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【二部完結】VTuberなんだけど百合営業することになった。  作者: kattern@GCN文庫さまより5/20新刊発売
番外編 アヒル・ラプソディ ~ママ、どうして……~
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第611話 かりんちゃん初配信、その前に その4

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【登場人物】

川崎ばにら  DStars3期生 ゲーム配信が得意

高峯 愛   女探偵 できる女の匂いがするが……?


【シチュエーション】

ばにら、マンションオーナーの四阿遍史郎に会いに行く。


◇ ◇ ◇ ◇



高 峰「さあ、つきましたよばにらさん」


   「中で四阿さんがお待ちです」



【都会なのにやけに広い庭付きの料亭】



ばにら「はへぇ……!」


   「こんなお店、来たのははじめてですよ!」



   「あの、私、手持ちがないんですけど」


   「大丈夫ですかね?(薄ら笑い)」



高 峯「ハッハー! ちゃんとそこは四阿さんが払ってくれますよ!」


   「心配しなくて大丈夫ですから! ささ、それじゃ参りましょう!」


女 将「いらっしゃいませ」


   「四阿さまからご連絡いただいていた」


   「高峯さんと川崎さまですね」


高 峯「はいはい、そうです! よろしくお願いいたします!」


   「いやー、こんな料亭に来るなんてひさしぶりですよ!」


   「テンション上がっちゃうなぁ!」


ばにら「あれ? 高峯さんも一緒に食べていくんですか?」


高 峯「それはまあ、念のためにですね」


   「やっぱり《《中立の立場の人間》》がいたほうが」


   「話し合いというのはスムーズに進むでしょう?」



   「それに、陰キャの川崎さんには」


   「私が傍にいてくれた方が心強いのでは?」



ばにら「…………じゃあ、せっかくなのでお言葉に甘えさせてもらって」


女 将「それでは、離れに案内いたしますね」



【ばにら&高峯移動中】


【渡り廊下を抜けて、池が望めるでかい離れへ】



女 将「失礼いたします」


   「お連れさまがご到着されました」


???「うん! ご苦労! 入っていいぞ!」


ばにら「はえ?」


   「なんかちっちゃいがきんちょの声がしますけど」


???「誰ががきんちょだ! 余はちゃんと成人してるぞ!」


   「おい! 愛! お前からも言ってやれ!」


高 峯「ハッハー! まあ、仕方ないですね! こればっかりは!」


???「なんでだよ! 本当に子供じゃないのに!」


【上座の脇に座る、おかっぱの中性的な顔立ちの美人】


【さらに、その対面に座っている、金髪スーツの美女】


ばにら「……なにこれ?」


   「どういうシチュエーション?」


勘史郎「控えろ! 父――四阿遍史郎は離席中だ!」


   「それまで次期四阿一門の総領!」


   「この二代目東屋勘史郎がお相手させていただく!」



   「刮目せよ!(ででん)」



???「よっ! 勘史郎さま!(絶妙な合いの手)」



ばにら「四阿一門、次期総領? はにゃん?」


   「なんです、この生意気そうなガキんちょは?」


高 峯「言葉の通りですよ」


   「四阿さんの息子さんで」


   「次期総領の二代勘史郎さんです」



ばにら「うん? なんかちょっと分からなくなったんですけど?」


   「えっと、代っていうことは名前を継いだってことですよね?」


   「遍史郎さんは分からなくもないんですけど」


   「勘史郎さんの名前も継ぐんですか?」



???「名跡とはそもそも」


   「その一門で特筆した功績を残した者にあやかり」


   「名前を継いであやかろうという意図のもの」



   「六代遍史郎さまの無名時代の活躍は」


   「一門高弟の誰もが認める偉業」


   「まったく別の一門を起こしていたとて」


   「文句はいえない……!」



勘史郎「そういうことだ!」


   「父上の偉業にあやかろうと」


   「その名を残すことにしたというわけだ! うんうん!」


高 峯「ということですw」


ばにら「なるほど、歌舞伎の世界ってのも大変ですね」


   「それで、そちらの方は……?」


???「拙者は勘史郎さまのお目付役」


   「陰日向に控える黒子と思ってもらえれば――」



勘史郎「こっちは八代目風間大五郎!」



   「若くして四阿一門の高弟筆頭を務める」


   「将来有望な歌舞伎役者だぞ!」



大五郎「なんで言っちゃうんですか、勘史郎さまァッ!」


   「そのダサい名跡、めちゃくちゃ気にしてるのにぃッ!」



ばにら「…………」


   「歌舞伎の世界も大変なんですね(二度目)」


高 峯「まあ、このダサさは、さすがに擁護できないですねw」



☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆



四阿さんところの息子さん&おつきの美女が登場。

なんとも分からせ甲斐のあるショタですね。

おっと? どうやらどこかの隊士がアップをはじめたみたいですよ……?


そしておつきの美女も気になるところ。


そもそも歌舞伎は女人禁制。

なのに、どうして女性が高弟の名跡を継いでいるのか?

謎は深まるばかりである……!


さて、この調子だとマッドサイエンティストとヒットマンも出てこなくちゃいけない空気ですが。流石にここで打ち止めです。残り二人の絡みはまた今度ということで。


そこは「ルーブル帝あこや」とかではあかんかったんかい! 妙なところで原作の解釈が微妙な本作でございますが、どうか平にご容赦を! 賑やかな三名を取りそろえて、いよいよ話題の四阿さんが登場です。はたして彼はどういう人物なのか。苦労している生い立ちだけに、人格者という感じがしないでもないですが――清濁併せのんでこそという話もある。彼が何者か気になる方は、ぜひぜひ評価・フォロー・応援よろしくお願いいたします! あと、予想も待ってますよ!m(__)m

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