノリノリ感。流石は、私のばにらちゃん」
「けれどもたしかにその通り!」
「ずんだちゃん! そして、たるきち!」
「私たちというものがありながら、百合百合した罪は重いわ!」
「百合営業の掟に従って! 貴方たちを処す!」
かりん「百合営業ってめんどくさいんだねぇ~」
「かりんはや~めよっと!(大正解)」
ばにら「さあ、覚悟――――!」
犬MOB「ワン! ワンワンワン!」
犬MOB「キャン! キャンキャン!」
犬MOB「がルルルルッ! ガウガウッ!」
ばにら「なに⁉ ずんさんを襲おうとしたら、どこからともなく犬MOBが!」
い ま「まさか……手懐けていたというのか! この短期間で!」
ずんだ「ありま! ずんだが趣味で集めていてワンちゃんたち!」
「ずんだの危機に駆けつけてくれたんね! よちよちいいこだね~!」
「銀! ベン! ジョン! スミス!(犬の名前)」
全 員「銀○じゃねえか!!!!」
熊MOB「がぁおぉ~!」
ずんだ「そんな、赤カブト! お前まで助けに来てくれたのか!」
全 員「だから、銀○じゃねえか!!!!」
「しかもきっちり名札で名前つけてる!!!!」
「ちゃっかりマイクラ楽しんでるやないか~い!!!!」
―――――――
コメント
―――――――
:相変わらず、ずんさんのネーミングセンスよw
:どっからその名前が出てくるんだw
:まあたしかに野犬だし! 白い毛並みだけれども!w
:犬軍団、対人戦ではマジで最強だからな……!
:ずんさんGjb!
:これはわからなくなってきましたよ!
:敵MOB VS 犬MOB ファイトッ!
:おや、なんだか犬MOBの中になにか紛れているような……?
:お、アレはまさか……?
―――――――
猫MOB「ウォオオオオオッ! どこだッ! どこにあるんだッ!」
「ばにらにうむ! ひと目見ないと死んでも死にきれない!」
ばにら「猫MOBもおるやんけ!!!!」
鶏MOB「ホワァアアアアアアアッ⁉ なになに、どうなってるの⁉」
「戻ってきたらこの惨状はどういうこと⁉」
「もしかして、あじまっちゃってたってコトですかァッ⁉」
ばにら「鶏MOBも戻ってきた!!!!」
かりん「やったねばにらちゃん! これならいまちゃんに勝てるよ!」
ずんだ「りんご! あひるちゃん!」
りんご「ずんさん! ここは任せてくれ!」
「君の元百合営業相手として……!」
「そして、ばにらにうむを求める同志として!」
「暴君と化したいまちゃんに、僕は反旗を翻そう!」
あひる「いまちゃん! 人間の心を取り戻して!」
「あひる! 優しいいまちゃんの方が好きだよ!」
「こんなん嫌だよ……そんな辛いいまちゃん見たくないよ!」
ずんだ「二人とも…………ッ!」
「それでばにらちゃんに色目使った件が」
「チャラになると思ったら大間違いだでな(圧)」
「やれ! 奥州軍団! ネッコとトッリを食っちまえ!」
犬MOB「ぎゃん! ぎゃわんわんッ!」
二 人「なんでそうなるのさ!!!!」
ばにら「だははははははッ! いい気味ばによ、二人とも!w」
かりん(ずんさん、あの二人には厳しいよね)
(たるとちゃんにはなんだかんだで優しいのに)
(もしかして、まじでずんたるあるの?)
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
ばにらちゃんを介して固い絆で結ばれたずんだとたると。
二人の間にはもう確固たる信頼感があるのだ。
そして、ずんだの目を盗んでちょっかいをかけるりんご。
無自覚にばにらをたぶらかすあひる。
彼女たちのことは真面目に警戒しているのだ。
やはり拗らせている! ばにらだけでなくずんだまで、百合を拗らせている! もちろんばにらが原因なのだけれど、彼女を囲むようにしてできた、ずんたるの華はこれからどのように咲いていくのか! ライバル百合も萌えるよね! そんな多角的な百合を楽しんでいただけるありがたい読者の方は――これからも頑張りますので、ぜひぜひ応援・評価・フォローなどなどよろしくお願いいたします。m(__)m




