第297話 箱 その１２
【登場人物】
羽曳野あひる ＤＳｔａｒｓ２期生 雑談配信が得意
秋田ぽめら ＤＳｔａｒｓ特待生 みんなのママ
網走ゆき ＤＳｔａｒｓ零期生 よく炎上する
青葉ずんだ ＤＳｔａｒｓ特待生 グループ最恐ＶＴｕｂｅｒ
川崎ばにら ＤＳｔａｒｓ３期生 ゲーム配信が得意
祇園ちまき ＤＳｔａｒｓ１期生 おまつり女
丹後ひじり ＤＳｔａｒｓ２期生 幼女鬼娘
【シチュエーション】
地獄企画。年末恒例箱妖精回。
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コメ欄
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：ゲシュタルトおぱんちゅ
：ちまき、おぱんちゅやめるってさ
：ちまきちゃんからおぱんちゅを取ったら、なにが残るっていうのさ
：ちまきのおぱんちゅをくれー！！！！
：リスナーが欲しているものと、配信者が欲しているものの違いよな
：この悩みは根が深そう
：ちまきちゃん以外にも、キャラクター性で悩んでる子は多そうだよね
：むしろなんでぱんちゅキャラになったんだ？
：最初は清楚だったよな？
：あんなに清楚だったのに……
：今はもう違うＶＴｕｂｅｒ……
：↑ガンダム種の歌かよｗ
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ちまき「そうなんですよ！」
「ちまき！ 最初は清楚キャラだったんですよ！」
「おぱんちゅなんて口が曲っても言わない！」
「清楚でキュートな元気娘だったはずなんです！」
「けど気がついたら、なぜかこんなことに……」
ぽめら「いや、『おぱんちゅ』って配信で言ったから、こうなったんですよね？」
「それは真の清楚とは言えないのでは？」
あひる「ぽめしゃ！！！！」
「本気で悩んでる人に正論パンチはまずいって！！！！」
ぽめら「いや、これ、そういう趣旨の配信だし（真顔）」
あひる「そうだけど加減して！！！！」
「今日の出演者の中で、ぽめしゃが一番闇が深いよ！！！！」
ゆきち「まぁ、ぽめちゃんのご指摘はともかくとして」
「そもそもなんで、ぱんちゅの色なんて聞き出したんですかね？」
「まずはその原因の調査から始めたほうがいいのでは」
あひる「お、名探偵ゆきち始まったな！（空気を戻そうとする）」
ぽめら「まったくもって頼りないですけどね！（空気を壊そうとする）」
あひる「だからぽめしゃぁ！！！！」
ちまき「きっかけについては今もよく覚えています」
「そう、あれはちまきに、念願の後輩――２期生がデビューした時のこと」
「わらわらとやってくる若いＶＴｕｂｅｒたち」
「そんな中、とんでもない幼女みを放つ」
「あの娘と出会ってしまった……」
「丹後ひじりって言うんですけどね？」
あひる「ひじりどのじゃねえか！！！！」
ぽめら「ちょっと！ うちの娘に変な視線を向けるのやめてください！」
ゆ き「この配信大丈夫⁉」
「今年もなんだかＢＡＮされそうな勢いなんだけれど⁉」
ちまき「ひじりちゃんの発言から行動、なにからなににいたるまで」
「もう、可愛くてしょうがなくてですね」
「しんぼうたまらん！ と、なって思わず聞いてしまいました」
「お嬢ちゃん、ぱんちゅ何色の穿いてるのかなぁ？（はぁはぁ）」
三 人「完全に変質者じゃねーか！！！！ｗ」
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コメ欄
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：そうか、ちまきちゃんもお嬢（ひじりの愛称）にやられたか
：お嬢はかわいいからな
：あの可愛さはＤＳｔａｒｓの至宝
：ぽめしゃもデレデレにたらし込む天性の幼女
：あひるでは替えの効かない娘要素
：お嬢ならぱんちゅ聞きたくなるのも納得
【スパチャ １千１百円： おまわりさんこいつらです】
：なに通報しようとしてるんだｗ
：いや、おぱんちゅ肯定してるんじゃないよｗ
：女の子に下着の色を聞くなんて変態だよ
：変態じゃないよ、むしろ変態だとしても、変態という名の（ｒｙ
：クマ吉くんはええねん
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ばにら「ひじり先輩が原因だったのかぁ」
「まぁ、かわいい後輩にはデレデレしたくなりますよね」
「私もごりらちゃんにデレデレしちゃいそうですし（笑）」
ずんだ「アンタも気をつけなさいよ？」
「気づいたら取り返しのつかないキャラになってた」
「なんて、笑いごとじゃ済まないんだから」
ばにら「はい！！！！（いい返事）」
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後輩にデレデレしすぎて、後戻りできないイッヌからのありがたいお言葉。
後輩に優しくしちゃう・胸キュンしちゃうのは人間の性って奴でございますね。
だからってパンツに初手で及ぶのはどうかと思いますが。（白目）
もしよければカクヨムコン開催中なので、評価をいただけると幸いです。m(__)m
