表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【二部完結】VTuberなんだけど百合営業することになった。  作者: kattern@GCN文庫さまより5/20新刊発売
番外編 アヒル・ラプソディ ~ママ、どうして……~
424/754

第417話 ははのひ その6

【宣伝】

GCN文庫さまより叡智ラノベ「バイト先のネットカフェが、なぜかクラスの美少女たちの溜まり場になった件。」が5月20日発売予定です。企画書き下ろし作品ですので、買わないと読めないのが申し訳ないですが、ご興味ありましたらぜひぜひお願いいたします。


○GCN文庫さま 商品ページ

https://gcnovels.jp/book/1872

【登場人物】

八丈島うみ  DStars3期生 センシティブ委員長

渋谷いく   DStars2期生 陰キャオタ女系VTuber

川崎ばにら  DStars3期生 ゲーム配信が得意

青葉ずんだ  DStars特待生 グループ最恐VTuber


【シチュエーション】

 ははのひ(独特のイントネーション)配信。


◇ ◇ ◇ ◇



い く「なんなのこの母親!」


   「毒親だったりVTuberだったり!」


   「キャラが濃すぎるんだけれど!」


う み「まぁまぁまぁ」


   「今時の母親はこんな感じでございますよ」


   「そろそろ、ニコニコを見て育った世代が」


   「中学生のお子さんを持っていても」


   「おかしくない頃合いですからね……」



   「ほんと、どうしてうみは独り身なのかしら(白目)」



い く「ちょっと! こっちのお母さんまで病まないで!」


   「付き合いきれないんだけれど!」



―――――――

コメント

―――――――


:うみちゃん、結婚気にしていたのか……!


:外は外、家は家、気にしちゃ負けなんよ


:いやけど、冷静になるといい歳よな、俺らも


:夜な夜なVの配信を見て、スパチャ投げて……


:子供がいたらそっちに金を使ってるよなぁ……


:この話はやめよう


:まずい、リスナーのメンタルまで削りだしたぞ!


:うみちゃんのゲーム、破壊力強すぎぃ!


:子供だけじゃなく、大人まで傷つけるなんて


:みんな! 生きてこの配信を完走しような……!


―――――――



う み「はい! お母さんが鬱って解放されました!」


   「この状態になると、移動速度が大幅ダウン!」


   「今が逃げるチャンスですよ!」


い く「鬱ってる親を見捨てて逃げるって」


   「なかなか心が痛いんだけれど……」


う み「おっと! 下手な仏心は禁物ですよ!」


   「鬱モードに入ったお母さんは」


   「数秒後にヒステリックBBAモードに入って」


   「高速で追いかけてきますからね!」



   「その状態のお母さんに捕まったら」


   「ひぐらしみたいな展開もワンチャンありますよ!」


い く「ワンチャンあるってどういうこと⁉」


   「作ったのは委員長でしょ⁉」


   「なんで内容を把握してないの⁉」


は は『ヴォアアアアアアアアアア!!!!』


う み「ほらっ! 覚醒した!」


   「ヒステリックBBAモード突入ですよ!」


い く「もういやぁ……お家に帰してぇ……(さめざめ)」



―――――――

コメント

―――――――


:エヴァンゲリ○ン初号機かよw


:お母さん、覚醒しちゃったw


:元ネタ的には正しいけれど


:子供を守るためにキレるんでしょw


:毒親になってどうするんよw


:そして、はっやw


:速攻でいくたん捕まってるやないですかw


:もうダメだ、諦めようwww


:いくちゃん、強く生きて……!


―――――――



ゲーム『ははのひ(特徴的なイントネーション)』



は は『どうしてママの言うことが聞けないの!』


   『言ったわよね!』


   『眠れないから、夜中に長電話しないでって!』


   『約束が守れないなら、そのスマホ没収するわよ!』


い く「これは十割、子供の方が悪いじゃん」


   「夜中の長電話は家庭崩壊の原因だよ……」


う み「ちなみに時刻は」


   「20時の設定となっております」


い く「……それは怒るには微妙な時間だ」


―――――――

コメント

―――――――


:20時に長電話か……


:微妙な時間帯だなぁ……


:この時間なら、普通に騒いでるかも


:キレるのはかわいそうなんよ


:寝る前ならともかくねぇ


:完全に八つ当たり


:壁、薄いのかなぁ?


―――――――



は は『いくたん! 分かってるの!』



   『ウチはワンルームマンションなの!』



   『たとえ家族でも、お互いのプライバシーに配慮しないと』


   『暮らしづらい賃貸なのよ!!!!』



い く「ワンルームマンションに住んでるの⁉」


   「親子二人で⁉ 中学生の娘と⁉」


   「いや、ないわけじゃないけれど……!」


う み「映画とかでよく見る光景ですよねぇw」


   「これでお母さんの連れてきた」


   「ガラの悪い恋人とかが同居していたら」


   「言うことなしでございますよw」


い く「完全に昼ドラの奴じゃん!!!!」



   「だから、生々しい設定やめてよぉ!!!!」




―――――――

コメント

―――――――


:辛すぎて草も生えない


:あるい意味ホラーよ


:元ネタ的にネ


:これは秀逸なホラーゲームw


:つぐの○というよりチラ○な感じやん


:なんにしても、配信でやる内容じゃネェッ!


―――――――


◇ ◇ ◇ ◇


ばにら「だから! もっと配慮を!」


ずんだ「キッズチャンネル諦めてるからって」


   「好き放題やり過ぎだでな!」



☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆



毒親というよりも普通に生活が苦しい親ですね。


大人になると気づきますけど、毎日家族で笑って生活するというのは、思った以上に至難の業。こんな感じで、ついまわりに当たってしまうのも分からなくもないというか。子供の前で大人になりきれない人間というのも、仕方ないのかなと感じます。


とはいえ、子供も一人の人間です。

彼らの立場を考えて振る舞える余裕は欲しいですね。

なんというか、そういうことになる前に、適切な機関に接続していくことこそ、大事なのかな……なんて思ったりするこの頃です。


いやほんと、真面目にね!


さてさて、いよいよ本作もクライマックス。ヒステリックBBAモードに突入したうみに、いくちゃんはどう立ち向かうのか。気になる方は――ぜひぜひ評価・フォロー・応援よろしくお願いいたします!m(__)m

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ