第326話 ユキ 最強死刑囚地下トーナメント その5
【登場人物】
網走ゆき DStars零期生 よく炎上する
川崎ばにら DStars3期生 ゲーム配信が得意
青葉ずんだ DStars特待生 グループ最恐VTuber
津軽りんご DStars特待生 きまぐれ僕っ娘
【シチュエーション】
ひさびさにまったり二人で晩酌中。
ゆきの配信を見ることになったが……。
◇ ◇ ◇ ◇
ゆ き「いやぁ、すごいもんを見せられましたね」
「メロンパン○ちゃんからの夏油」
「からの獄門○開門w」
「原作の名シーンを完全再現してたわ」
「って、真面目に勝負しろよお前ら!w」
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コメ欄
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【スパチャ 5百円: いいもん見させてもらいましたわー】
:スズちゃん、素に戻っておらっしゃるw
:スズちゃんも呪術大好き民だからな
:呪術というか、声優さんというか
:ゆきさんとすずさんで、濃いオタ解説が挟まるの助かる
:ネタの解説してもらわないと、おじちゃんついていけないw
:↑こういうのはノリで楽しんでおけばいいんだよ
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ゆ き「おっと? おじたんたちが『ネタわがんない』ってなってる?」
「そうですよね、最近のネタばっかりでしたものね」
「ということで、今度は懐かしネタ枠で……」
「三回戦の挑戦者は!」
「おまちかねの、ムッ○インリアルガ○ャピンニキと」
「コアな人気がある、八頭身ドラえ○んニキだ!」
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コメ欄
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:ktkr!
:リアル志向の死刑囚じゃん
:適当に作ってるようで、芸が細かいのがミソよな
:ムッ○ブレイクからのガチャピンは、何度見ても笑える
:ゆきちも腹筋崩壊してたしw
:八頭身ドラ○もんは、顔がまんまドラちゃんなのなw
:そこよ。どの素材使ってあれを再現したのか。w
:ほんと天才の所業
:まぁ、二人ともネタの仕込みは最高だけど、プレイスキルは……
:ゆきちに負けちゃってたからね
:泥仕合確定かな?
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◇ ◇ ◇ ◇
ばにら「キャラメイク対戦企画って」
「主に相手の腹筋を破壊するのが勝利条件の」
「バーチャルリアルバトル(謎)ですよね?」
ずんだ「花楓? さてはだいぶ酔ってるわね?」
「ほら、心配だからこっちにいらっしゃい」
「酔いを醒ましてあげるわ……♥」
ばにら「美月さんの方が酔ってるバニでしょw」
ずんだ「…………(ちょっと不満そう)」
「まぁたしかに、腹筋破壊を狙いにいくゲームには間違いないわよね」
「格闘ゲームって、煽ってなんぼみたいな所があるから」
「りんごの格ゲーでの煽りとか聞いてると」
「その語彙力を、もっと違うことに活かせなかったの?」
「って思っちゃうもん(さめざめ)」
ばにら「そんな酷いんですか、りんご先輩の煽り(困惑)」
ずんだ「今は、里香ちゃんの手前もあって、控えめだけれどね」
「全盛期はそりゃもう、私がどん引きするレベルだったわよ」
「けどまぁ、それだけ真剣にやってるってことなんだけど」
「なんというか、そういう相手への挑発も含めて」
「格ゲーって楽しむものなのよね……」
「とはいえ、試合が終わったらニッコリ握手」
「初心者さんには優しくっていう、礼儀の世界でもあるんだけど」
ばにら「はぁー、格ゲーって奥が深いですね……」
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筆者、特に格ゲーオタというわけではないので、この辺りはフィーリングで書いております。(ぉぃ)
煽り文化については、けっこう色んな娯楽作品でネタにされておりますが、それが行きすぎて人離れが加速し「初心者に優しくしよう」という流れがきているという、最近の話題なんかも交えて書かせていただきました。
今のスト6なんかが、この辺りの塩梅がとてもよくて賑わっているらしく、初心者や新参者を丁寧に扱うのって大事だなぁ……って痛感します。
自分が楽しいだけではなく、みんなが楽しいを考える。
そういうのって本当に大事ですよね。
ラノベでも漫画でも。(身につまされる)
この小説もそこまで「知識ない奴は発言するな!」的な感じではないので(というスタンスでやってますが、もし壁を感じてたらゴメンね)、思ったことはじゃんじゃん感想とかで呟いていただけると幸いです。僕も言うほど、元ネタのホロライブを全部追えてる人間ではないので、気軽に読んで気軽に感想いただけれれば……!




