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【二部完結】VTuberなんだけど百合営業することになった。  作者: kattern@GCN文庫さまより5/20新刊発売
番外編 アヒル・ラプソディ ~ママ、どうして……~
255/754

第251話 アヒル・ラプソディ その3

【登場人物】

川崎ばにら  DStars3期生 ゲーム配信が得意

青葉ずんだ  DStars特待生 グループ最恐VTuber

羽曳野あひる DStars2期生 雑談配信が得意

大内山みるく 羽曳野あひるのママ(絵師さん)


【シチュエーション】

あひるのママ(絵師)が電波ソングを歌った。

その公開週のあひるの朝活配信にて……。


◇ ◇ ◇ ◇


あひる「ていうかさ」


   「なんでこんな曲を歌ったのよ、かーちゃん?」


   「ぶっちゃけやりすぎじゃねえ?(困惑)」


みるく「あひる」



   「物事は、やり過ぎくらいが、ちょうどいいのよ?」



   「私もいろんなお仕事させてもらったけれども」


   「安パイで済ませた仕事で評価されたことはないわ」



   「人はいつだって……刺激を求めているのよ!!!!(ドヤ)」



あひる「かーちゃんが言うと、流石に説得力があるわ」


   「けど、あんたイラストレーターでしょ?」



   「評価される必要あります?」



みるく「…………(そっと目を閉じる)」


   「正直、私も、ここまでの反響を呼ぶとは思ってませんでした」



   「やりすぎちゃいました☆(てへぺろ)」



―――――――

コメント

―――――――


:てへぺろで済まそうとするあざとさよ


:けど、それで許せちゃうんだから不思議


:みるくママのそういうノリは好きよ


:マジで、VTuberを本業にすればいいのに


:あくまで本業はイラストレーター、って言い切っちゃうのが熱い


:仕事もきっちりしてるし


:俺もみるくママの担当してるラノベ買ってるわ、おっさんだけど


:画集買っちゃった


:あひるよ、かーちゃんに感謝しろ!


:こんな絡んで遊んでくれるママ、そうそういないんだからな!


:あと、清楚でエッ……なのも


―――――――



みるく「こらこら、娘に悪影響なので」


   「変なこと言うのはやめてくださいねぇ~♪」


あひる「感謝はしてる」


   「けど、時々かーちゃんの暴走についていけない」


みるく「ということであひる?」


   「今度二人で、『ロリばぶ』デュエットしよっか♥」


あひる「断固断る!!!!」


◇ ◇ ◇ ◇


ばにら「いつ見ても、あひる先輩とみるく先生は」


   「安定感のある絡みバニなぁ」


ずんだ「二人ともトークつよつよだからね」


   「親子揃ってここまで喋れるのは、正直頼もしいわ」


   「DStarsの企画配信にも、みるく先生は安心して呼べるし……」


ばにら「けど、ぶっちゃけ、こんな風にママと配信しなくちゃいけないの」


   「キツくないですか……?」


ずんだ「私ならお断りね」


   「うまくやれる自信がないわ」



   「あひるとみるく先生が特殊ってことなのよね……」



ばにら「ですよね」


   「私も、ママと一緒に配信しろって言われたら」


   「絶対に固まっちゃいますよ」



   「あと、ママの歌がバズるとか、勘弁して欲しい(真顔)」



ずんだ「ほんとそれね(真顔)」


   「胃に穴が空いちゃう」



   「お互い、VTuberやってないママで、助かったわね……」



☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆



ママがVTuberをやってるってなかなか少ないですよね。

特にイラストレーターの仕事が忙しいのにやっている方なんか。

みるく先生は、人気イラストレーターなのに、本当によく活動できてるよ。

しかも趣味だと明言してやってるところに、とてつもない凄みを感じる。


そして、ママがVTuberじゃなくて命拾いした二人。

とか言っているとうっかり受肉して……なんて展開もいいかもですね。


さて、そろそろ話の入りはおしまい。『ロリばぶ』が生み出したムーブメントに、VTuberたちが振り回されるフェーズに入っていきます。はたして、被害に遭うのはいったい誰なのか……予想しながらお待ちください! そして、カクヨムコン開催中につき、評価などよろしくお願いいたします!


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