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【二部完結】VTuberなんだけど百合営業することになった。  作者: kattern@GCN文庫さまより5/20新刊発売
番外編 アヒル・ラプソディ ~ママ、どうして……~
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第622話 通りすがりの配信者 その3

【宣伝】

「バイト先のネットカフェが、なぜかクラスの美少女たちの溜まり場になった件。」発売中です! 会社帰り・学校帰りにぜひぜひよろしくお願いいたします!m(__)m


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【登場人物】

川崎ばにら  DStars3期生 ゲーム配信が得意

横須賀らむね DStars4期生 アメリカンネイビーガール

高峯 愛   女探偵 できる女の匂いがするが……?


【シチュエーション】

謎の女バイカーとのチェイスを繰り広げるばにらと愛。

しかし、バイカーの正体は四期生の横須賀らむねであった。


◇ ◇ ◇ ◇



一二三「まあ、普通に横須賀海軍カレーは食べるんだけれどね!」


全 員「食べるんかい!!!!」


一二三「はい、それじゃこちらが」


   「発明された当初――明治時代のレシピに忠実に作られた」


   「横須賀カレーになります」


躑躅館「…………ちょっと! ちょっと待ってください一二三さん!」


   「なんだか僕のカレーだけ色が赤くないですか⁉」


三 人(ほんとだ……!)


躑躅館「気のせいだよ、躑躅館く~ん。心配症だなぁ~」


   「それにほら、思い出してごらんよぉ~」


   「前にドッキリをしないドッキリをしかけた時も」


   「赤かったけれど辛くなかっただろ~?」


躑躅館「そっか、それなら安心……!」



   「って、できるか! 今度は絶対に辛い奴だろ!」


   「むしろこれで辛くなかったら、なんなんだよって話になるじゃん!」



 鏡 「ちょっと待ってください、躑躅館さん! 一二三さん!」



三 人「ど、どうしたんですか、社長!(真剣)」



 鏡 「…………見てください、私のカレーを」



【どこからどう見てもグリーンカレー】



三 人「海軍カレーじゃないじゃん!」


一二三「いやぁ~、鏡にはヘタなものを食べさせられないと思ってね」


   「ネタで作った海軍カレーじゃなくて、本場のグリーンカレーを」


   「インド料理屋さんに作ってもらったんだよ」



   「僕のイメージカラーと一緒だよ!」


   「ほら、ほらほら、グリーンバックに反応して透過されちゃう!」



らむね「夜中だってのに、ノイジーなレストランですねぇ」


   「これが眠らねえ街! ドントスリープYOKOSUKA!」


ばにら「どんなノリなのらむねちゃん……!」


 愛 「まあ、たしかにちょっと騒がしいですね」


   「ロケでもやっているんでしょうか……?」


らむね「けど、これくらいうるさい方が」


   「シークレットな話をするには、丁度いいんですけどネ!」


ばにら「そうだった」


   「らむねちゃん、助けてくれてどうもありがとう」


   「けど……いったいどうして、ばにらたちを助けてくれたの?」



らむね「んふふ~? どうしてだと思います~?」


   「ばに~ら先輩の弱味を握って、脅そうとかしてるように」 


   「この私が見えますかねぇ~?」



   「まぁ、横須賀らむねはネイビーガールですかラ!」


   「そんな風に見られちゃっても、オーフコース問題なしですよ!」



ばにら「いや、らむねちゃんはいい人でしょ」


   「MAKIさんの頃の配信もずっと見てたけど」


   「こんなかわいいい女性なのに、男気があってすごいと思ってましたよ」



   「まあ、だからこそなんでこんなことをしたのか」


   「わけがわかんないんですけど……?」



   「ばに~ら、なにか悪いことをしました?」


 愛 「それか、もしかして四阿さんをパパラッチしようとしています?」


   「今回については、私は公平を期すためにばにらさんにつきましたけれど」


   「基本的には四阿陣営の人間だと思ってもらっていいですよ」



   「これ以上、四阿一門にちょっかいをかけるようなら」


   「貴方の個人情報を、用心棒の連中に売るくらいのことはさせてもらいます」



らむね「NONO~! 違います! 誤解デスよぉ~!」


   「私が追っていたのは、アクターの方じゃないデース!」


   「逆逆ゥ! あのレッドマスク! Mr.天狗デース!」


ばにら「Mr.天狗を追っている?」


   「あの天狗、なにかやらかしたんですか?」


   「もし、MAKIさんに危害を加えたのだとしたら……!」



   「社長に言ってしょっぴいてもらいますよ!」


   「あの二人、古い知り合いみたいですから!」



らむね「はい、そうデスネー! 二人はすごく仲良し!」


   「随分と古い付き合いみたいです!」



   「ばにらパイセンのお母さんとも、仲良しなんでしょう……?」



ばにら「あれ? もしかしてこれって?」


   「お母さんのやってるのあのギルド絡みのお話し?」



 愛 「みたいですね……w」



躑躅館「やっぱり辛いじゃねえか、一二三ッ!」


   「てめぇっ! 辛くないんじゃなかったのかよっ!」


   「辛いなら辛いって、最初に言っておいてくれよ!」



一二三「どっちか分からないから面白いんじゃない」


   「もう、ツッコミまで普通じゃない」


   「ほら、おおっちを見習って……」



大 洗「これは……辛い? いや、甘い? 中辛?」


   「わかんねえなぁ……? もっかい食べていいかな?」


御 旗「いいわけねえだろw」



☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆



なにやら訳知りのご様子の横須賀らむねが合流。

どうも天狗にまつわるお話――ばにらのお母さんたちがやっている、ゲームのギルドについて、思う所があるようですが? はたしてなにをしようとしているのか?


そもそも、現状で不満がないくらい稼いでいるのに、なぜVTuberに転生しようと思ったのか。謎多い彼女は、これからどんな風に本作に絡んでいくのか……!


そして、一向にはじまる気配のないかりんちゃんの配信! いい加減進めてさしあげろよ! ばにらと彼女がいったいどんな初配信を織りなすのか、はやく気になる方は――ぜひぜひ応援・評価・フォローなどなどよろしくお願いいたします。m(__)m

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