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【二部完結】VTuberなんだけど百合営業することになった。  作者: kattern@GCN文庫さまより5/20新刊発売
番外編 仲良くなりたい 〜全期生対抗 川崎ばにらデート計画〜
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第241話 仲良くなりたい その4

【登場人物】

川崎ばにら  DStars3期生 ゲーム配信が得意

新潟おこめ  DStars零期生 歌ってみた系サイコVTuber

祇園ちまき  DStars1期生 おまつり女

太宰府ゆかり DStars2期生 生意気JKVTuber

津軽りんご  DStars特待生 きまぐれ僕っ娘

Bちゃん   DStars裏方兼事務職員 広報配信を担当 


【シチュエーション】

公式企画(地獄)ばにらに友達を作ろうという試み。


◇ ◇ ◇ ◇


Bちゃ「はい、というわけで」


   「トップバッターはちまきさん」


   「シチュエーションは……スキーに出かけて遭難した」


   「で、仮想デートスタートです!」


ばにら「おい! まじで、こんなイカれた設定でやるバニ!」


   「シチュエーションの時点で配信事故バニですやん!」



   「これ、公式のチャンネルで流すバニでしょ⁉︎」


   「YouTubeさんに垢BANされても、知らないバニですよ!」



Bちゃ「はい、時間ないんでサクサク行きますね〜!」


   「3、2、1……どうぞ!」


ばにら「まじではじめやがった!」


ちまき「ばにら、大丈夫か?」


   「山の天気は変わりやすいって言うが、まさか吹雪になるなんてな」


   「おっ、よかった毛布があるぞ……」


ばにら「切り替えはえーバニですよ」



   「……あ、ホントだー(棒)」


   「けど、一枚しかないバニですね(棒)」



ちまき「あぁ。ちまきは大丈夫だから、ばにらが使えよ」



   「え……一緒に毛布にくるまろうだって⁉︎(迫真)」



ばにら「言ってない! 言ってないバニですよ!」


   「勝手に話を進めないでもろて!」



ちまき「おいおい、ちまきたちはアイドルなんだぜ」


   「こんなところを、ファンのみんなに見られちまったら……!」


   「うん、どうしたばにら、顔が赤いぞ?」



   「……まさか!!!!」



ばにら「だから勝手に話を進めないでもろて!」


   「これ、ばに〜らいる意味ないでしょ!」


   「会話! コミュニケーションして!」



ちまき「さっきから、なんか会話が噛み合わないと思ったら!」


   「お前、すごい熱じゃないか……!」



ばにら「熱のせいにして誤魔化すな!!!!」



ちまき「しょうがない、ここはちまきが」



   「人肌で、ばにらを温めてやるしかないな……!」



   「しゅるしゅる、ふぁさぁ……!(口で言ってる)」



ばにら「やめてやめて! 無理無理無理!」


   「こういう距離の詰められ方が、一番苦手バニですよ!」


ちまき「ばにら、怖がらなくていいんだぜ」


   「ここにはばにらとちまきしかいないんだから……!」


ばにら「全世界に向けて配信中だわ!」


   「自分のチャンネルじゃないからって、無茶苦茶バニよ!」


ちまき「ほら、もっとリラックスして」


   「大丈夫」



   「天井の染みを数えている間に、終わるから、さ……!」



ばにら「ストップ! ストップ! ストップ!」



   「なにしようとしとるんじゃアンタ!」


   「流石にそれはアウトバニでしょ!(ガチギレ)」



Bちゃ「はーい! ばにらさんが怒ったのでここまででーす!w」


   「いやぁ、どうでしたか、ちまきさん? デートの感想は?」


ちまき「あとちょっと、もうちょっとだったんですがね」


   「いやー、手応えはあったんですが……」


ばにら「ないバニ! あってたまるかバニよ!」



ちまき「イヤよイヤよも好きのうち……ってね!」



ばにら「……もう、ちまき先輩には敵わないバニです」


   「どうぞ、好きにしてくれバニ(ゲンナリ)」



☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆


ばにらをギブアップさせる女、祇園ちまきちゃん。

正直、下ネタ系VTuberって難しいですけど、これくらい振り切ってると、もはや笑うしかないですよね。委員長といい彼女といい、DStarsは粒揃いですぜ。。。


いや、アイドルちゃんとしようや。(困惑)


しかし、天井の染みを数えている間に、いったいなにが終わるんですかね。

拙者、純情作家(エッ……なノベライズ三作担当)にござるので、さっぱり分からないです。ニンニン。


さて、次のチャレンジャーは誰か。気になる方は、ぜひぜひ評価・応援・フォローよろしくお願いします!m(__)m

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