第522話　三期生シンガポール旅行企画　その５

【登場人物】

青葉ずんだ　　ＤＳｔａｒｓ特待生　グループ最恐ＶＴｕｂｅｒ

宮古島たると　ＤＳｔａｒｓ零期生　事務所の絶対的清楚歌姫

羽曳野あひる　ＤＳｔａｒｓ２期生　雑談配信が得意

津軽りんご　　ＤＳｔａｒｓ特待生　きまぐれ僕っ娘

川崎ばにら　　ＤＳｔａｒｓ３期生　ゲーム配信が得意

八丈島うみ　　ＤＳｔａｒｓ３期生　センシティブ委員長

出雲うさぎ　　ＤＳｔａｒｓ３期生　妹系巫女さん

五十鈴えるふ　ＤＳｔａｒｓ３期生　和風エルフ

石清水しのぎ　ＤＳｔａｒｓ３期生　おっぱい侍太郎

Ｂちゃん　　　ＤＳｔａｒｓ裏方兼事務職員　広報配信を担当

【シチュエーション】

随分前に行っていた、三期生シンガポール旅行。

その公式動画がついに発表されたのだが……！

◇　◇　◇　◇

Ｂちゃ「さて、初日はフライトの疲れもあり」

　　　「まったりと終わっていくのでした……！」

　　　「次の日！　うみさんたちが訪れたのは」

　　　「シンガポールの、あの有名な観光地です！」

ばにら「ここがＵＳＳ！　ユニバーサル・スタジオ・シンガポールバニ！」

うさぎ「すごい！　広い！　かっこいい！　きゃぁ～～～～ッ♥♥♥」

しのぎ「ばにらっちょも、うーちゃんもはしゃぎすぎなんよ」

全　員「もうお土産で着飾ってる、しのぎに言われたくないｗ」

しのぎ「だってぇ！　可愛かったんだもの！」

Ｂちゃ「三期生のみなさんが訪れたのは」

　　　「日本でもおなじみのユニバーサルスタジオ！」

　　　「シンガポールにも実は、ユニバはあるんですね！」

う　み「まぁ、うみはタイガーバームガーデンでもよかったですけどね！」

　　　「おぉ、ブラボー！　ブラボー！（ポルポルくん）」

ばにら「いや、どう考えても、ユニバの方が嬉しいバニよ」

うさぎ「うさぎも～！」

しのぎ「隊長も」

えるふ「言いたいことは分かるけど、私も普通にユニバかなｗ」

う　み「そんなぁ～ッ！　みんなで一緒に、ジョジョごっこしましょうよ！」

　　　「ちょうどメンバーも五人いることだしさ！」

　　　「委員長は年増なので、ジョセフのポジションでいいですよ！」

えるふ「一番美味しい役どころやんけ！」

　　　「ジョセフでええんよとか！　二部の主人公やぞ！」

全　員「あははははははｗ」

Ｂちゃ「終始和やかな様子。テーマパークにテンション上がりっぱなしです」

　　　「しかし、このあと彼女たちの予想を遥かに上回る」

　　　「恐怖のアトラクションが待ち構えているのだった……！」

Ｓ　Ｅ「きゃぁ～～～～～～～ッ！！！！」

◇　◇　◇　◇

ずんだ「……絶叫シーンは見る？　たるとちゃん？」

たると「ずんだちゃん、怖いの苦手だもんね」

　　　「飛ばして大丈夫だよ。あとで、見たら感想送るさー」

　

　　　「それ見て、見られそうなら、ずんだちゃんも見ればいいさー！」

ずんだ「たるとちゃん！」

　　　「ずんだは……ずんだはいい先輩を持ったでなぁ！」

あひる「おい！　あひるも先輩やぞ！」

　　　「今日もわけもわからず、家を貸してやったんだぞ！」

　　　「敬えよずんだ！　お前はよう、本当にいつもいつも……！」

りんご「まぁまぁ、あひるちゃん」

　　　「それだけあひるちゃんが親しみやすい」

　　　「もとい、距離の近い先輩ってことだよ」

☆　☆　☆　☆　☆　☆　☆　☆

なぜ、他の先輩と違ってあひるちゃんは敬われないのか？

メンバーが困っていたら、すぐに飛んでいって助けてあげ、それとなく相談に乗り、みんなが話しやすいようにため口で喋る。こんな先輩なかなかいないと思うんですけれどね。部活にいたらすっごく助かると思います……。

けど、そういう先輩って、実力はたいしたことがなかったりするんですよね。

できる人は、そういうの気にせず傍若無人に振る舞うというか。

ほんと、なんというか諸行無常でござる。

きっとこの作品の読者は、あひるちゃんのよさを分かってくれている。筆者も、オチに使っても、ボケに使っても都合がいい、あひるちゃんが大好き！　これからも、本作の○泉くんポジションで、やっていってくれたまえ！　そんな北海道に愛されし芸人ＶＴｕｂｅｒが好きな方は――ぜひぜひ評価・応援・フォローよろしくお願いします！m(__)m