第576話 Bちゃんち 1
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【登場人物】
川崎ばにら DStars3期生 ゲーム配信が得意
青葉ずんだ DStars特待生 グループ最恐VTuber
羽曳野あひる DStars2期生 雑談配信が得意
石清水しのぎ DStars3期生 おっぱい侍太郎
たたたたた ばにらのリスナー らいおんらーめんの店員
八丈島うみ DStars3期生 センシティブ委員長
秋田ぽめら DStars特待生 みんなのママ
東山ごりら DStars4期生 幸薄そうな清楚少女
トキワいま DStars零期生 事務所発足の切っ掛けになったV
Bちゃん DStars裏方兼事務職員 広報配信を担当
【シチュエーション】
ずんさんはドスケベだった。
そして、そろそろこの茶番は終わりなのだった。
◇ ◇ ◇ ◇
Bちゃ「オラァーッ! 残業の時間だ、コルァアアアアアッ!」
全 員「!?(マガジン的表現)」
ばにら「Bちゃん⁉ なんでBちゃんがここにいるバニか⁉」
ずんだ「Bちゃん⁉ ちょっと待ってくれ、ちがうんだ⁉」
「ずんだがドスケベというのはあくまで話しの流れであって⁉」
B ちゃ「なに言ってるんですか、アンタたちは!」
「いえ……なにやってるんですか、アンタたちは!」
「所属タレントが暴漢に襲われるっていう」
「割とヘビーな事件が起きているっていうのに」
「まったりと配信なんかしやがって!!!!」
全 員「それは、本当にすまないと思っている」
Bちゃ「特に……ばにらさん!!!!」
「なに普通に配信を始めちゃってるんですか!!!!」
「配信より、まず先に警察! やることやってください!」
「元気そうでよかったですけど! それでももっと危機感もってもろて!」
ばにら「は、はぃい~~~~(小声)」
「けど、本当になんでBちゃんが?」
「ばに~らこの場所は、ずんさんにしか教えてないバニですよ?」
ゆ き「いや、普通にゆきが連絡したんだわ」
「あんたらがいつまでもアホなことやってるから」
全 員「ゆ、ゆきちが……⁉」
「ゆきちがまともなことをしている……⁉」
ゆ き「しばくぞおまえら(怒)」
い ま「そして、私がみんなが移動する時間を潰させてもらった」
全 員「い、いまちゃんまで⁉」
Bちゃ「いまの元に電話をかけてきてくれて助かりましたよ」
「おかげでばにらさんの移動を制限することができた」
「さあ、ばにらさん! キビキビ動いてください!」
「これから警察署に被害届の提出と、マンションの管理人に報告」
「避難場所の確保とやってもらいますからね!」
い ま「今日はもう眠れないゾ☆」
ばにら「ちょっと待ってくださいバニ!」
「ばに~らはこれから、暴漢に襲われかけた悲しみを!」
「ずんさんと同じベッドの中で癒やそうと思っていたのに!」
「そりゃないバニですよ!」
全 員(え⁉ 一緒の布団で寝てるの⁉)
(それはもう、百合営業じゃないのでは⁉)
ずんだ「そうよ! 二人で枕を並べて夜が明けるまで語らって!」
「朝焼けともにスヨスヨと、眠りにつくような」
「まったり健全百合営業をしようとおもっていたのに!」
全 員(思った以上に健全だ!)
(けど、百合営業では絶対にないぞ⁉)
Bちゃ「だまらっしゃい!!!!」
ずんだ「ぎゃわぁあああああッ!!!!」
ばにら「ばにぃいいいいいいッ!!!!」
Bちゃ「いいですか⁉ たしかにこれはプライベートで起きた事件です!」
「けれども、プロダクションとしては看過できないことでもあります!」
「所属タレントの安全を守るのは、プロダクションとして当たり前!」
「今は、ばにらさんの身を守ることを最優先させていただきます!」
「ということで、いきますよばにらさん!」
い ま「ごめんねずんだちゃん」
「けど、やっぱりばにらちゃんは、会社でお世話した方がいいと思うの」
「こういうのって、事件が発生した直後よりも」
「徐々に影響が出てくることが多いから……」
ばにら「Bちゃん、いま先輩……!」
「けど、会社で保護するって、具体的にどこに保護されるバニですか?」
「ホテルでもとってもらえるバニですかね?」
Bちゃ「んな金あるかぁあああああああッ!!!!」
「零細新興VTuber事務所やぞッ!!!!」
「普通に事務所に寝泊まりしてもらうに決まってるだろぉッ!!!!」
ばにら「えぇ、あの事務所で生活するバニか?」
「なんか夜中に、残業のしすぎで倒れた事務員さんの」
「幽霊とか出てきそうで怖いバニですよ……!」
全 員(いや、ばに~らハウスよりはマシだろ)
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
脳天気なコントを繰り広げるメンバーの下に、常識人(と破天荒リーダー)がようやく到着。正論パンチで脳天気タレントたちをしばきあげるのだった。
ぐうの音もでない。(実際、ちょっとこの対応はダメですよね)
焦っているのは心配の裏返し。ずんだと同じくらい(仕事的に)ばにらを心配していたBちゃん。これは流石のフリーダムばにらも逆らえない。しぶしぶと会社の事務所に連行された先で見たものは――かつて、ネタにしたあの設定が活きることになろうとは! 楽しみな方は、ぜひぜひ評価・フォロー・応援などよろしくお願いいたします。m(__)m




