第258話 朝から牛丼 その2
【登場人物】
川崎ばにら DStars3期生 ゲーム配信が得意
八丈島うみ DStars3期生 センシティブ委員長
出雲うさぎ DStars3期生 妹系巫女さん
五十鈴えるふ DStars3期生 和風エルフ
石清水しのぎ DStars3期生 おっぱい侍太郎
Bちゃん DStars裏方兼事務職員 広報配信を担当
【シチュエーション】
DStars公式企画。
三期生のプライベートを覗いてみようという配信にて……。
◇ ◇ ◇ ◇
Bちゃ「まぁ、ある意味で、うみさんらしい朝食でしたね」
「というわけで、続きましては――うさぎさん!」
写 真『いちご 1個』
ばにら「嘘吐けぇッ!!!!」
「こんなんじゃ絶対足りないバニだろ!!!!」
「育ち盛り、もっと食え!!!!」
三 人「だはははは!!!!」
うさぎ「いや、これくらいでお腹いっぱいになっちゃうの」
「うさぎって小食だから……そんなにいっぱい食べられないの♪」
ばにら「まーた、ぶりっこして、アンタはもう」
う み「けど、前にみんなでホテルに泊まった時は」
「朝食バイキングのケーキ、全種類食べてたよねぇ~」
うさぎ「ちょっと、うみ!」
「ばらさないでよ!」
Bちゃ「ダイエット中ってことですかねw」
「お年頃の朝食は、まぁこんなものかもしれません」
「それでは続きまして……えるふさん!」
えるふ「はい!」
写 真『ごはん、納豆、お味噌汁、玉子焼き、ほうれん草のおひたし』
三 人「おぉ~! すごぉ~い!」
Bちゃ「本格的な朝食ですね?」
「もしかして、自分で作られたんですか?」
えるふ「えぇ、まぁ……(テレテレ)」
「こう見えて、料理が趣味でして」
「これくらいはいつも作ってます」
ばにら「いい趣味してるじゃんか、えるふ!」
う み「これはぜひとも嫁に欲しい!」
「えるふ、委員長と結婚して一緒に暮らそう!」
「式はハワイで挙げような!」
うさぎ「いいなぁ~! こんな朝食、毎朝食べたいよ~!」
「一緒に暮らしてるしのぎは、毎日これが食べられるんだから」
「本当に幸せ者だね!」
えるふ「あ、いや……(スン)」
「実は、私としのぎは、朝食は別々で」
ばにら「……はにゃん?」
うさぎ「そうなの?」
う み「どうして? 二人とも仲良しなのに?」
「ハッ! これは!」
「何か触れてはいけない危険な香り!」
「もしかして、えるふちゃん、しのぎちゃん……」
「倦怠期って、奴かしら⁉」
ばにら「なーに、勝手に盛り上がってるんじゃい!」
「えるふが困ってるだろうが! こるァッ!」
えるふ「いやまぁ、そういうんじゃないんですけど……」
「実際、見てもらった方がはやいかなと(あせあせ)」
Bちゃ「はい、ということで」
「最後に残った、しのぎさんの朝食が――こちら!」
写 真『牛丼(特盛り&チーズのせ)』
三 人「…………(絶句)」
しのぎ「やっぱり、一日のはじまりは牛丼から!」
「ガッツリ食べて、今日も配信頑張るぞい!」
「というわけで、牛丼特盛りチーズマシマシでござるよ!」
「これが拙者の元気の秘訣でござる!」
三 人「いや……」
「いやいやいやいやいや!!!!(驚愕)」
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
ここで早速タイトル回収。まさかの朝から牛丼食べてるしのぎちゃん。
育ち盛りの高校生や体力のいる外回りサラリーマンならまだしも……朝牛はなかなかにハイカロリーなお食事。こんなの食べてて、本当に大丈夫なのか。
まぁ、VTuberは結構体力勝負なところがある。
朝に牛丼食べるくらいでちょうどいい――と、言えればいいんですがね。
そんなこんなで今回のお話は、「やばい食生活をしているしのぎを、どうにかして健康にしてあげたい」と、ばにらたちが空回りするお話です。もうオチまで見えたという方は、そっと目を閉じてもろて、あたふたを楽しんでいただければ幸いです。
あと、よければカクヨムコン開催中なので、評価をいただけると幸いです。m(__)m




