第569話 どスケベな女が大好きなんだ その3
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【登場人物】
川崎ばにら DStars3期生 ゲーム配信が得意
青葉ずんだ DStars特待生 グループ最恐VTuber
羽曳野あひる DStars2期生 雑談配信が得意
石清水しのぎ DStars3期生 おっぱい侍太郎
たたたたた ばにらのリスナー らいおんらーめんの店員
八丈島うみ DStars3期生 センシティブ委員長
秋田ぽめら DStars特待生 みんなのママ
東山ごりら DStars4期生 幸薄そうな清楚少女
【シチュエーション】
かりんちゃんとの突発コラボ終了。
そして集まる不穏すぎる面子。
◇ ◇ ◇ ◇
ずんだ「いや、たる……紫の芋の人とはなんといいますか」
「知らずに出会ってしまったといいますか」
「ずんだもついさっき気がついたといいますか(しどろもどろ)」
ばにら「お互いの素性も知らずに仲良くなっちまったバニですか⁉」
ずんだ「そう! そうなのよ!」
「いやあ、ばにらちゃんの話しになると意気投合するというか」
「なんとなくこの娘、ばにらちゃんのこと好きなんだろうなぁ~と」
「そう思っていたら、なんとまぁ案の定カメコで!」
「しかもこれが紫の芋の人だったわけですよ!」
「こりゃずんさんもびっくりだ!(おどけ)」
全 員(こいつ……勢いで乗り切ろうとしていやがる!!!!)
ばにら「で、そいつはいったい誰バニか?」
「ずんさんのリアルの知り合いってことは」
「ばに~らとも面識のある人ってことバニですよね?」
全 員(そんで! こんな時だけ鋭すぎるんだよ! 川崎ぃ!)
(普段はこんなに頭冴えてないだろ! なんでこのタイミングで!)
ずんだ「それは、その、あの、そのえっと……」
「きっと、ばにらちゃんが知ったら、ショックを受けちゃうと思うというか」
「その人のイメージ的に正体を明かすのはまずいというか」
ばにら「庇うバニですね、ずんだ先輩?」
「ばに~らと紫の芋の人」
「どっちを取るかと聞かれてるってこと」
「ちゃんと分かっているバニですか?」
ずんだ「分かってる! 分かってるよ!」
「もちろん、ばにらちゃんの方が私にとっては大事!」
「紫の芋の人なんてどうでもいい!」
「むしろ商売敵! ばにらちゃんを盗っちゃう敵だでな!」
ばにら「だったら、言っちゃってもいいですよね……?」
「紫の芋の人が誰なのかを……!」
ずんだ「…………ぁ、ぁぃ」
ごりら「こんな詰められてるずんだ先輩、配信で見たことねえ!」
「というか、いったい誰を庇っているっていうんだ!」
「こんなズタボロになるほど庇わなくちゃいけない人なんて」
「そうそういないと思うけれど⁉」
たたた(あ、ごりらさんは、紫の芋の人がたるとちゃんだって)
(気がついていない感じか……!)
う み(哀れ、紫の芋の人! いや、たるきち!)
(ずんだ先輩とばにらの間に挟まろうとしたのが運の尽き!)
(というか、委員長だって挟まれてないのに)
(たるきちが挟まれる訳がないのよ……!)
(ざまあ味噌漬け!!!!)
ぽめら(これは流石にうちでも分かる)
(たるとちゃんが、紫の芋の人だってバラしちゃいけない奴だ)
(というか、もう話しの流れで分かりそうな気がするんだけど)
(なんでばにらは気がつかないんだろう……?)
あひる「ずんだがここまで人を庇うことは珍しい」
「これは……なにか抜き差しならない事情を感じるぜ!」
しのぎ「あひる警部! 自分もそう思うであります!」
「いったい誰なんだ……紫の芋の人!」
ごりら「迷宮入りだ……この事件は誰も解決できない!」
「未解決事件になっちまったんだ……!」
ぽめら(いや、割と分かってない人、多いな?)
う み(DStars、鈍い人多いよなぁ)
たたた(こんなんで本当に大丈夫なんだろうか)
(まぁ、言うてばにらさんも気づいてないみたいだけど)
ゆ き「みんな、もうそろそろ茶番はおしまいにしようや」
「こういうのはやっぱり、ちゃんと言ってやった方がええんよ」
ごりら「嘘だろゆきてんぱい! 分かるのか、紫の芋の人が!」
ゆ き「わかるわ! ゆきをなんだと思ってんだ!」
ばにら「ゆき先輩! いったい誰バニか!」
「紫の芋の人の正体がわからないと」
「ばに~らはもう不安で、夜しか眠れないバニよ!」
ごりら「寝れてんじゃね~か! いや、そういうネットミームだけど!」
ゆ き「紫の芋の人の正体、それは……」
「宮古島たると! たるとちゃんなんだよ!(ドヤ)」
ばにら「またまた~! 冗談はやめてくださいよ、ゆき先輩~!w」
ぽめら(よかったゆきちがPONで)
う み(よかったゆきちがPONで)
たたた(ゆきち先輩、ご愁傷さまです)
ゆ き「なんでだよ! 嘘じゃねえよ! 本当だよ!」
「ゆきの言ってることが信じられねえっていうのか!」
「なんだお! やんのかぁ~!」
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
日頃の行いがアレすぎて、たるとちゃん=紫の芋の人という事実を、信じてもらえないゆきちゃん。首の皮一枚で、たるきちの尊厳は守られたのだった。
バレたときが大変だぞ☆(しろめ)
次回、紫の芋の人の正体を巡ってさらに一悶着。なかなか食い下がるばにらに対して、ずんだはどうやって切り返すのか。こういう困ったときに、ずんだが頼る相手といえば――ということで、もう本当にいろいろ不憫すぎる猫先輩の顔が思い浮かんだ方は、ぜひぜひ評価・フォロー・応援などよろしくお願いいたします。m(__)m




