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【二部完結】VTuberなんだけど百合営業することになった。  作者: kattern@GCN文庫さまより5/20新刊発売
番外編 アヒル・ラプソディ ~ママ、どうして……~
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第625話 通りすがりの配信者 その6

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【登場人物】

川崎ばにら  DStars3期生 ゲーム配信が得意

横須賀らむね DStars4期生 アメリカンネイビーガール

高峯 愛   女探偵 できる女の匂いがするが……?


【シチュエーション】

謎の女バイカーとのチェイスを繰り広げるばにらと愛。

しかし、バイカーの正体は四期生の横須賀らむねであった。


◇ ◇ ◇ ◇



ばにら「そんな、悲惨な事件を追っていたなんて……!」


   「らむねちゃん! そういうのは警察にまかせた方がいいですよ!」


   「私ら一般人の手には、とてもじゃないけど負えない話だよ!」


らむね「教団の中には、日本政府の高官や、政治団体の家族」


   「いろいろな人が含まれていました」


   「犯人を捕まえただけでミッションはコンプリート」


   「あとは藪蛇《バッシュ&スネーク》って奴ですね」


 愛 「実際、あまりに多くの人が関わりすぎた事件です」


   「警察としても手の入れ方が分からないんですよ」


   「この事件は多くの謎を抱えたまま」


   「犯人の逮捕と、獄中自殺という結末に終わりました」


ばにら「ちょっと待って⁉ 教祖は自殺してるの⁉」


   「だったら、それこそ事件の真相は闇の中じゃん⁉」



らむね「だからこそのラグナロックなんですよ!」



   「このユニークアイテムを作ったのは」


   「十中八九、教祖――犯人だと思われています」


   「だとしたら……!」



 愛 「バランスブレイカーな性能は」


   「そのアイテムが誰かの手に渡るのを恐れてのこと」


   「そして、ゲームを無茶苦茶にするのは」


   「ありとあらゆる制限を回避する」


   「チートコードを内包しているから……!」



   「滅びの宝剣ラグナロックの正体は」


   「ゲーム内の情報を閲覧するためのパスワード」



らむね「あの事件の真実にタッチするためには!」


   「あの日、あの時、エニシングがあったのか!」


   「はっきりさせるためには!」



   「ラグナロックをキャッチミーする必要があるんです!」



ばにら「…………けど」


   「なんでそんなアイテムを、天狗やお母さんたちが持ってるの?」


   「しかも周りにその存在を隠しているだなんて」



   「そんなのおかしいよ」


   「すぐに警察に相談するべきなのに……!!!!」



一二三「ばにらちゃん、そう簡単な話じゃないのよ、このお話しは」



三 人「うわぁっ⁉ いきなり横から入り込んでこないでくださいよ!」


   「びっくりしたなぁもう!」



一二三「だって仕方ないじゃない!」


   「大事な副団長の娘さんが、ヤバい話に首を突っ込もうとしてるんだもの!」


   「そんなの見ちゃったら、止めに出しゃばるのがオカマ心ってものよ!」


 鏡 「一二三さん、貴方って人は……!(ほろり)」


御 旗「なんか大変そうっすね。よく分かんないですけれど」


大 洗「立ち聞きとはいえ、ヤベー話を聞いちまったぜ」


   「安心してくれ! 同じVTuberとして力になるぜ!」


   「たぶん! きっと! 少しくらいは!」


躑躅館「頼りがいのない返事だなぁ!!!!」


   「湊斗の兄貴はともかく」


   「なんだか本当に大変な話になりましたね……」



   「聖十字護竜騎士団が、滅びの宝剣ラグナロックを持っている」


   「本当なんですか一二三さん?」



全 員「聞いちゃったよ、この人! 一番、聞いちゃダメな奴じゃない!」


   「ほんと、なんでそういうことを平気でできるかなぁ!」



一二三「持ってるわよぉ~! Mr.天狗がどこかに隠してるけど!」



全 員「で、こっちも答えちゃったよ!」


   「いいの⁉ そんな簡単に持ってることをばらしちゃってさぁ!」



一二三「ここまで迫られたら、もうあとは時間の問題よ」


   「だったら、こっちからアプローチしちゃった方がいいわ」


   「けどね、これだけは覚えておいて……」



   「聖十字護竜騎士団は」


   「滅びの宝剣ラグナロックが」


   「悪人に渡らないようにするために活動している面があるわ」



   「ギルマスである、Mr.天狗がそれを誰かに託すことは」


   「よほどその相手を信頼していない限り」


   「ないと思ってくれて構わない……」



ばにら「Mr.天狗…………!」


   「あんなちゃらんぽらんなように見えて」


   「意外にちゃんと考えているんだなぁ」



 愛 「救われておいてそういうこと言っちゃいます?」


   「まあ、ちゃらんぽらんなのは認めますけれど」



   「もうちょっと普段からシャンとして欲しいですよね」



☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆



天狗しっかりしなさい!!!!(昔の名作アニメのノリで)


完全に悪ふざけしているギルドと思わせて、実は世界の平和というか、危うい均衡を保っていた聖十字護竜騎士団。守っていたのは、竜ではなく宝剣だったとは。そこも含めてフェイクということだったのかもしれないですね。


そして、スキャンダルな情報を含むからこそ、下手な人の手に渡ってはいけない。

滅びの宝剣ラグナロック。実際、もしそれが、ゲームのチートコードを持った、ゲームのプロテクトをすべて破壊するアイテムだとしたら、それでゲーム内でなにが起こったのか、迫ることができるかもしれない。


かつてネットの世界で起きた大厄災。

その真相とはなんなのか。

そして、それに関わる物品を、天狗はなぜ守っているのか。


なぞはいよいよ深まるばかり! 四阿さんもだけれど、天狗もなんだかきな臭くなってきたぞ! そんなわけで、天狗のプロフィールがもっと気になるという方は――ぜひぜひ応援・評価・フォローなどなどよろしくお願いいたします。m(__)m

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