表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【二部完結】VTuberなんだけど百合営業することになった。  作者: kattern@GCN文庫さまより5/20新刊発売
番外編 アヒル・ラプソディ ~ママ、どうして……~
376/754

第370話 水星のように母、再び その3

【宣伝】

GCN文庫より叡智ラノベ「バイト先のネットカフェが、なぜかクラスの美少女たちの溜まり場になった件。」が5月20日発売予定です。企画書き下ろし作品ですので、買わないと読めないのが申し訳ないですが、ご興味ありましたらぜひぜひお願いいたします。


○Amazonさま

https://www.amazon.co.jp/dp/4867167606/


○楽天さま

https://books.rakuten.co.jp/rb/18185599/

【登場人物】

川崎ばにら  DStars3期生 ゲーム配信が得意

青葉ずんだ  DStars特待生 グループ最恐VTuber


【シチュエーション】

 二人でエイプリルフールを前に晩酌中。


◇ ◇ ◇ ◇


ずんだ「で、なにするか決めた?」


   「私的に熱いのは……嘘デビュー企画だけど」


ばにら「あぁ、新人VTuberですって言って」


   「嘘デビューする奴ですね!」


   「ガワをわざわざ作ってもらったりして……」



   「さすがに今からはちょとキツくないですか?(3月29日)」



ずんだ「うーん、たしかに今から用意するのは」


   「内容によっては、ちょっと厳しいわね」



   「元からある程度ガワができあがっていたり」


   「デフォルメキャラだったりしたら」


   「なんとか間に合うとは思うけれども」



ばにら「デフォルメキャラですか……」



ずんだ(二人でデフォルメキャラ作って)


   (ファンシー配信とか、楽しいかもしれないわね)



   (……いやいや、趣味に走りすぎか)



ばにら(マイ○ロと○ロミちゃんみたいなの作ってもらって)


   (美月さんと寸劇するのは、楽しそうだなぁ)



   (……いや、私がよくても美月さんが嫌がるか)



ずんだ「そうよね、時間的な制限を考えると」


   「今から嘘デビュー企画は厳しいわね」


   「となると、ゲストを呼ぶのが無難な所かしら……」


ばにら「けど、意外性のあるゲストなんて、アテがないですよ?」


   「三期生はもう、エイプリルフール企画の準備してますし」


ずんだ「そうよね、アンタ交友関係狭いものね……」


   「それでも誰かいないの?」


   「こういう企画に急に呼んでも大丈夫そうな知り合いとか?」


ばにら「無茶言わないでくださいよw」


   「DStarsのメンバー意外で呼べる人間なんて……」



スマホ『PiPiPiPi♪』



ずんだ「あら、珍しい」


   「花楓のスマホが鳴るなんて」


ばにら「……なんだか嫌な予感が」



   「えっと、着信番号は」



   「お母さん?(困惑)」



ばに母「もしもし、花楓?」


   「お母さんよ、元気にしてたかしら」


   「今ちょっと、東京の方に遊びに来ててね」



   「悪いんだけれど、花楓のお家に泊めてもらえないかしら?(無茶ぶり)」



ばにら「ちょっ! いくらなんでも話が急すぎるよ!」


   「こっち来るなら、来るって相談しておいて!」


   「そもそも、まだ引っ越しの片付けが済んでなくて……」



   「ど、どうしましょうか、美月さん!(あせあせ)」



ずんだ「…………!(なにかを閃いた顔)」


   「分かった! 私に任せなさい花楓!」


   「ちょっと、スマホを貸してくれるかしら!」


ばにら「あ? え? は、はい……?(判断能力消失中)」



ずんだ「あ、もしもし、お義母さまですか~♪」


   「ご無沙汰しております~♪」


   「以前ご挨拶させていただいた」



   「花楓の(ビジネス)パートナーの美月です~♪」



ばにら「美月さん!?(困惑)」



ずんだ「はい、はい、はい」


   「宿泊先でお困りなんですね?」


   「承知いたしました」


   「でしたら、私のマンションが空いておりますので」


   「お義母さまさえよろしければ、泊まっていってください」



   「いえいえ、大切な(ビジネス)パートナーのお義母さまですから♪」



ばにら(しない! 絶対にしない!)


   (ビジネスパートナーの母親に、そこまでする人いませんって!)


   (なに考えてるんですか、美月さん……!)


ずんだ「それでですね」


   「折り入ってご相談したいことがあるんですが」



   「いえいえ、娘さんとの結婚の話はまた今度でして」



   「お義母さまは、昔、テキストサイトをやってらっしゃったんですよね?」


   「でしたら……エイプリルフール企画って、わかりますよね?(にちゃあ)」



ばにら(本当になに考えてるの⁉ 美月さん⁉)



☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆



混ぜるな危険な義理の娘と義理の母。(大嘘)


このタイミングで上京したばにらママ。

なぜエイプリルフールのタイミングで、都合よくやっているのか。

まさか最初から計画のうちなのでは……!


もちろんそんなことはありません!(ただの偶然)

そんな、どこぞの水星の母じゃないんだから!


とはいえ、かつてテキストサイトをしていたばにら母。

そんな彼女にエイプリルフール企画なんて振ったらどうなるのか。

ばにらを待ち受ける苦難にwktkしている方は――ぜひぜひ評価・フォロー・感想、よろしくお願いいたします。m(__)m

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ