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【二部完結】VTuberなんだけど百合営業することになった。  作者: kattern@GCN文庫さまより5/20新刊発売
番外編 アヒル・ラプソディ ~ママ、どうして……~
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第618話 Mr.天狗 VS Mr.歌舞伎 その4

【宣伝】

「バイト先のネットカフェが、なぜかクラスの美少女たちの溜まり場になった件。」発売中です! 会社帰り・学校帰りにぜひぜひよろしくお願いいたします!m(__)m


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【登場人物】

川崎ばにら  DStars3期生 ゲーム配信が得意

四阿遍史郎  実力派俳優兼歌舞伎役者

高峯 愛   女探偵 できる女の匂いがするが……?

東屋勘史郎  二代目歌舞伎役者 わからせがいのあるガキ

Mr.天狗  天狗の能面を被っている

和爾 白子  四阿遍史郎の外弟子&なんでも屋

風間大五郎  四阿一門の筆頭高弟 どう見ても美少女だが?


【シチュエーション】

四阿遍史郎は青葉ずんだの父だった。

そして、彼女を芸能界から追放した黒幕だった。


◇ ◇ ◇ ◇



大五郎「白子がやられたでござるか」


   「となれば、ここは筆頭高弟にして」


   「風間流剣術師範代の拙者の出番に候」


勘史郎「やめろ! かるた! そいつは危険だ!」


   「白子でも勝てなかったんだぞ! 命がもったいない!」


大五郎「勘史郎さま、安心してください」


   「拙者にはこの…………」



   「ひいひいひいひいひいお爺ちゃんが大往生の際に残した」


   「妖刀『恐山にゃんにゃんまたたびパーク』があるでござるよ!」



ばにら「ひいひいひいひいひいお爺ちゃん、すごいセンスしてるなぁ!!!!」



大五郎「さあ、かかってこい変態天狗!」


   「拙者の居合いはフルオート」


   「間合いに入った瞬間に発動するでござるよ」


ばにら「急にH○NTER×H○NTERみたいなことを言い出した!」


   「どうするの天狗さん⁉ こんなのに勝てるの⁉」


天 狗「居合いの間合いか、たしかに厄介だな……!」


   「しかし! こちらの間合いが上回ればいいだけのこと!」



   「くらえ――ダブルラリ○ット!!!!」



ばにら「SN○じゃねえ! それ、CAPC○Nや!」



大五郎「ぐっ、ぐわぁああああああッ!!!!」



ばにら「ほんでもって効いてる!」


大五郎「ば、ばかな! 人体の急所を同時に九つも!」



   「まさか! 風間流剣術奥義書『津軽の巻き』」


   「『わいがにゃんにゃんパークの精霊、りんごにゃんやで』」


   「に書かれている、奥義ではないのか!」



ばにら「それはちょっと流石にギャグで言ってるバニですよね⁉」


天 狗「武の道というのは得てして、極めれば同じ境地に達するもの」


   「どうやら、貴様の流派の奥義と、私のダブルラリ○ットも」


   「同じ類いのものだったらしいな」



   「そして、奥義を破れぬお前に勝ち目なし!」


   「そこをどけ女忍者! これ以上やるなら、天狗も手加減せんぞ!」


大五郎「ノットにんにん! イエスじゃきんじゃきん!」


   「忍者じゃなくて侍でござる! いや、用心棒でござるよ!」


ばにら「もうなにがなんだか……」


遍史郎「やれやれ、まいったね」


   「こんな天狗のお面を被ったふざけた奴を相手に」


   「ここまで苦戦するとは」



   「どうやらここは私が出るしかないようだな」



ばにら「あんたも参戦するんかい!!!!」



天 狗「来い! 四阿遍史郎! いや――!」


   「Mr.歌舞伎!!!!」



ばにら「勝手に変なあだ名をつけるな!」


   「たしかに酷い相手だけれども!」


   「アンタと同列に置くのは失礼バニでしょ!」



歌舞伎「ふっふっふっ……!」


   「Mr.天狗よ! ただのアルファブロガーの分際で!」


   「よくぞそこまでの筋肉を鍛え上げたものだ!」


   「私にも分かるぞ、貴様の筋肉が」



   「命を賭けた戦いを前に戦慄いているのが!!!!」



ばにら「ほんで! 急になんか茶番感が増してきたバニなぁ!」


   「ノリノリで合わせるのはなんなの!」


   「普通、こんな天狗が出てきたら、ポリスメン呼んで通報でしょ!」


天 狗「ばにらちゃん、ここからの戦いはおそらく激しいものになる」


   「そこの探偵さんと一緒にこの場は逃げるんだ!」


ばにら「ほんで、お前も日曜○画劇場みたいに!」


   「ここは俺に任せて先に行けじゃないんよ!」


遍史郎「おやおや、ばにらちゃんを庇って死ぬつもりか?」


   「随分といじらしいじゃないか?」


   「そんなにVTuberが愛おしいのか、ミーハーおじさん?」


天 狗「失礼だな、ガチ恋(純愛)だよ!」


ばにら「さっきからジャン○パロ多すぎないバニ⁉」


   「大丈夫バニ⁉ 権利関係でもめたりしないバニこれ⁉」


遍史郎「あまり強い言葉を遣うなよ」


   「弱く見えるぞ?」


ばにら「だから! オメーもなにノリノリで合わしとんや!」


高 峯「ばにらさん! ここは天狗さんのおっしゃるとおりです!」


   「いったんこの場を離れましょう!」


ばにら「あぁもう、どうしてこんなことになったバニか……!」


   「天狗、ありがとう! 悪いけどここは任せるバニ!」


天 狗「あぁ、任せろ……!」


   「さあ、心置きなくやろうか、Mr.歌舞伎!」



   「どちらが真のアルファブロガーか!」


   「雌雄を決しよう!」



ばにら「いや、そういう話じゃねえだろ! いい加減にしろ!」



☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆



そういや、二人ともブログ出身(天狗はギルマスがメインですが)でしたね。

かたや多くの人々に押し上げられて、芸能界の頂点まで上り詰めた役者。

かたや天狗のお面を被って、友達の娘を後方見守りするような天狗。


いったいどちがアルファブロガーとして強いのやら。

いや、どう考えてもMr.歌舞伎の方なんだよナァ。(しろめ)


天狗の犠牲により、とりあえずこの場を脱出したばにら。しかし、そんな彼女に最後の刺客が忍び寄る。地獄の番犬の猛追に、いったいばにらはどうなってしまうのか。ということで、次の展開が気になる方は――ぜひぜひ応援・評価・フォローなどなどよろしくお願いいたします。m(__)m

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