第292話 箱 その6
【登場人物】
羽曳野あひる DStars2期生 雑談配信が得意
秋田ぽめら DStars特待生 みんなのママ
網走ゆき DStars零期生 よく炎上する
青葉ずんだ DStars特待生 グループ最恐VTuber
川崎ばにら DStars3期生 ゲーム配信が得意
八丈島うみ DStars3期生 センシティブ委員長
太宰府ゆかり DStars2期生 生意気JKVTuber
渋谷いく DStars2期生 陰キャオタ女系VTuber
津軽りんご DStars特待生 きまぐれ僕っ娘
【シチュエーション】
地獄企画。年末恒例箱小人回。
◇ ◇ ◇ ◇
う み「まぁ、ぶっちゃけですね」
「ばにらちゃんとは三期生のツートップ」
「いや……いまやDStarsのツートップとして」
「頑張らせていただいているわけなんですが」
あひる「先輩の前でツートップ宣言とか、ほんと肝が据わってるなぁ」
ゆ き「敬えよぉ! 先輩をさぁ!」
ぽめら「まぁ、仕方がないんじゃないですかね」
「VTuberは実力の世界ですから」
「登録者数や同接数で負けてる時点で」
「我々にうみにどうこう言う権利はないかと」
二 人「悲しくなること言わないで!!!!」
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コメ欄
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:そういうぽめしゃが一番この中だと登録者数が……
:ええねん
:ぽめしゃはそんなんじゃないから
:ぶっちゃけぽめしゃにそういうの求めてない
:あひるもそういう部分あるよね
:いてくれるだけで良いって感じ?
:DStarsの精神的支柱なんよ、二人は
:しかしゆきちテメーはダメだ!
:ちょっと前まで、ずんさんと二大巨頭だったのになぁ
:炎上ばっかしてるから
:お前ら、擁護するのか、貶すのか、どっちかにしてやれよw
:ゆきちの配信ではよくあることw
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う み「まぁまぁまぁ、ゆきちの話は置いておいてですね」
「最近、ちょっと気になるんですよね、ばにらのことが……」
ぽめら「気になるとは?」
「それは恋的な奴ですか? それとも、違う感じの奴ですか?」
あひる「違う感じの奴ってなに?」
「同僚として心配とかそういうんじゃないの?」
う み「恋的な奴……ですかね」
あひる「嘘ぐゎでしょぉ⁉︎」
う み「ぶっちゃけ、ここ最近のアイツ……」
「モテすぎじゃありません?」
三 人「たしかに……!!!!(迫真)」
う み「ずんだてんぱいは言わずもがな」
「ユカタン(ゆかりの愛称)とも猫友になったじゃないですか」
「うちの娘とも、なんか普通に仲良さげだし」
「なによりも、あのりんご先輩が気に入ってるのが」
「こいつとんでもねえタラシだなぁ……って思ってて!」
あひる「あー、なんか分かるかも」
「りんごは誰とでもすぐに仲良くなっちゃうし」
「割とフッ軽で面倒見がいいところはあるけれど」
「ばにらに対しては別格って感じの扱いだよね……」
ぽめら「そんな言うほどかなぁ……?」
「あ、けど、そういえばりんごから相談受けてたや」
「ずんだとばにらの間に、どうやって挟まればいいだろうか……って」
ゆ き「ぽめちゃん! それ、言っていいやつ⁉︎」
あひる「あひるも初耳なんですけど!」
「ちょっと! 気になるじゃん!」
「けど、軽率に聞いたらダメな奴だよね、絶対にそれ……!」
ぽめら「まぁまぁまぁ」
「詳細は伏せますけど、なんか気にはかけてましたね」
「やっぱり、長いつきあいのずんだと百合営業してるのが」
「気になってるのかもしれないですねぇ……」
「これは略奪愛の匂いがしますよ!!!!」
二 人「なんで話を不穏な方向に持っていこうとするのさ!!!!」
「ないよそんなの! 百合営業なんだからさぁ!」
◇ ◇ ◇ ◇
ばにら「…………(///)」
「うみめ! 勝手にこんな相談なんかして!」
「前もって説明しておいて欲しいですよ!」
「だいたいりんご先輩が、ばに〜らを気にかけてるわけないじゃないですか」
ずんだ「ふぅん、そっか」
「ぽめしゃに相談してたのか、りんご……(圧)」
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
でかいゆりのにおいがするぜ。(白○)
どんどんと厄介リスナー感を増していくりんご。
人畜無害猫を装っているが、彼女の牙が今後ばにらに向くことはあるのか。
がんばれずんさん! 負けるなずんさん!
NTR展開は回避するんだ……!
けど、ヘタってるずんさんも悪いんだゾ!
すみません、ぜんぜん三部が始まらないのが原因です。
はやく書きます!!!!!!!!!(いつだって書きたい気持ちはいっぱい)
もしよければカクヨムコン開催中なので、評価をいただけると幸いです。m(__)m




