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【二部完結】VTuberなんだけど百合営業することになった。  作者: kattern@GCN文庫さまより5/20新刊発売
番外編 アヒル・ラプソディ ~ママ、どうして……~
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第383話 あの日あの時あの配信で その3

【宣伝】

GCN文庫より叡智ラノベ「バイト先のネットカフェが、なぜかクラスの美少女たちの溜まり場になった件。」が5月20日発売予定です。企画書き下ろし作品ですので、買わないと読めないのが申し訳ないですが、ご興味ありましたらぜひぜひお願いいたします。


○Amazonさま

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○楽天さま

https://books.rakuten.co.jp/rb/18185599/

【登場人物】

川崎ばにら  DStars3期生 ゲーム配信が得意

青葉ずんだ  DStars特待生 グループ最恐VTuber


トキワいま  DStars零期生 事務所発足の切っ掛けになったV

Bちゃん   DStars裏方兼事務職員 広報配信を担当

生駒すず   DStars1期生 JKお狐VTuber


【シチュエーション】

 ばにらの金盾凸待ちを振り返る(弄る)ネタ企画にて。



◇ ◇ ◇ ◇


す ず「俺の名前は、工藤すず一」


   「DStars町に住む、高校生探偵VTuberだ」


   「ある時、黒服の一味に怪しい薬を飲まされた俺は、気がつくと……」



ばにら「コナ○ネタもいいバニですから!」


   「だから、普通にやってもろて!」



う み『せやかて工藤。ほんまに、ばにらが凸待ちなんてするかいな(録音)』


   『あの、陰キャコミュ障のばにらやで(録音)』



ばにら「おい! クソ同期! なに音源提供しとんじゃい!」


   「こんなアホ企画に協力してるんじゃないバニよ!」



す ず「バーロー、八丈島!」


   「ばにらチャソならやる! たとえ誰も来なくてもやる!」


   「それが……VTuberの心意気って奴さ!」


ばにら「あと、アドリブパートに入ってから絶妙に似てないバニよ!」


す ず「いやぁー」


   「工藤鈴一はなかなか疲れますね」


   「というわけで、みなさんコンばんわー!」


   「DStars1期生の、生駒すずですよ~! こんこ~ん!」


ばにら「最初からそのノリで来て欲しかったバニ」


   「わけ分からん感じで入ってきて、ビビっちゃったバニよ」


す ず「ごめんねごめんね、ばにらチャソ!」


   「あまりに配信がお通夜だったからさ……」



   「ここは生駒が、悪い空気を変えてやらなくちゃ!」



   「って、ちょっと気負っちゃって」


ばにら「もっと悪くなった気がするバニですけど?」


す ず「辛辣だよ! ばにらチャソ~~~~!」


◇ ◇ ◇ ◇


Bちゃ「ばにらさんはあぁ言ってますけど」


   「お通夜配信からの凸としては、優秀な方ではないでしょうか?」


い ま「やっぱりすずちゃんは、凸待ちへの入り方がうまいよね」


   「みんなもすずちゃんに助けられてるし」



―――――――

補足 生駒すずの凸待ち出現率

―――――――


凸待ちと言えば生駒すずというほど、どんな凸待ちにでも顔を出す。

しかも、初手ボイチェンなどの変化球ネタで攻めてくるので、だいたいのチャンネルで撮れ高を出してくれる。生駒すずは、DStarsのお助けウーマンなのだ。


ただし、そんな彼女もばにらチャソの配信には凸できなかった。

なぜか……。


―――――――


◇ ◇ ◇ ◇


す ず「それよりごめんよばにらチャソ」


   「すずが、珍しく凸待ちに日和っちゃったばっかりに」


   「こんなことになってしまって」


ばにら(……あれ?)


   (なんかすず先輩、いつになく真面目な感じバニな)


   (もしかしなくてもこれ、金盾凸待ちの時のことを)


   (私に謝ってる感じ?)


す ず「正直に言うと、ずっとばにらチャソの配信は見てたんだ」


   「すぐにでも凸するべきだと思っていたんだ」



   「だって生駒は――ミスターDStars!」


   「メンバーが凸待ちしてたら、とりあえず飛び出していく!」


   「そういうノリで生きているVTuberだから!」



ばにら「すず先輩……!」



す ず「けど、ごめん!」


   「本当に、ごめん!」



   「金のコイ○ングがどうしても釣れなくて!!!!」



ばにら「また、金コイ耐久してたバニですか!」


   「しかも、配信じゃなくてプライベートで⁉」


   「どんだけマゾなんですか⁉」



―――――――

補足 生駒すずと金コイ耐久

―――――――


すずと言ったら、ポケ○ンの金コイ耐久と言われるほどの名物配信。

色違いのコイ○ングをひたすら釣る配信なのだが……なぜか異様に運が悪く、確率がまったく収束しない。過去には一週間、ぶっ続けで釣り続けたことがある。


どうしてそこまで金コイにこだわるのか――。



「金コイってのはね、男のロマンなんですよ」


「一投一投にね、生駒はロマンを追い求めているんですよ」


「フィーーーーッシュ!!!!(グランダー生駒)」



とは、生駒の談である。


―――――――



す ず「いやー、ゲームの釣りって、ついついやりこんじゃいますよね」


   「モン○ンも、ブレ○ァイも、○4も!」


ばにら「…………」


   「ちょっと分かってしまう自分が悔しいバニ!」



☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆



釣りゲー無限にやってしまう症候群。

ミニゲームってなんであんなに楽しいんですかね。

いや、ポケのモンはメインで水系のモンスターをゲットするための、道具&手段なので厳密にはミニゲームではないのかもしれない。


なんにしても金のコイに執着してしまう生駒のすずさん。

配信外でも釣っているので、ばにらチャソの配信には間に合わなかったんですね。

わずか15分にも満たない凸待ちなんだから、ゲームをストップすればいいのに。


生駒すず、その金コイにかける情熱は、いったいなんなんだ……!


実はこの小説をずっと続けている理由の一つに「生駒すずの金コイ耐久」ネタがやりたいというのがあります。流石にそれをやるには、今のメンツでは人数が足りない……せめて羊の後輩が必要と機をうかがっています。w スズちゃんが、金コイと確率に翻弄される姿を見たいという方は、ぜひぜひ応援コメント・評価・フォローなどよろしくお願いいたします!m(__)m


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