第239話 仲良くなりたい その2
【登場人物】
川崎ばにら DStars3期生 ゲーム配信が得意
新潟おこめ DStars零期生 歌ってみた系サイコVTuber
祇園ちまき DStars1期生 おまつり女
太宰府ゆかり DStars2期生 生意気JKVTuber
津軽りんご DStars特待生 きまぐれ僕っ娘
Bちゃん DStars裏方兼事務職員 広報配信を担当
【シチュエーション】
公式企画(地獄)ばにらに友達を作ろうという試み。
◇ ◇ ◇ ◇
Bちゃ「さて、デート企画と申しましたが」
「ぶっちゃけ、我々もこの四人が」
「陰キャのばにらさんとデートできると思っておりません」
ばにら「おい! わざわざ陰キャを前につけなくてもいいバニだろ!」
「ばにらさんでええですバニやろ!」
Bちゃ「ばにらさんの取り扱いは、繊細かつ慎重さを要しますからね」
「運営も……それはもう、いつも泣かされているんですよ」
ばにら「泣きたいのはこっちなんだが!!!!」
Bちゃ「そういう事情もございまして」
「今回、ばにらさんとのデートにのぞむ方々には」
「事前に『ばにらさんをよく知る人物』から」
「アドバイスをいただいております」
「その方々のアドバイスも含めて、企画を楽しんでいただければなと」
ばにら「いやな予感しかしないバニなんですけど」
「ちなみに誰を呼んだバニですか……?」
Bちゃ「それを先に言っちゃったら面白くないでしょ」
「けどまぁ、匂わせくらいは……しても問題ないですかねw」
おこめ「俺はアレだよ、アイツ」
「ばにらと一緒に、配信でガチプロレスしてた奴だよ」
「あばしりふふふ〜(絶妙な誤魔化し)とかいうダチから聞いたぜ」
ばにら「ばに〜らが路線変更する前の相棒じゃないですか」
「おこめちゃん、ガチでこの勝負取りにきてるの?」
「こんなクソ企画で本気出しても、仕方ないバニですよ?」
ちまき「やっぱね、聞くなら三期生だと思うわけよ」
「で、一期生のセクシー担当のちまきでしょ?」
「となったら、三期生のセクシー担当に聞くしかないでしょ?」
ばにら「ちまき先輩違います」
「アイツはセクシー担当じゃなくて、センシティブ担当です(白目)」
ゆかり「ぶっちゃけ、ばにらちゃんに興味なさすぎてw」
「誰と仲良いとかわかんなかったからw」
「ノリで同期に聞いてきましたw」
ばにら「ちょっとは興味をもてや!!!!」
「そういう企画やろがい!!!!」
「仲良くなるんちゃうんか!!!!」
りんご「誰だと思うばにらちゃん?」
「当ててみなよ」
「君ならきっとわかると思うよ」
「だって、僕と君と彼女の仲なんだから……(超絶イケボ)」
ばにら「流石に察しましたけど」
「よく聞きにいけたバニですね、いろんな意味で(白目)」
りんご「ちょっと、お腹にいいのもらっちゃったよね」
「けど、これでもう公認だから……」
「大丈夫やで?(ドヤ)」
ばにら「いや、あっちがよくても、こっちがイヤなんですわ」
「殴られ損で申し訳ないバニですけども!」
りんご「そりゃないバニよ〜!」
Bちゃ「はい」
「だいたい、誰にアドバイスをもらったか」
「察しがついたかと思いますね」
「と、いうわけで、さっそくやってまいりましょう」
「トップバッターは……」
ちまき「はーい!」
「お祭り女の、祇園ちまきがいきまーす!」
「勝って……ばにらの生パンをゲットだぜ!」
ばにら「勝負の趣旨が変わっちまってるバニですよ!」
「あげませんバニですから!」
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
トップバッターはちまきちゃん。そして、気になるアドバイザーは、三期生のセクシー担当(大嘘)のあのお方。はっきり言って、どうなるか作者にも分からない……!
はたしてちまきちゃんは、ばにらの生パンを手に入れられるのか!
次回、奴のアドバイスが炸裂! 彼女が編纂した「川崎ばにらの取説」が火を吹く! もっともばにらを知り尽くしたと豪語する、女の意地とは……! 気になる方は、ぜひぜひ評価・応援・フォローよろしくお願いします!m(__)m




