表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【二部完結】VTuberなんだけど百合営業することになった。  作者: kattern@GCN文庫さまより5/20新刊発売
番外編 アヒル・ラプソディ ~ママ、どうして……~
260/754

第256話 アヒル・ラプソディ その8(ラスト)

【登場人物】

羽曳野あひる DStars2期生 雑談配信が得意

大内山みるく 羽曳野あひるのママ(絵師さん)

清水K介   だいさんじ所属VTuber アラフォー独身おじたん


【シチュエーション】

ということで『ロリばぶ』旋風が吹き荒れた数週間。

騒ぎの発端となった大内山みるくのチャンネル。

コラボ配信『大内山家』にて。


◇ ◇ ◇ ◇


みるく「いやぁ~~~~!」



   「天下獲っちゃたなぁ!(ドヤ)」



あひる「天下獲っちゃったなぁ、じゃないよ!」


   「ノリが軽すぎるよ、かーちゃん!」


K 介「すごい人気ですね『ロリばぶ』」


   「DStarsも、ウチのだいさんじでも」


   「カバーしてる人が続出で……」


みるく「ぶっちゃけ、私もここまで伸びるとは思わなかったよ」


   「やっぱ映像が強い気がするわ」


   「なんて言っても天下の――」



―――――――

コメント

―――――――


:いやいや、みるく先生の歌声あってこそですよ


:全力でロリやってんの最高にシコい


:ロリみるくは正義


:ロリかーちゃん最高! ロリかーちゃん最高!


:こういうのも全力でやるから、みるく先生ほんとスコだわ


:みるく先生、本当に……おいくつなんですか?


:おい!


:女性に年齢を尋ねるとか、失礼だろう!


:いくらみるく先生でもそれは怒るぞ!


―――――――



みるく「え~? みるく、小学生だよぉ~?」


   「あのお歌、聞いても分からないのぉ~?」


   「そんなんだからダメなんだよ、ザコザコお兄ちゃ~ん?」



あひる「きちぃ~~~~!!!!」


K 介「だはははははは!!!!」



―――――――

コメント

―――――――


:みるく先生、ノリノリである


:この絶妙な返しがたまらんのよ


:あひるもよく見習ってもろて


:イラストレーターもできて、VTuberもできる


:おまけにロリガキもこの通り


:みるく先生、超人では?


―――――――



みるく「いやいや、私は本当にただのイラストレーター」


   「今回のヒットは」


   「すばらしい楽曲を提供してくれた作曲チームのみなさんに」


   「すばらしいMVを作ってくれた映像チームのみなさん」


   「そして、普段から応援してくれている……」



   「ゴミカスどものおかげです♥」



あひる「かーちゃん、リスナーの呼び方を変えようよ」


K 介「いや、コメント欄狂喜乱舞してるよ、あひる嬢」


   「みるく先生のリスナーは、やっぱひと味違うわ」


あひる「こんなんで喜ぶなよ……」


   「かーちゃん、あひるは情けないよ……」



みるく「なにが情けないのか!!!!(クワッ!!!!)」


   「めでたくも『ロリママみるくのばぶりぃー子守唄♥』は」


   「再生回数1000万回突破ぞ!!!!」



   「VTuberの歴史に、燦然と輝く金字塔を打ち立てたのよ」



   「もっと私を褒め称えなさい(ドヤァ!)」



―――――――

コメント

―――――――


:みるく先生最高!


:絵も唄も配信も面白い!


:ロリVTuber、大内山みるくを称えよ!!!!


:みるく! みるく!


:みるく! みるく!


:まぁ、あひるが困惑するのも分かる


:本職じゃない、かーちゃんにこんな記録立てられたらなぁw


:企業勢VTuberは形無しよ


:それはK介くんも同じだよね……


:だいさんじも、DStarsも、なぜこれができなかったのか


:やはり……ロリ! ロリは全てを救う!


―――――――



K 介「いや、ほんとそれですよね」


   「みるく先生じゃなく、俺たちがヒット出さなきゃいけないのに」


   「まじでなにやってんだって話ですよ」


あひる「そういうけどさおじおじ」


   「こんなふざけた楽曲、企業の企画で通ると思う?」



K 介「無理だろうね(即答&真顔)」


あひる「でしょ~~~~!」



K 介「企業勢VTuberだと、待ったがかかる所を」


   「うま~くすり抜けてスマッシュヒットを放った」


   「みるく先生の慧眼には、ほんと頭が下がります」


あひる「いやこれは反則技でしょ」


みるく「甘っちょろいこと言ってんな、あひる!」


   「この世の中はなぁ……」



   「勝てばよかろうなのだぁ!!!!(ドヤァ!!!!)」



あひる「さっきからドヤ顔連発するのやめようよ!」


   「ほんと、母ちゃん、調子に乗りすぎだって!」


みるく「はい」


   「娘がね、嫌がってるのでね、このくらいにしてね」


   「けどまぁ、これは本当にラッキーというか」


   「偶然が重なっただけのことですから」



   「これからも私は、イラストレーターとして」


   「自分の仕事を見失わずに」


   「真面目に目の前の仕事に取り組んでいこうと思います」



あひる「かーちゃん(しんみり)」


K 介「いやー、流石はみるく先生だ」


   「大企業と取引しているイラストレーターだけはある」


   「いよっ! アンタが大将!(しんみり)」



みるく「さぁ、というところで」


   「場も温まってきたことだし」



   「大内山家で『ロリばぶ』歌うぞ! お前ら!」



二 人「エーーーーッ!!!!」



―――――――

コメント

―――――――


:最後まで、みるく先生は、みるく先生じゃった


:オチもしっかりもってくる


:K介、あひる、ご愁傷さま……


:このかーちゃんには逆らえないよ


:K介くんは、また黒歴史が増えちゃったね


:これが大内山家 これが大内山みるくや


―――――――



☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆



この後、三人(女二人、男一人)でしっかり歌いましたとさ。

なお、一番いいサビのパートをK介くんが担当したとか。

どこまでも美味しい男よなぁ……。(両手に華なんだからしゃーない)


ということで、あひるのかーちゃん大内山みるくが巻き起こした、『ロリばぶ』センセーションでした。いやぁ、こんなことになったらそりゃ誰でもビビるよね。(汗)

なのに顔色ひとつ変えずに、淡々としているみるくさん。


ほんま、大物やで……!


いつもとはちょっと趣向が違うというか、時系列(作中は2019年頃)を少し崩した内容でしたが、楽しんでいただけたでしょうか。時事ネタも消化していかないと、面白さについていけない。そういう意味で、サクッと進みたい所ですが、本編再開までもうちょっとお待ちください……! という所で、面白かったという方は、高評価・フォロー・応援よろしくお願いいたします!m(__)m

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ