第328話 ユキ 最強死刑囚地下トーナメント その7
【登場人物】
網走ゆき DStars零期生 よく炎上する
川崎ばにら DStars3期生 ゲーム配信が得意
青葉ずんだ DStars特待生 グループ最恐VTuber
【シチュエーション】
ひさびさにまったり二人で晩酌中。
ゆきの配信を見ることになったが……。
◇ ◇ ◇ ◇
ゆ き「とんでもねえネズミ対決だった」
「しかし、流石はネズミの王」
「百万ボルトを躱し続けて、勝利をもぎ取るとは……!」
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コメ欄
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:いやぁ、ネズミだけに泥仕合だったw
:どっちも距離取って、遠距離攻撃でちまちまやるのね
:ブレイクあるかと思ったらなかったし
:すごくピッチリタイツでございました
:しかし、二回戦もネズミの王が出るのか……
:そのタイミングでBANかかったらおしまいやね
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ゆ き「オブザーバーで、違うニキに変わってもらえないですかね(白目)」
「さて、これで三試合が終わったわけですが……」
「一回戦四試合目!」
「満を持して! ゆきの登場でごぜーますよ!」
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コメ欄
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:あれ、ゆきちも参戦するの?
:今回は完全に観戦してるだけだと思ってた
:お祭りだからね、参加しないと
:ゆきちの対戦相手は誰だろうな
:ここは同門DStarsメンバー対決と行きたいよね
:となると、ばにらニキか?
:いや、うみニキの可能性もあるぞ?
:なんにしても、勝ったらネズミの王と対決か……
:ネズミの王にボコられるゆきち
:胸が熱くなるな……!
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ゆきち「おいおいおい!」
「なに、ゆきが負ける前提で話してくれちゃってんの!」
「負けるわけないでしょーがよ! このゆきさまがよぉ!」
「いったいどれだけ、ソウルキャリバーで戦ってきたと思ってんねん!」
「歴戦の兵だぞ、舐めんな!」
???「おぉっと? さっそくイキってる?w」
「ゴミカスがよぉ! な~にいい気になってんだ~⁉」
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コメ欄
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:この声はまさか!
:口の悪さと一緒に、ドスが効きだしたこの声は!
:最近、まじでこの営業多いねw
:ずんばにに負けてられないからなぁ
:ゆきちも彼女なら安心して絡めるし……!
:ばにらと違って、芸の幅が広いってのも
:芸の幅というか、キャラの幅というか
:なに言っても許される感じがあるよね
:そう……おこめちゃんならね!
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ゆ き「来たか新潟ァ……ッ! 待ってたぜ、この時をよぉッ!」
おこめ「それはこっちの台詞だテメぇーッ!」
「一度この手の対戦ゲームで」
「やり合わなくちゃ気が済まなかったんだよ!」
「いっつもいっつも、DStars最年長だってマウントとりやがって!」
「最年長がそんなに偉いのか、あァン⁉」
「その鼻、へし折ってやるよ!」
ゆ き「ということで、ゆきの対戦相手は――」
「DStars零期生の新潟おこめ!」
「○意の波動に目覚めたおこめちゃんニキから」
「新衣装Verを提供してもらって、急遽参戦でごぜーます!」
「おるぁッ!!!!」
「ゆきおこめ、喧嘩の時間じゃァッ!!!!」
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コメ欄
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:盛り上がってまいりました!
:ゆきVSおこめの構図は素晴らしい
:本人がキャラを操作するのもな
:ッパ、ゆきち分かってんにぇ! 男心って奴をよぉッ!
:これがエンターテイナーやで!
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☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
いよいよ一回戦ラスト。
最後の最後で配信に飛び込んで来たのは、最近なにかとよく絡むおこめちゃん。
最初の頃は、なんだか押しかけ女房みたいな感じだったのに、気がつけばバチギス百合営業しだしたこの二人。喧嘩するほど仲がいいとは言いますが、はたして……!
そして、ゆきVSおこめの戦いの行く末は!
阿鼻叫喚はなんとか回避したが、これからが地獄だ! ゆきもおこめも頑張れという方は、なにとぞ応援・評価・フォローなどよろしくお願いいたします……!




