第278話 限界社畜OLお局ちゃん! その2
【登場人物】
八丈島うみ DStars3期生 センシティブ委員長
お局ちゃん ニコ生配信者 地方のドライブインで働くOLさん
MAKI ニコ生配信者 超巨乳の帰国子女ゲーム配信者
さおり ニコ生配信者 お局ちゃんの相方 握力が50kgある
川崎ばにら DStars3期生 ゲーム配信が得意
青葉ずんだ DStars特待生 グループ最恐VTuber
【シチュエーション】
ずんだの家で、現会社畜OLお局ちゃんの過去配信を視聴中。
◇ ◇ ◇ ◇
お 局「したらば、レジに並んでたおばちゃんが!」
「急に列を出てこっちにくるわけですよ!」
『いつまでちんたらやっとんじゃい! アイス溶けるやろがァッ!』
「って、ブチギレられましてね」
「お局ちゃん、レジ業務はあんまり得意じゃないから」
「ただただ平謝りで……」
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コメ欄
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:アイス如きでおおげさな
:こういうのって、怒る理由はたいてい別の所にあるよな
:↑それ
:お局ちゃんのレジ業務がトロくてキレてんのよ
:けど、それを言っちゃうと、自分の器が小さく見えるから
:わざわざしょーもない理由をつけるんだよね
:昭和のお気持ち表明テクニックやね
:お客さまは神さまですってかw
:神さまなら御利益運んで来いってんだ! この疫病神がよ!
:ほんクソ
:お局ちゃん、マジで気にしなくていいからね
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お 局「みなさん! ありがとうございます!(感涙)」
「ただ、何年ここの職場に勤めてるんだって話なんですけどね」
「私、この仕事向いてないのかなぁ……(ため息)」
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コメ欄
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:それはちょっと思うかも
:お局ちゃんのトーク力があれば、もっと別の仕事の方があってる
:水商売は……もう年齢的にキツいか
:おい
:こら
:キツいとか言うなし! お局ちゃんも女の子なんやぞ!
:せやで。自称「お局」でも、まだ心はピチピチの17歳。
:けど、17歳だと、逆にそういうお店で働けないよね……。
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お 局「あははは! お局ちゃんの年齢の話はいいですよ!」
「実際、そんなに若くないですから! 肌もほら、この通りですし!」
「ほれほれ~♪(おっぱいどアップで煽ってる)」
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コメ欄
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:リスナーサービスありです!
:いい乳thx!
:こういう所がお局ちゃん分かってるのよ
:けど、決してあざとくもない所が
:距離の近い異性の友達感があってスコスコのスコ
:↑今、お局ちゃんへの気持ちがようやく言語化できたわ
:MAKIには及ばないが……いい乳をしている!
:MAKIちゃんの爆乳には負ける
:アレは本場アメリカン育ちだからねぇ
:さおりにもあのおっぱいをわけてあげて欲しい
:やめろ! さおりが泣くぞ!
:今日はおらんけど、アーカイブで見てぜったいにいじける
:さおりはほんとめんどくさいからなぁ
:そこが可愛いんだけど
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◇ ◇ ◇ ◇
ずんだ「このMAKIってたしか」
「今度入ってくる、横須賀らむねの中の人よね?」
ばにら「そうですね!」
「うみが抜けた後も、ニコ生、YouTube、Twitchと」
「どんどん活動場所を広げて、知名度を上げてる配信者です」
「正直、VTuberになるって聞いてびっくりしました」
ずんだ「まぁ、配信者としてうまく行ってたわけだもんね」
「なんでわざわざVTuberに転生するのかしら」
「……まぁ、私も人のこと言えないか(苦笑い)」
ばにら「けど、当時はまだMAKIさんは売り出したばかりで」
「『巨乳の面白い配信者がいる』くらいの認知度だったんですよね」
「ぜんぜんうみの方が勝ってたんですよ……」
ずんだ「…………」
「そういや、うみちゃんもなんでVTuberになったの?」
「別にこのまま、配信者続けてもいいんじゃない?」
ばにら「あ、それ、聞いちゃいます?」
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
限りなくうまく行ってるように見える現会社畜OLちゃん。
このまま生身で活動しても、YouTuberとしてやっていけたはず。
なのに、なぜVTuberに転身することを決めたのか?
はたしてうみの引退&VTuber転生の理由とは!
転職って大変ですよね。(直球)
自分の未来を考えて、どうすれば長く働けるか、仕事の幅が広がるか。
いろんなことを考えなくちゃいけない。フリーだからってきままにやれるもんじゃないと、僕も自営業やり始めてようやく気が付きました。(白目)
もしよければカクヨムコン開催中なので、評価をいただけると幸いです。m(__)m




