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【二部完結】VTuberなんだけど百合営業することになった。  作者: kattern@GCN文庫さまより5/20新刊発売
番外編 アヒル・ラプソディ ~ママ、どうして……~
586/754

第568話 どスケベな女が大好きなんだ その2

【宣伝】

GCN文庫さまより叡智ラノベ「バイト先のネットカフェが、なぜかクラスの美少女たちの溜まり場になった件。」が5月20日発売予定です。企画書き下ろし作品ですので、買わないと読めないのが申し訳ないですが、ご興味ありましたらぜひぜひお願いいたします。


☆★☆ 限定版も発売されます 気になる方はぜひぜひご予約を! ☆★☆


○GCN文庫さま 商品ページ

https://gcnovels.jp/book/1872


○メロンブックスさま 限定版

https://www.melonbooks.co.jp/detail/detail.php?product_id=2911270


○ゲーマーズさま 限定版

https://www.gamers.co.jp/pn/pd/10794723/

【登場人物】

川崎ばにら  DStars3期生 ゲーム配信が得意

青葉ずんだ  DStars特待生 グループ最恐VTuber

羽曳野あひる DStars2期生 雑談配信が得意

石清水しのぎ DStars3期生 おっぱい侍太郎

たたたたた  ばにらのリスナー らいおんらーめんの店員


八丈島うみ  DStars3期生 センシティブ委員長

秋田ぽめら  DStars特待生 みんなのママ

東山ごりら  DStars4期生 幸薄そうな清楚少女


【シチュエーション】

かりんちゃんとの突発コラボ終了。

そして集まる不穏すぎる面子。


◇ ◇ ◇ ◇



ばにら「ずんさんしっかりしてバニ!」


   「ばに~らはこの通りピンピンしているから!」


   「危ないことになる前に、なんとかなったから!」


ずんだ「ば、ばにら、ちゃん…………!」


   「よがっだ、本当に無事でよがっだでな……!」



   「ぐふぅ(気絶)」



全 員「ず、ずんだ(先輩)~~~~!!!!」



ぽめら「まあ、茶番はこの辺にしておいて」


   「ウチも本当に心配したんだからね……ばにら?」


う み「住所割られて凸されるとか、大事なんだワ」


   「普通に犯罪! ちゃんと警察に相談しなくちゃ!」


ごりら「なのに、なに普通に配信してるんですか!」


   「そりゃ、ずんだ先輩も泡吹いて狼狽えるってもんですよ!」



ばにら「いや、だって」


   「配信の告知してたから……(真顔)」



全 員「配信者の鑑ぃッ!!!!」



たたた「すみません、私がもっとしっかりしてればよかったです」


   「たしかに家に避難させるより、警察の方が先でしたね」


   「すみませんでした……!」


ずんだ「いや、たたたたたさんは、なにも悪くないでな」


   「悪いのはどう考えても……ばにらァッ!!!!」


   「こんな時でも、平然と配信しようとするアンタよ!!!!」



   「ちょっとくらいはこっちの気持ちも考えなさいよね!」


   「どれだけ私が、アンタのことを心配したと思ってるのよ!」



ばにら「ご、ごめんなさい、ずんさん……(しょんぼり)」



ずんだ「よし! 許す!(激甘)」



全 員「これだからずんばにはよう!」


   「もうちょっと、後輩に厳しくできねーのか!」


   「そんなんだからばにらもつけあがるんだぞ!」


   「分かってるのか青葉ずんだ!」



ずんだ「ばにらが無事ならすべてヨシ!」


   「ということで、さっさと警察に寄って」


   「事情の説明して、私の家に避難するわよ!」



全 員(しれっと、ずんだの家に避難させようとしてる)


   (そこはきっと譲れないんだろうなぁ……!)



ばにら「待ってバニ! ずんさん、その前に聞きたいことが!」


ずんだ「なによ! まさか今さら遠慮してるんじゃないでしょうね!」


   「別にお泊まりなんてはじめてじゃないでしょ!」


   「それとも、私の家になにか不満でもあるの!」



ばにら「紫の芋の人の件なんですけど(圧)」


   「なんでずんさんが、ばにらのファンのことを」


   「詳しく知っているバニなんですかねぇ……(圧圧圧)」



全 員「いまそこぉッ⁉」




ずんだ「ば、ばにらちゃん、それはそのあのえっとあの……」


   「これには海よりも深く、山よりも険しい事情が⁉」


ばにら「簡単にでいいので説明していただけませんか?(圧)」


   「紫の芋の人と、どういう関係でどういう仲なのか?」


   「やけに親しそうでしたけど……」



   「浮気じゃないバニだよね?(感情激重闇落ち微笑)」



ずんだ「…………ぁぃ(怯え)」



   「違う、違うのよ! ばにらちゃん! 本当に誤解なの!」


   「紫の芋の人とずんだは、なんでもないでな!」


   「ただの……仲がいいカメコだでなぁッ!!!!」



ばにら「仲の良いカメコ?」


   「その口ぶり、もしかしなくても会ったことがあるバニですね?」


   「どうしてそのことをばにらに黙っていたバニですか?」



   「ねぇ、ずんさん?」


   「私たちって、大切な百合営業相手パートナーですよね?」



ごりら「いや、怖ァッ!!!!」


   「ばにらパイセン、ちょっと怖すぎやしませんか!!!!」


   「こんなヤンデレキャラ、配信では見せないバニですやん!!!!」


ぽめら「いやぁ、すっかりとヤンデレに育っちゃったね」


   「うちの旦那と良い勝負の厄介メンバーさんだ」


う み「なんでなのばにらちゃん!」


   「うみは……うみはこんなにもばにらちゃんのことを!」


   「大事に思っているというのに! なぜ心が通じないの!」


   「うみ、寂しくて泣いちゃう……ッ!!!!」



ゆ き「こいつは大変な百合営業ビジネスになっちまったぜ!」


   「私も、おこめとこうならないように気をつけ……」



   「いやなるわけないわ(けろり)」


   「アイツにかわいげなんて1ミリどころかマイクロもないわ(けろり)」



☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆



ビジネスてぇてぇすぎて逆に安心のゆきおこめ。

これくらい、クレバーにビジネス百合してくれると安心ですね。

逆にばにらとずんだは行きすぎている……ッ!(もはや営業では済まない)


紫の芋の人との関係を疑われてしまったずんさん。ばにらのため、そしてたるとちゃんの名誉のために、とてもその正体については口にできないずんさん。はたして彼女は、どうやってこの歪んだ三角形百合について説明するのか。もうこれ、どうにもならないんじゃないのと思った方は――ぜひぜひ評価・フォロー・応援などよろしくお願いいたします。m(__)m

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