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【二部完結】VTuberなんだけど百合営業することになった。  作者: kattern@GCN文庫さまより5/20新刊発売
番外編 アヒル・ラプソディ ~ママ、どうして……~
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第328話 ユキ 最強死刑囚地下トーナメント その7

【登場人物】

網走ゆき   DStars零期生 よく炎上する

川崎ばにら  DStars3期生 ゲーム配信が得意

青葉ずんだ  DStars特待生 グループ最恐VTuber


【シチュエーション】

 ひさびさにまったり二人で晩酌中。

 ゆきの配信を見ることになったが……。


◇ ◇ ◇ ◇



ゆ き「とんでもねえネズミ対決だった」


   「しかし、流石はネズミの王」


   「百万ボルトを躱し続けて、勝利をもぎ取るとは……!」



―――――――

コメ欄

―――――――


:いやぁ、ネズミだけに泥仕合だったw


:どっちも距離取って、遠距離攻撃でちまちまやるのね


:ブレイクあるかと思ったらなかったし


:すごくピッチリタイツでございました


:しかし、二回戦もネズミの王が出るのか……


:そのタイミングでBANかかったらおしまいやね


―――――――



ゆ き「オブザーバーで、違うニキに変わってもらえないですかね(白目)」


   「さて、これで三試合が終わったわけですが……」



   「一回戦四試合目!」


   「満を持して! ゆきの登場でごぜーますよ!」



―――――――

コメ欄

―――――――


:あれ、ゆきちも参戦するの?


:今回は完全に観戦してるだけだと思ってた


:お祭りだからね、参加しないと


:ゆきちの対戦相手は誰だろうな


:ここは同門DStarsメンバー対決と行きたいよね


:となると、ばにらニキか?


:いや、うみニキの可能性もあるぞ?


:なんにしても、勝ったらネズミの王と対決か……


:ネズミの王にボコられるゆきち


:胸が熱くなるな……!


―――――――



ゆきち「おいおいおい!」


   「なに、ゆきが負ける前提で話してくれちゃってんの!」


   「負けるわけないでしょーがよ! このゆきさまがよぉ!」


   「いったいどれだけ、ソウルキャリバーで戦ってきたと思ってんねん!」



   「歴戦の兵だぞ、舐めんな!」



???「おぉっと? さっそくイキってる?w」


   「ゴミカスがよぉ! な~にいい気になってんだ~⁉」



―――――――

コメ欄

―――――――


:この声はまさか!


:口の悪さと一緒に、ドスが効きだしたこの声は!


:最近、まじでこの営業多いねw


:ずんばにに負けてられないからなぁ


:ゆきちも彼女なら安心して絡めるし……!


:ばにらと違って、芸の幅が広いってのも


:芸の幅というか、キャラの幅というか


:なに言っても許される感じがあるよね


:そう……おこめちゃんならね!


―――――――



ゆ き「来たか新潟ァ……ッ! 待ってたぜ、この時をよぉッ!」


おこめ「それはこっちの台詞だテメぇーッ!」


   「一度この手の対戦ゲームで」


   「やり合わなくちゃ気が済まなかったんだよ!」



   「いっつもいっつも、DStars最年長だってマウントとりやがって!」


   「最年長がそんなに偉いのか、あァン⁉」


   「その鼻、へし折ってやるよ!」


ゆ き「ということで、ゆきの対戦相手は――」


   「DStars零期生の新潟おこめ!」



   「○意の波動に目覚めたおこめちゃんニキから」


   「新衣装Verを提供してもらって、急遽参戦でごぜーます!」



   「おるぁッ!!!!」


   「ゆきおこめ、喧嘩の時間じゃァッ!!!!」



―――――――

コメ欄

―――――――


:盛り上がってまいりました!


:ゆきVSおこめの構図は素晴らしい


:本人がキャラを操作するのもな


:ッパ、ゆきち分かってんにぇ! 男心って奴をよぉッ!


:これがエンターテイナーやで!


―――――――



☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆



いよいよ一回戦ラスト。

最後の最後で配信に飛び込んで来たのは、最近なにかとよく絡むおこめちゃん。

最初の頃は、なんだか押しかけ女房みたいな感じだったのに、気がつけばバチギス百合営業しだしたこの二人。喧嘩するほど仲がいいとは言いますが、はたして……!


そして、ゆきVSおこめの戦いの行く末は!


阿鼻叫喚あえんびえんはなんとか回避したが、これからが地獄だ! ゆきもおこめも頑張れという方は、なにとぞ応援・評価・フォローなどよろしくお願いいたします……!

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