第229話 絶対に笑ってはいけないDStars学園24時 その2
【登場人物】
トキワいま DStars零期生 事務所発足の切っ掛けになったV
黒門だいあ DStars1期生 大阪系ファンキーVTuber
羽曳野あひる DStars2期生 雑談配信が得意
津軽りんご DStars特待生 きまぐれ僕っ娘
八丈島うみ DStars3期生 センシティブ委員長
Bちゃん DStars裏方兼事務職員 広報配信を担当
網走ゆき DStars零期生 よく炎上する
新潟おこめ DStars零期生 歌ってみた系サイコVTuber
【シチュエーション】
年末特別番組、笑ってはいけない○○パロ。
今回は学園ものとなったのだが――。
◇ ◇ ◇ ◇
Bちゃ「まずは学園長に会っていただきます」
「お忙しい方なので、粗相のないようにお願いしますよ」
あひる「……これは社長が出てくる流れかな?」
だいあ「十中八九そうやろな」
う み「なんだかんだで、こういうネタには協力的ですからね」
りんご「いや、みんな」
「社長が出てくるという結論はまだはやい……」
「よく見るんだ! DStars学園の校章を!」
校 章『雪のマーク』
五 人「あっ……(察し)」
Bちゃ「それでは! ご登場いただきましょう!」
「エリート校長! エリート校長! こちらにどうぞ!」
ゆ き「…………(スーツ姿&付けひげ&ヅラ)」
う み「ブフーッ!!!!」
あひる「ファーッ!!!!」
ナ レ「うみ、あひる、OUT――――!」
~~ VTuber ケツバット中 ~~
Bちゃ「はい、ということでね」
「DStars学園のエリート校長」
「網走ゆき先生です」
「みなさん、拍手!」
五 人(まばらな拍手を送る)
ゆ き「はい、みなさんこんばんうにゅう」
「今日は入学式ということで……」
「え、入学式で合ってますよね?(Bちゃんの方を向く)」
りんご「いや! ちゃんと練習しとけや!w」
あひる「……ぷっ!」
う み「……ぶふっ!」
ナ レ「りんご、あひる、うみ、OUT――――!」
~~ VTuber ケツバット中 ~~
ゆ き「みなさんにはね、ぜひともこの学園で学んで」
「立派なエリートVTuberになっていただきたい」
「そう願っているわけですね……」
りんご「インパクトは強烈だけど、出落ちだったなぁ」
う み「もっとネタ仕込んでくると思ったのに」
だいあ「うん?」
「なんや外が騒がしいで?」
「なんの音や?」
排気音『ブゥウウン!!!! ブルルゥウウン!!!!』
Bちゃ「おぉっと!」
「どうやらDStars学園の問題児が」
「校舎の窓を割りにきたみたいです」
五 人「DStars学園の問題児~ぃ⁉」
???「オラァーッ! 校長ォーッ! 出て来いやぁーッ!」
Bちゃ「みなさん危険です!」
「ゆき校長から離れてください!」
おこめ「おめ~こら! 校長、こるぁ~ッ!」
「いつもいつもヘタクソな歌を配信で流しやがって~ッ!」
「もう、俺の曲っていうか、お前の曲じゃねえかぁ~ッ!」
Bちゃ「なんということでしょう」
「校長にオリジナルソングを歌われすぎて」
「荒んでしまった、新潟おこめさんです!」
あひる「ブフーッ!!!!」
う み「たしかに! ゆきち、よく歌ってるけれど!w」
「おこめちゃんの曲、歌ってるけれども!w」
ナ レ「あひる、うみ、OUT――――!」
~~ VTuber ケツバット中 ~~
ゆ き「おこめちゃん! なんだねその格好は!」
「そんな、昭和のスケバンみたいな3D衣装!」
「よくこの年末に用意できたね!」
おこめ「社長がなぁ! カチコミに行くって言ったら用意してくれたわ!」
「それよりよぉ、網走ゆきぃ~!」
「おめぇ、俺のオリジナル曲、勝手に歌ってるみたいだなぁ~?」
「いったい、誰の許可を得て、そんなことしてるんだァ?」
「えぇ、コラ?」
ゆ き「そ、そんな」
「そこまで怒らなくても、いいじゃないですか」
「おこめちゃんの宣伝にもなってるわけですから(オドオド)」
おこめ「おめえみてえなヘタクソに歌われても」
「営業妨害なんだよ!!!!」
「ほら、ちょっと歌ってみろ!」
「こいつらに聞かせてやれ!」
ゆ き「…………スゥ(真顔)」
「どぅあってぇあてゃしりゅ~せぇい~(絶妙な音痴)」
全 員「だっはっはっはっは!wwww」
ナ レ「全員、OUT――――!」
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
一番手で乗り込んできたのはエリートVTuber。
そして、そのそいつに臆せずモノを申せる、ヤンキー歌姫VTuber。
初手から容赦のない罵り合いに、メンバーさっそくノックアウトです。
なお、ゆきちゃんとおこめちゃんは仲良し♥
ビジネスで仕方なくギスってるだけだから♥
安心してね♥(by 新潟おこめ)
ちょいちょい言及されてる百合営業ユニット『ゆきおこめ』。しかし、こんな感じで本当に大丈夫なのか――心配になった方は、ぜひぜひ評価・フォローなどよろしくお願いいたします! m(__)m




