第342話　画伯　その２

【登場人物】

川崎ばにら　　ＤＳｔａｒｓ３期生　ゲーム配信が得意

青葉ずんだ　　ＤＳｔａｒｓ特待生　グループ最恐ＶＴｕｂｅｒ

八丈島うみ　　ＤＳｔａｒｓ３期生　センシティブ委員長

【シチュエーション】

　ずんだの家でうみのパスパルトゥー配信を視聴中。

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コメ欄（うみの絵への反応）

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：は？　うま？　神？

：線の引き方に迷いが感じられない

：おいおいおい、マジかよ

：あなたが神か？

：お絵描き掲示板でもトップレベルの画力やんけ

：というか、これお絵描きゲームであって、お絵描きソフトじゃないから

：むしろこのお絵描き機能で、よくこんな絵が描ける

：流石はお絵描き掲示板の民

：限られた機能で絵を描くということがどういうことか分かっている

：真の強者はツールを選ばぬ！！！！

：ていうか、マジでうまい

：イラストレーターの仕事とかできるんじゃない？

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う　み「やだー、きみたちー、褒めすぎですよー（えへえへ）」

　　　「あ、けど、イラストのお仕事はちょっとしたことありますよ」

　　　「いうてチラシの挿絵なんで、大変じゃなかったですけど」

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コメ欄

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：いやいや、お金を払ってもらったらプロよ

：↑それは流石に褒めすぎでは？

：↑プロは納期とか、生産量とか、いろいろありますし、おすし

：それでも、これだけ描ければこっちの仕事もいけそうやね

【スパチャ　５千円：　ラノベ作家志望です！　委員長に挿絵お願いしたいです！】

：お、香ばしいのが来たぞ？

：香具師が湧いてきた

：絵師の知名度に頼るようじゃ、物書きとしては三流だぞ

：やめろサスケ、その言葉は俺に効く

：↑ラノベ作家おりゅｗｗｗｗｗ

：まぁけど、委員長の絵ってだけで売れそうではあるよな

：本業に支障がでるから、ぜったいにやって欲しくないけどｗ

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ずんだ「うっま！！！！」

　　　「なにこれプロじゃん！」

　　　「普通にＴｗｉｔｔｅｒとかで流れてくる奴じゃない！」

　　　「えぇ、うみってばこんな特技を持ってたの？」

ばにら「びっくりですよね」

　　　「うみのお絵描きスキルはほんとすごくて」

　　　「うちら三期生も一目おいてるんですよ」

ずんだ「こりゃお絵描き配信ウキウキでするわ」

ばにら「逆にこっちとしては、お絵描き配信に誘われると」

　　　「この『プロレベルの絵』と一緒に並ぶのか……！」

　　　「って、胃が痛くなっちゃうバニですけどね」

ずんだ「わがる（全力肯定）」

　　　「これと自分の絵が並べられるのはつらいわ」

　　　「ていうか、お絵描き配信とか誘われるんだね……」

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う　み「はい！　１枚目できあがりました！」

　　　「委員長とばにらちゃんのてぇてぇ百合絵でございます！」

　　　「さて、いったいおいくら万円の値がつくのかしら――」

　　　「ってまさかの酷評⁉」

　　　「色使いがなっていない⁉」

　　　「モチーフがよくない⁉」

　　　「なんだと！　ＤＳｔａｒｓのツートップだぞ！」

　　　「黄金の三期生だぞ！　うみばにだぞ！」

　　　「そんなにずんばにがええんか！　ええんか、パスパルトゥー！」

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コメ欄

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：うみちゃん、落ち着いてもろてｗ

：パスパルトゥーは主人公よ、画商じゃないわｗ

：まだうみばにを諦めていなかったのか

：ばにらモテモテやね

：いや、うみは全方位に色目を使ってるから……！

：そんな委員長をあばずれみたいに！

：委員長をエッ……な女の子みたいに！

：委員長を誰とでも○るギャルみたいに！

：委員長をフレイみたいに！

：↑フレイは最後にキラを守ったやろうが

：まーたここだけ時間が違うんよｗ

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絵は値段じゃございませんよ、情熱でございますよ。

まぁ、ゲームの中の話ですしね。ｗ（どういうルーチンで傑作の判定とかしているのかちょっと分からないですね。僕もそんなにパスパルトゥー配信見ていないので、なんともですが）

そして、相変わらずうみばにを諦めていない感じのうみちゃん。

もうばにらとずんだは一緒に晩酌する中なのに。

ここから入り込む隙間があるんです……？

番外編で順調に百合百合しているばにらとずんだですが、本編の方はまだ進んでいない。ここから百合営業相手の座を、うみが勝ち取る可能性もなきにしもあらす。ＤＳｔａｒｓのトップも、ばにらの隣も、虎視眈々と狙う委員長が気になる方は、ぜひぜひ評価・応援・フォローをよろしくお願いいたします。m(__)m