第260話 朝から牛丼 その4
【登場人物】
川崎ばにら DStars3期生 ゲーム配信が得意
青葉ずんだ DStars特待生 グループ最恐VTuber
八丈島うみ DStars3期生 センシティブ委員長
出雲うさぎ DStars3期生 妹系巫女さん
五十鈴えるふ DStars3期生 和風エルフ
石清水しのぎ DStars3期生 おっぱい侍太郎
【シチュエーション】
後日、ずんだと呑みながら、三期生プライベート企画の反省中。
◇ ◇ ◇ ◇
ばにら「どう思います、美月さん」
「朝から牛丼は流石にまずいですよね……」
ずんだ「今すぐやめさせなさい(ガチトーン)」
ばにら「……バニ」
ずんだ「しのぎちゃんが牛丼を好きなのは知ってたけど」
「まさかここまでとは思っていなかったわ」
「朝から牛丼なんて正気の沙汰じゃない」
「食べ盛りの男子高校生でも、そんなのしないわよ」
ばにら「ですよねぇ」
ずんだ「一応、確認するけど」
「話題作りのネタじゃないのよね?」
ばにら「私たちも、収録終わってすぐに問い詰めたんですよ」
「本当にこんな食生活を送っているのか……って?」
「そしたらいつもの笑顔で返されて(白目)」
「これ、ガチの奴や……って!」
ずんだ「…………(頭を押さえる)」
ばにら「えるふにも裏を取ったんですよ」
「そしたら――」
えるふ『どれだけ言っても、あらためてくれない』
『むしろ、注意すればするほど、話を聞かなくなって……』
ばにら「って、泣かれちゃって(げんなり)」
ずんだ「…………(頭を抱える)」
「……えるふちゃんも苦労してるのね」
「二人暮らしだから、てっきりマシな生活してると思ってたわ」
ばにら「私もです」
「うみやうーちゃんも交えて」
「流石にこれはまずかろうと」
「えるふだけに任せていてはいけないと」
「いろいろ話し合ったんですけど、結論がでなくて――」
「どうすればいいですかね?(真剣)」
ずんだ「どうすればって言われても」
「同居相手が言っても聞かないものを」
「部外者がどうにかできるとは思えないわよ」
ばにら「……そうですよね」
ずんだ「とはいえ、しのぎちゃんはDStarsの後輩」
「そんな彼女が――牛丼の食い過ぎで命を縮めるのを」
「むざむざ見ているだけにはいかない」
ばにら「美月さん……!」
ずんだ「本人に『朝から牛丼を食べる』ということが」
「どれほどリスキーか理解させるしかない」
「あるいは、たとえ彼女のトラウマになっったとしても」
「牛丼離れをしてもらうしかない」
ばにら「なるほど」
「となると……」
ずんだ「えぇ、こういうことの説得に、向いている人物に心当たりがあるわ」
「まずは、彼女からしのぎちゃんを説得してもらいましょう――」
「題して、石清水しのぎ『牛丼卒業大作戦』よ!!!!」
ばにら「同期としてもお願いするバニ!」
「しのぎに、牛丼を控えるように言ってやって欲しいバニ!」
「せめて、一日一杯! できれば、週に五杯にして欲しいバニ!」
「でないと、しのぎの身体が心配バニよ!」
ずんだ「…………」
「週に五杯の時点で、同期《アンタ達》の感覚も変よ」
「おつかれサラリーマンじゃないんだから」
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
まぁ、職種にもよるとは思いますが、毎日牛丼でも大丈夫な人は大丈夫ですよね。
僕は――朝はなか卯の定食(卵&納豆)、昼は会社の仕出し弁当、夜になか卯の牛丼or松屋の焼き肉定食、みたいなパターンが多かったように思います。
今はお金がないので自炊してますが。(やっぱり自分で作ると安くつく)
それもこれも、献立を考える余力と時間があるからできること。
ほんと、仕事ばかりでプライベートのない人生なんて嫌ですよね。そのあたり、ちゃんと会社には考えてもらいたいなと思うことしきりでございます。
だから社会からドロップアウトしたんですけどね。
なんだか筆者の愚痴が炸裂してしまいましたが――はたして、ずんだが呼んだ助っ人とは誰なのか。こういう時、頼りになる人と言えばあの人しかいない。誰か分かった方はコメント欄で! そしてもしよろしければ、評価・フォローなどよろしくお願いいたします! m(__)m




