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【二部完結】VTuberなんだけど百合営業することになった。  作者: kattern@GCN文庫さまより5/20新刊発売
番外編 アヒル・ラプソディ ~ママ、どうして……~
587/754

第569話 どスケベな女が大好きなんだ その3

【宣伝】

GCN文庫さまより叡智ラノベ「バイト先のネットカフェが、なぜかクラスの美少女たちの溜まり場になった件。」が5月20日発売予定です。企画書き下ろし作品ですので、買わないと読めないのが申し訳ないですが、ご興味ありましたらぜひぜひお願いいたします。


☆★☆ 限定版も発売されます 気になる方はぜひぜひご予約を! ☆★☆


○GCN文庫さま 商品ページ

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○メロンブックスさま 限定版

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○ゲーマーズさま 限定版

https://www.gamers.co.jp/pn/pd/10794723/

【登場人物】

川崎ばにら  DStars3期生 ゲーム配信が得意

青葉ずんだ  DStars特待生 グループ最恐VTuber

羽曳野あひる DStars2期生 雑談配信が得意

石清水しのぎ DStars3期生 おっぱい侍太郎

たたたたた  ばにらのリスナー らいおんらーめんの店員


八丈島うみ  DStars3期生 センシティブ委員長

秋田ぽめら  DStars特待生 みんなのママ

東山ごりら  DStars4期生 幸薄そうな清楚少女


【シチュエーション】

かりんちゃんとの突発コラボ終了。

そして集まる不穏すぎる面子。


◇ ◇ ◇ ◇



ずんだ「いや、たる……紫の芋の人とはなんといいますか」


   「知らずに出会ってしまったといいますか」


   「ずんだもついさっき気がついたといいますか(しどろもどろ)」



ばにら「お互いの素性も知らずに仲良くなっちまったバニですか⁉」



ずんだ「そう! そうなのよ!」


   「いやあ、ばにらちゃんの話しになると意気投合するというか」


   「なんとなくこの娘、ばにらちゃんのこと好きなんだろうなぁ~と」




   「そう思っていたら、なんとまぁ案の定カメコで!」


   「しかもこれが紫の芋の人だったわけですよ!」



   「こりゃずんさんもびっくりだ!(おどけ)」



全 員(こいつ……勢いで乗り切ろうとしていやがる!!!!)



ばにら「で、そいつはいったい誰バニか?」


   「ずんさんのリアルの知り合いってことは」


   「ばに~らとも面識のある人ってことバニですよね?」



全 員(そんで! こんな時だけ鋭すぎるんだよ! 川崎ぃ!)


   (普段はこんなに頭冴えてないだろ! なんでこのタイミングで!)



ずんだ「それは、その、あの、そのえっと……」



   「きっと、ばにらちゃんが知ったら、ショックを受けちゃうと思うというか」


   「その人のイメージ的に正体を明かすのはまずいというか」



ばにら「庇うバニですね、ずんだ先輩?」


   「ばに~らと紫の芋の人」


   「どっちを取るかと聞かれてるってこと」


   「ちゃんと分かっているバニですか?」


ずんだ「分かってる! 分かってるよ!」


   「もちろん、ばにらちゃんの方が私にとっては大事!」


   「紫の芋の人なんてどうでもいい!」


   「むしろ商売敵! ばにらちゃんを盗っちゃう敵だでな!」



ばにら「だったら、言っちゃってもいいですよね……?」


   「紫の芋の人が誰なのかを……!」



ずんだ「…………ぁ、ぁぃ」



ごりら「こんな詰められてるずんだ先輩、配信で見たことねえ!」


   「というか、いったい誰を庇っているっていうんだ!」


   「こんなズタボロになるほど庇わなくちゃいけない人なんて」


   「そうそういないと思うけれど⁉」



たたた(あ、ごりらさんは、紫の芋の人がたるとちゃんだって)


   (気がついていない感じか……!)


う み(哀れ、紫の芋の人! いや、たるきち!)


   (ずんだ先輩とばにらの間に挟まろうとしたのが運の尽き!)


   (というか、委員長だって挟まれてないのに)


   (たるきちが挟まれる訳がないのよ……!)



   (ざまあ味噌漬け!!!!)



ぽめら(これは流石にうちでも分かる)


   (たるとちゃんが、紫の芋の人だってバラしちゃいけない奴だ)


   (というか、もう話しの流れで分かりそうな気がするんだけど)


   (なんでばにらは気がつかないんだろう……?)



あひる「ずんだがここまで人を庇うことは珍しい」


   「これは……なにか抜き差しならない事情を感じるぜ!」


しのぎ「あひる警部! 自分もそう思うであります!」


   「いったい誰なんだ……紫の芋の人!」


ごりら「迷宮入りだ……この事件は誰も解決できない!」


   「未解決事件になっちまったんだ……!」



ぽめら(いや、割と分かってない人、多いな?)


う み(DStars、鈍い人多いよなぁ)


たたた(こんなんで本当に大丈夫なんだろうか)


   (まぁ、言うてばにらさんも気づいてないみたいだけど)



ゆ き「みんな、もうそろそろ茶番はおしまいにしようや」


   「こういうのはやっぱり、ちゃんと言ってやった方がええんよ」



ごりら「嘘だろゆきてんぱい! 分かるのか、紫の芋の人が!」



ゆ き「わかるわ! ゆきをなんだと思ってんだ!」


ばにら「ゆき先輩! いったい誰バニか!」


   「紫の芋の人の正体がわからないと」


   「ばに~らはもう不安で、夜しか眠れないバニよ!」


ごりら「寝れてんじゃね~か! いや、そういうネットミームだけど!」


ゆ き「紫の芋の人の正体、それは……」



   「宮古島たると! たるとちゃんなんだよ!(ドヤ)」



ばにら「またまた~! 冗談はやめてくださいよ、ゆき先輩~!w」



ぽめら(よかったゆきちがPONで)


う み(よかったゆきちがPONで)


たたた(ゆきち先輩、ご愁傷さまです)



ゆ き「なんでだよ! 嘘じゃねえよ! 本当だよ!」


   「ゆきの言ってることが信じられねえっていうのか!」


   「なんだお! やんのかぁ~!」



☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆



日頃の行いがアレすぎて、たるとちゃん=紫の芋の人という事実を、信じてもらえないゆきちゃん。首の皮一枚で、たるきちの尊厳は守られたのだった。


バレたときが大変だぞ☆(しろめ)


次回、紫の芋の人の正体を巡ってさらに一悶着。なかなか食い下がるばにらに対して、ずんだはどうやって切り返すのか。こういう困ったときに、ずんだが頼る相手といえば――ということで、もう本当にいろいろ不憫すぎる猫先輩の顔が思い浮かんだ方は、ぜひぜひ評価・フォロー・応援などよろしくお願いいたします。m(__)m

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