第282話 限界社畜OLお局ちゃん! その6
【登場人物】
八丈島うみ DStars3期生 センシティブ委員長
お局ちゃん ニコ生配信者 地方のドライブインで働くOLさん
さおり ニコ生配信者 お局ちゃんの相方 握力が50kgある
川崎ばにら DStars3期生 ゲーム配信が得意
青葉ずんだ DStars特待生 グループ最恐VTuber
トキワいま DStars零期生 事務所発足の切っ掛けになったV
Bちゃん DStars裏方兼事務職員 広報配信を担当
【シチュエーション】
ずんだの家で、現会社畜OLお局ちゃんの過去配信を視聴中。
◇ ◇ ◇ ◇
ずんだ「…………(ガン見中)」
「ねぇ、このさおりちゃんって、いったい誰?」
「この引退配信でも、すごい親しそうに接してるけれど」
ばにら「あぁ、さおりん(さおりのあだ名)ですか?」
「うみの歳の離れた友達で、元々はニコ生配信者だったんですよ」
「けど、お局ちゃんほどの人気が出なくて、早々に引退しちゃって」
ずんだ「ふぅん」
「引退したのに、うみの配信には出てたの?」
ばにら「そうなんですよ」
「お互い、気心の知れた仲だったんでしょうね」
「二人が絡んだ動画は、結構人気があったんですよ」
「ただまぁ、センシティブ過ぎて、ほとんど削除されてますけど(白目)」
ずんだ「その頃から、うみはうみだったのね……」
ばにら「まぁ、いま先輩とBちゃんみたいな関係です」
ずんだ「分かりやすいたとえね」
「けど、そっか、そうよね」
「そういうサポーターって、この活動では結構大事よね」
「ちゃんと自分の活動を理解して、支えてくれる身近な人」
ばにら「そうですね」
「実際、うみのお局ちゃんとしての活動は」
「さおりんの献身によってあそこまで伸びた」
「そう思ってるリスナーはいっぱいいますよ」
ずんだ「……ふぅん、なるほどね」
「今はいったい、どこで何をしてるのかしらね」
ばにら「あんまり個人情報とかは言ってなかったですけど」
「なんか、地元で経理の仕事とかしてるらしいですよ」
「うみも、東京に出て来てからは会ってないらしくて」
「詳しいことは知らないって言ってました……」
ずんだ「ちょっとそれは薄情じゃない?」
「自分のことを支えてくれた恩人でしょ?」
ばにら「まぁ、『さおりにはさおりの人生があるから』って言ってました」
「きっと必要以上に干渉するのはよくないと思ったんでしょ」
ずんだ「そっか」
「まぁ、たしかに今は登録者100万人のVTuberだもんね」
「そんな人が身近にいたら落ち着かないわよね」
ばにら「そういうことですよ」
「私も、VTuberだってこと隠してますしね……」
ずんだ「アンタ、そんなこと言う友達いるの?(真顔)」
ばにら「なっ! ひどいですよ美月さん!」
「私だって、身分を隠さなくちゃいけない、友人の一人や二人……」
「いないや(白目)」
ずんだ「だと思った(苦笑い)」
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
素人時代に献身的に支えてくれた女房役。
そんな彼女を捨てて、今やスターダムを駆け上るうみ。
しかし、そんな簡単に過去の女を忘れるわけもない。
だってうみは昭和の女だから……!(なお、平成生まれではある模様)
一方、リア友がいないことをばらされたばにら。
大丈夫だばにら! 君にはずんさんがいるぞ!
むしろ聞いて安心してるまであるぞ!
もしよければカクヨムコン開催中なので、評価をいただけると幸いです。m(__)m




